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情況への発言

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その時々の政治に対して、ステートメントや提言などを発信していきます。
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#政治

闘う姿勢――果たして立憲の票は維新に奪われたか?

 先に公開した立憲民主党の記事「第26回参院選(2022年)立憲民主党――支持されるとはどうい…

補選について少々

 大した内容ではないのですが、4月23日に行われた衆参補選について少しだけ書きます。  4月…

国葬は野党に何をつきつけているのか

 9月27日に実施が計画されている安倍元首相の国葬について、野党はその法的根拠の欠如を指摘…

強行採決を止めるには?――議席バランスのはなし

 これまで与党はたびたび国会の場で強引な採決を行ってきました。2013年の特定秘密保護法、20…

比のゆくえ――憲法記念日によせて

「ロシアのウクライナ侵略によって安全保障環境が変わった」「各国もこぞって軍事費の増額を図…

野党は野党としてふるまうことを放棄するな

「野党は批判ばかり」「野党は反対ばかり」ということが去年から盛んに叫ばれています。こうし…

今の野党共闘は果たして〈共闘〉の名に値するか?

 11月16日に発表した先の記事(野党共闘は失敗か?)では、小選挙区での候補者の一本化という点に限って野党共闘の検証を行い、有効であると評価してきました。それは一つの結論ではあったものの、より広く野党の連携という意味で考えていくならば、まだまだ欠落が多いと言わざるを得ません。  野党共闘の分析については、もともと長い時間をかけて様々な角度から行うことが望ましいと考えていました。しかし11月9日、選挙前の議席を確保できなかった点について科学的な検証を行うことが立憲民主党の両院

未来はまだ変えられる――野党はコロナが照らし出した日本の根本問題と向き合え

 総裁選にともなって自民党の支持率が上昇を始めました。新政権が発足すれば内閣支持率もまた…

少年少女の人権はいかにして守られるか――立憲民主党・性犯罪刑法改正ワーキングチー…

 立憲民主党の性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム、およびその周辺における一連の問題に…

立憲民主党は事実関係の解明を――本多議員をめぐる一連の問題について

 性犯罪刑法改正の議論の場で本多平直氏が行ったとされる不適切発言については、下記の報告書…

元気をだして

「自分が何かを言ったところで社会は変えられない」  そういった気持ちは、この日本社会に生…

これは政治的事件である――立憲民主党の本多議員をめぐる調査報告書の問題について

 性犯罪刑法改正の議論の場で本多平直氏が行ったとされる不適切発言に関して、7月12日、立憲…

人口崩壊の全貌――今後、日本の少子高齢化は別次元の恐ろしい姿をとる

 人口減少は日本から漠然と人が減っていき、労働力が失われていくこと。少子高齢化は子供が減…

おかしな議論を見抜く鍵

 いくつかの有利な現象をとりあげて、あたかもそれが物事の本質であるかのように主張する議論を見ることがあるので、現象と本質について書くことにしました。一言で表現するのなら「ということがある」のが現象で、「そのためにこそ」が本質です。  ひとつ自衛隊の必要性を例にあげて説明してみましょう。新聞やテレビを見ていると、大きな災害の時に自衛隊が出動し、救助や復興のために活躍するシーンに出くわすことがあります。市民を守り、命を救っているのですから、これは言うまでもなく素晴らしい活動です