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今シーズンのミニトマトの生育状況 (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。トマトの生長スピードは温度に大きな影響を受けます。なんどか記事にも書いていますが、1日の平均温度の累積である積算温度を見ていけば、いつぐらいに開花して、いつぐらいに結実し、いつぐらいに収穫が開始できるか、、というのが計算で予測できます。

品種によっても違いがありますが、
一般にトマトの1段目の花が咲いてから、2段目の花が咲くまでがだいたい210℃・dといわれています。仮に平均温度が20℃だとすると1段目の花が咲いてから2段目の花が咲くまで10.5日ということになります。同じく2段目の花が咲いてから3段目の花が咲くまでも基本的には210℃・dといわれています。 

次に花が咲いてからその房の実が赤くなり始めるまでが約1000℃・dです。
1つの房には数個の実がなりますので、例えば中玉トマトのフルティカだと1房に8個くらい実をつけますが、
そのうち1つ目が赤くなり収穫できるようになるのに約1000℃・dかかるということです。
そしてその房の実が順番に赤くなっていき、最後の1つが赤くなるまでが、1つ目の実が赤くなってから420℃・dかかります。

8/11に定植したミニトマト。暑い日が続いているので1日の平均温度も高くなっており、想定していたより早く花の展開が進んでいます。
下のグラフは開花実績ですが、想定していた日より3~4日早く花が展開しています。

事前に積算温度で開花や収穫時期を計算しておき、実際にどのようになるかを観察するのは実に面白いです。

そして開花や結実、収穫が計画通りに進まなかった場合、どういった原因がるのかを推察し、栽培計画の軌道修正を進めていくようにしています。実に面白いです。ぜひチャレンジしてくださいね!


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