【好き嫌いが多い子に…】「ちゃんとたべなさい」

久しぶりに幼児や低学年への読み聞かせにおすすめの絵本を紹介します。

「ちゃんとたべなさい」というタイトルから、好き嫌いをしているお子さんに読んであげるとよさそうですよね?
確かに、嫌いなものがあるお子さんには特におすすめしたい絵本なのですが、読んでみると予想に反して、「好き嫌いをなくそう」的な本ではなく、これを読んでも好き嫌いが治りそうもない?感じのお話でした…(笑) 

でも、このお話とても楽しいんです。嫌いなおまめを全く食べようとしない女の子と、何としても食べさせたいお母さんの会話が続いていくのですが、その会話がおもしろくて、読み聞かせをすると子どもたちからは「えーーーっ」とか「なんでーー」という声が上がったりしてたいてい盛り上がります。

「おまめをたべたら、アイスクリームを48こあげるし
まよなかまでおきていていいし、
ずっとおふろにはいらなくていいし、
じてんしゃ2だいと、
ぞうのあかちゃんをかってあげるから」

「ちゃんとたべなさい」より

お母さん、娘がおまめをたべるのなら…といろんな条件を出してきます。ぞうのあかちゃんもすごいけれど、その後まだまだエスカレートしていきます。
それでも「おまめ、だいきらい」と、決しておまめを食べようとしない女の子が、最後におまめを食べるための条件を出すのですが、それが「そうくるか!!」と唸ってしまうようなセリフなんです。お母さん、それを聞いて泣きそうになってしまいます。それはなぜなのかは、実際に絵本を手に取って読んでほしいなと思います。
最終的に、女の子はおまめを食べるのか…。乞うご期待!


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