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皆さまの「余白」になるための新たな挑戦と、お願い。【事務所、チョキペタス常設スペース(短期•長期)募集】


「モノづくりができないからこそ、できることがある。そんな皆さまの余白のような存在になりたい。」

そんなオモイを掲げスタートした「未来をつくる部」も開設から約2年が経過しました。このオモイはあったものの、スタート当初は絵に描いた餅のような状態だったと思います。

正直にお話をすると「僕たち卸が新しい価値提供なんてどうしていいかわからないな…。」とか「自分たちにできることなんてあるのかな…。」「歴史はあるのだけど…。」とか、とても卑屈だったし、どうしていいか分かりませんでした。

供給側のあらゆるメーカーさんと、B=Cの接点をもっている企業さんや、コンテンツを生んでいる企業さんの間に挟まれて、どうしたって紙の卸というのは立ち位置が弱くなりがちです。(あくまでも僕が弊社に対して感じている主観なので、違った会社さんも沢山あると思います。)もちろん僕たちの努力が足りないという部分が十二分にあるのが前提です。

実際、未来をつくる部の活動を通しても「中庄さんは何ができるの?」とか「中庄さんにはどんなメリットがあるんですか?」とかけっこう言われたりします。僕も人間なのでそんなときはけっこう凹みます。笑

でも、その都度当初のオモイに立ち返って、「皆さまの余白になりたい。」ってどいうことだろうと何度も何度も考え、ようやく少しづつその本質がカタチになってきたようにも感じます。

弊社として、今まで繋がることのできない多くの方とつながることができ、話をして、色んな事を考えて、一緒に新しい挑戦を行えることが何よりの宝物です。

239年間、日本橋の地で商いを続けてきた会社として、創業当時の創業者のオモイは分からないけど、「信は万事の元と為す」という社是だけは今もなお受け継いで残っています。根幹は人と人とのつながりの中にある信頼関係が何よりも大切だということ。

4代目中村庄八が残した記録。


僕は中庄の会社員として過ごした約10年間、自分が働いているこの街に、何かをしていきたいなんて思いもしませんでしたし、そんなこと考えたこともありませんでした。

ですが、昨年よりアトリエヤマダさんとはじめた「紙の遊園地プロジェクト」がきっかけとなり、日本橋で働くさまざまな方とお話をすることができました。

皆さまからの「知ってるよー。」「中庄さんだよね!」「歴史があるからね!」という温かいお言葉に、会社員としてこの会社に所属していることが誇らしいような、今までの自分がなんだか恥ずかしくなるような、そんな気持ちになりました。

また、多くのモノづくり企業さんや作家さん、アーティストさんにも興味を持っていただけるようにもなりました。

そんな応援してくれるあらゆる方々に日々勇気づけられ、今回もっとワクワクを育めるような新たな「余白」づくりに挑戦しようと決めました!!

そして、ここからが本題。
毎度前半が長くてすみません…。

「日本橋の地に新たな発信地となる創造拠点をつくる!」

モノづくりができないからこそ、皆様の余白となりできることがあると考え、全国各地で絵の具や身近な素材を使用しワクワクをカタチしてきたアトリエヤマダとのコラボレーションによって、この東京日本橋の地に新しい創造拠点となる発信地をつくるプロジェクト「紙の遊園地」。

モノや人、いろいろな素材が集まり高めあえるような、そんな場所。素材とはもともと無目的な存在であり、使う人それぞれがそれぞれのオモイを込めて価値を作るもの。紙もそんな素材の一つ。

あらゆる方々と一緒になって紙の価値を再考し、未来への新たな可能性を育んでいきたい。

皆さんの「ワクワクをカタチに!」していきます。
左:中庄刑部 右:アトリエヤマダ山田

そんなオモイを掲げ、中庄ビルを拠点に始まった紙の遊園地プロジェクトは、こどもたち、作家、アーティスト、さまざまな企業を巻き込み新たなコミュニティを育むプロジェクトになっています。

関わる全ての方が新たな発想を気軽に具現化し、発信しあえるコミュニティとなり、創造の連鎖を生みつづけます。

紙の遊園地から生まれたさまざまなコンテンツを、日本橋の地域の方々や企業さんはもちろん、さまざまな地域にも拡張していき、全国各地をサーカス団のように盛り上げていけるような存在になりたい。

そして今回決めた新たな挑戦、、、
紙の遊園地最大のワクワク発信企画である
「カタチを目指さない図工室chokipetasu(チョキぺタス)」の常設場所を募集します!!

カタチを目指さない図工室「chokipetasu」
中庄本社ビル


chokipetasuは紙屋中庄が取り揃えた豊富な紙、カラフルで楽しい道具、企業からご提供いただいた珍しい端材で、みんなで一緒に図工・創作を楽しむことができる空間です。

すぐに答えが見つかる現代だからこそ、紙を切ったり(choki)、はったり(peta)、そこから始まる無限の可能性(tasu"+")を引き出す場所づくりを目指しています。


2021年4月より毎月1回、中庄本社ビルショールームで始めたワークショップですが、出張実績なども少しずつ増えていっている状況です。

亀戸文化センター
ららぽーと豊洲
広島住宅展示場「ASTA」
浅草ROX
大阪中之島リバーフェスタ2022
●2021年6月亀戸文化センター(約50名来場/1日)
●2021年10月馬喰町問屋街イベントいっぴんいちに参加(約80名来場/2日)
●2021年10月ららぽーと豊洲(約140名来場/1日)
●2021年11月中庄本社ビルにて紙の遊園地イベント開催(約400名来場/3日)
●2022年2月広島の住宅展示場「ASTA」(約100名来場/2日)
●2022年3月浅草ROX(約200名来場/4日)
●2022年4月~7月上智大学のゼミ企画「SOTOBORI PROJECT」へ中庄/紙の遊園地チームが参画。
●2022年5月大阪・中之島リバーフェスタ2022(100名以上/1日) 
※その他にも、某出版会社さんへのイベント出張、某文学館への出張などが決まっています。

●端材協力いただいている企業様
北星鉛筆(株)、(株)泰清紙器製作所、(有)柴又紙工、(株)坪野谷紙業、(株)加藤文明社、小松和テキスタイル(株)、埼玉ゴム工業(株)、望月紙加工(株)、イワコーグローバル(株)、マルニ(株)、(株)土田化学、ザオー工業(株) ※順不同

テーマを決めないからこそ、こどもたちの「何つくろう?!」「こんな素材もあるんだ?!」「これ何だろう?!」という自由な発想が芽生え、手を動かしてみることから始まるワクワクを生み出していきます。

そこから生まれる独特の空気感が、なんとも言えない心地よいチョキぺタス空間を作り上げていきます。その場所にはその場所の良さがあり、微妙に異なる空気感が、その場所特有のワクワクを育むエッセンスとなります。

その目に見えない特有のエッセンスとチョキぺタスがコラボすることで、こどもたちの更なるワクワクが生まれていきます。


毎度毎度、長々と書いてしまい大変恐縮ですが、最後までお読みいただき有難うございました。

もしご興味御座いましたら、下記までご連絡下さい。皆さまからのご連絡をお待ちしております。

一緒に「ワクワクをカタチに!」していけたら嬉しいです!!

●常設要望詳細

〈希望スペース〉5m×8m以上
※ワークショップ、事務所スペースとして活用

〈期間)1年~
〈地域〉関東周辺

〈場所候補〉
美術館、科学館、文学館、社会科見学スポット、お菓子屋、おもちゃ屋、ホテル、カフェ、活用できていなくて困っているような事務所、売り場スペースなど。※お気軽なご相談大歓迎。

〈できること〉
チョキペタスを中心とした親子の楽しめるワークショップを定期的に開催。ワクワクの空間づくりを行い、その場所にコミュニティを継続的に作ります。


<お問い合わせ>

中庄株式会社 刑部渉(ぎょうぶ わたる) 
Mail:gyobu@nakasho.com
電話:090‐8508‐9985

◯中庄株式会社
天明三年(1783年)から続く、東京日本橋の紙屋。創業以来「信は万事の本と為す」という社是を掲げ、長きに亘り紙の卸しを行ってきた。2019年より「中庄の未来をつくる部」を開設し、紙の可能性を模索している。
https://nakasho.com/

チョキペタスWEBサイト
http://chokipetasu.com

◯アトリエヤマダ
「ワクワクをカタチに」をテーマに様々なアートプロジェクトを展開。絵の具とダンボール素材を使った巨大絵本ワークショップ、地域の自治体と連携したアートイベントのプロデュース、テレビドラマへの美術提供など、その活動は多岐に渡る
https://yamaryu-art.com/

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