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学生の挑戦心レポ⑤  ~インターンシップの出会いはあったかい☆彡~

今回の「学生の挑戦心レポ」は、2019年春と2020年の夏の2回、秋田県雄勝郡羽後町でインターンシップをした、佐伯奏美さんです。
2020年1月から1年間の海外(ノルウェー)留学をおこなっている中、インタビューに答えてくれました。
佐伯さんが参加したインターンシップは、2回とも期間は1週間、そして2回のインターンシップ先は、会社は違うがグループ企業といったインターンシップ。その経験を話してくれました。

佐伯さんが取り組んだインターンシッププロジェクトの詳しい内容は以下リンクから

1回目のインターンシップ先 農業組合法人こまち野→コチラから
2回目のインターンシップ先 株式会社小野建設→コチラから 

インタビューを担当してくれたのは、当法人に2020年3月8日~14日にインターンシップしてくれた、石井李佳さんです。
二人は同じ大学に通う同学年で部活も同じといった友達同士。
友達だからこそ話した内容は?
気になるインタビュー記事は以下から

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石井)久しぶりだねー!
では、インタビューしていきますね!

佐伯)よろしくお願いします!

ゴンちゃん李佳ちゃん

石井)では最初に、インターンシップに挑戦しようと思ったきかっけは何だったの?

佐伯)とりあえず、社会経験が必要だと感じていたのね。
アルバイトも長期休み期間でしかしたことがなかったので「働く人ってどういうことをしてるんだろう」とか、「いろんな職種をみたい」と思っていたし「そこで働く人はどういう風なモチベーションを持っているのか」っていうのを実際にインターンシップなどで企業に行って知りたいと思っていたの。

石井)参加したインターンシッププロジェクトを選んだ理由って何だったの?

佐伯)最初のインターンシップの時、理由が3つある。私たちが通う国際教養大学は閉鎖的な場所に位置してるよね。だからわたし秋田の地元の人と触れ合う機会が少なかったの。自分から一歩踏み出して秋田のローカルな人と出会いたかったというのがまず1つ目の理由。
2つ目は、高校生の時にフィリピンの農家さんのところにフィールドワークに行ったのね。その農家さんの生活がより豊かになるように自分たちでビジネスプランを考案する経験をしてて、実は農家にも興味があったの。
3つ目に、1年生の春休みは一ヶ月間住込みのアルバイトが決まっていたのね。なので、その期間の前にできる1週間程度のインターンシップを探していて、インターン先の実施時期が探していた期間とピッタリ合っていたから。

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石井)インターンシップに挑戦するにあたり何か不安はあった?また、その不安ってどのように解消された?

佐伯)これも3つあった。1つ目は、違う地域に飛び込む不安。インターンする羽後町には行ったことあったけど、一週間そこで暮らしてその土地に馴染めるかという不安。
2つ目は、インターン先のみなさんに溶け込めるか。
3つ目は、果たしてわたしがインターンに参加して企業が実施するインターンシッププロジェクトの成果が出せるか。また、わたしがどこまでやれるか。

石井)3つの不安は、どのように解消された?

佐伯)1つ目の不安はすぐになくなった。期間中は農家民宿に宿泊してて、そこの家族がすごくいい人だったので、知らない土地でもすぐに馴染めたの。
2つ目の不安は、経営者さんと従業員の方々とでインターンシップ内容の情報共有ができていない部分があり、「的中してしまった…」と感じたのね。でも、その部分をインターンシップコーディネーターさんに相談したらすぐに解消してくれました。

石井)3つ目は?

佐伯)この部分は、もはや不安ではなく課題だったと感じてる。インターンシップ期間中は、自分として精一杯やったつもりだったんだけど終わってみて反省すると、「まだ、できたことあるんじゃない?」といったところが多々あるの。「あの時間こういう使い方ができてれば…」といったことを踏まえて2回目のインターンに臨んだのね。でも、終わってみるとまた「まだやれたことがあったんじゃないか?」と感じるの。なのでこの部分は毎回の不安だし課題です。わたしにとっては…

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石井)インターンシップ参加前に、自分の性格やスキルとか、どの部分がインターンシップ先に貢献できると思ってた?

佐伯)んー。パっと言えるは「コミュニケーション力?」「やりたいと思ったらやろうとする」ところかな?
自分で言ってってちょっと恥ずかしいけど、わたしは、「やろうと決めたら最後までやる」といった意識はある方だと思う。そんなところかな。

石井)インターンシップをやるって決めた時、その期間にやろうと考えててあきらめっちゃったことはあった?

佐伯)なんだろー?
家族と会う時間かな?でも、インターンシップがやりたいことそのものだったので、何か別のモノを犠牲にするとかあきらめたことはなかった。

石井)参加したインターンシップが2回とも1週間だったんだよね。振り返ってみて、その期間は最適だったと思う?

佐伯)当時は、「長期は無理」と思ってたのね。なので1週間とか2週間がわたしには合ってたのかな。
2回目のインターンシップの時は、2週間ほど羽後町に滞在し、内1週間をインターンシップしてたの。滞在した宿泊先では、1ヶ月のインターンに取り組んでる学生と一緒で、見てて長いと思ったの。
インターンシップは、1週間・1か月と期間が違うと求められる成果も違ってくるし、単純に1ヶ月間あるから時間的にラクとかではなくて、期間が長いからこそ、やる業務も、できることも、自分で考えることも多くなって、その長さからそれをたまに見失いがちになると思うのね。1週間くらいの短期で、やるべきことやゴールが見えやすい方が、わたしはやりやすいかな。

石井)大学生活でインターンシップへ参加するおススメの時期ってある?

佐伯)いつでもいいと思うし、インターンシップをする目的によるかな。
わたしが参加したような実践的なインターンシップなら学生生活の早い時期でやったほうがいいと思う。就活とかの時期で、会社を見に行ってどんなものか知るといったインターンとは違うのね。3年生4年生とかで、なんでもいいからインターンシップをしようっていう気持ちでは実践型には通用しないと思う。

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石井)インターンシップ参加前にインターンシップに期待したことと、実際に現地に行ってインターンシップをおこなう中で感じたギャップとかある?

佐伯)あまりギャップはなかったかな。しいていうなら、1回目のインターンシップの経営者と従業員の情報共有が…ってところかな

石井)参加したインターンシップやプロジェクトで、どんな部分にやりがいや達成感、満足感などを感じましたか?

佐伯)インターンシップに行くと、見るモノ全部が新しいから、自分が期待するというよりも、逆に期待されてるから馴染もうとするっていうのが強かった。期待するより、期待されてる責任感とかの方が強かったかな。

石井)実際に期待されてるって感じた?

佐伯)それはすごく感じたよー。経営者さんに実際に会って「直々によろしくね!」とか言われることは普段にないわけだから。

石井)やりがいとか満足感は?

佐伯)インターンシップをやってる間は一生懸命で、終わった後に経営者さんや従業員の方々が喜んでくれているのを見て、自分がやったことで人が喜んでくれるのが嬉しいなというやりがいが初めて出てくる。
インターンシップ期間中は、やりがいというより、ひたすら何が出来るかを悩んでる時期なのかな。

石井)インターンシップ期間中や終了後に気づいた企業側の変化はありますか?

佐伯)自分の成果や提案を自社に反映してくれようとする姿勢がとてもうれしいなと感じました。
最初のインターン先に2回目の時に訪問したら、自分の提案を反映してくれてたりしてて、すごい嬉しくたったし、誇らしくなった。
2回目のインターンでは、ポスターを作ったのね。それが社屋に貼られてるのをコーディネーターさんが教えてくれてすごく嬉しいと感たし。
わたしの前に来たインターン生の成果も実際に会社で活用しているのを見たりして、インターン生がやったことをすごく反映するとか、本気でインターン生を雇ってくれている会社なんだと思った。

石井)それ、めちゃくちゃ嬉しいよね。
インターンシップ期間中やインターンシップ後で、自分の変化や成長を感じられた?

佐伯)わたし、ホントにスケジュール立てる能力がないの…

石井)えぇー!そうなの!

佐伯)最初のインターンの時は今よりもっとなくて、振り返ってみて「あれもやれた。これもやれた。」となるのは自分のスケジュール力不足。先を見通す力が無くて…
逆算してスケジュールを組むのが下手だったのね。でも、2回目にしたときは少し上手くできたのかなと感じてます。

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石井)じゃあ、インターンシップの経験が、その後の学生生活など役にたったことはある

佐伯)学際の時に役だった!下の部員をまとめないといけない結構大変なポジションを任されて、自分でスケジュールを立てて、先を見通してみんなに伝えるといった具体的場面で役立った。
あと、2回目のインターンの時、自分のインターン終了後に他のインターン生の相談に対しスケジュールを逆算して「この時期までに、これをやったら」といったアドバイスができたかな。

石井)もう一度、インターンシップをやるとしたらどんな経験をしたいとか、インターンシップのほかに経験したいって思うことはある?

佐伯)今、得たいチカラは、留学中ということもあって英語力なんだけどね。
わたしスケジュールを立てるものだけど、目標を立てるのも苦手なのね。だから、1ヶ月のインターンシップをしてこないでいたの。今は、自由にやらしてもらえる環境を与えられた中で自分がどういう目標を立ててそれを達成できるかといったことをやってみたい。
具体的な何かのチカラではなく、1ヶ月とか長期のインターンで得れる経験。

石井)自由にやらせてってことだけど、建付けが無いインターンでシップ?

佐伯)それはある程度あってほしい(笑)。けど、1週間のインターンを振り返って、「あの時もっとできた」とかの想いがあり、学生生活に戻り次の目標を作ってといったことになる中、今後、1ヶ月のインターンシップをやって終わったあとに、今まで以上の目標が立てれるのかもしれないと思ってる。
またインターンシップするなら、期待されてる成果を上回った成果をだせるチカラを身に着けたい。

石井)まだインターンシップをしたことのない学生にお勧めしたいインターンシップはありますか?

佐伯)期間や内容は人によって違うと思う。でも、インターンシップをするなら実践型の方がいいと思う!

石井)国際教養大学の場合は、インターンで海外とかあるけど、大学の近くの地域でやるインターンシップと海外とか遠方の地域へ行ってやるインターンシップの魅力の違いは何だと思う?

佐伯)大学の近くの地域でするインターンは会いたいときにまた会えるとこ!
企業やコーディネーターさんとか地域で仲良くなった人が、ごはんに連れて行ってくれたりとかある。わたしは繋がりを大事にしたいほうなんで、一回やったら「はい!さよなら」っていうのではなく、インターンシップ後も「元気でしたか?」「今こういうことやってます」とか、終わった後の繋がりを大切にしたい。

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石井)アルバイトで働くこととインターンシップで働くことの違いは何だと思いますか。

佐伯)求められるものが違う!
アルバイトは所詮アルバイト。「これならできるだろう」といった業務を役割とされる。アルバイトだから全然それでいいんだけど、求められていることがそれほど高くない。

実践型のインターンは、その企業の社員のように成果求められる。企業がやりたいって思ってることに対して組まれてるプロジェクトなので出すべき成果でその後が左右される場合もある。だから一生懸命取り組めるし、終わった後のやりがいとかになると思うの。

石井)インターンシップって自分にとってどんなもの?

佐伯)一番に思い浮かぶのは「出会いの場所」
初めてインターンをする時はたくさん出会いがあるんだけど、わたしは2回目の時も更に出会いがあったの。その出会いはインターンしたからだと思う。ただ、インターンを仕事としてするだけじゃなく、わたしはそれが出会い場だと思います。

もっとよく考えたら、違う言い方があるかもしれないけど、「出会いの場所!」

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佐伯さん留学中で多忙のところインタビューに対応してくれてありがとうございました。

外から来る人と地域との繋がりにも人が介在しています。インターンシップは人と人の繋がりを生むといった側面もあり、参加した学生、実施した企業どこを大切にするかはそれぞれですが、多様な要素を含んでいるといったことは確かです。

出会いを大切にしている佐伯さん、留学前は旅立ちの報告をするため、わざわざ地域を訪問してくれました!

今後の活躍を期待しています!

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