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詳細 トマトの積算温度! (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。
過去にもなんどか植物の生長にとっての大事な要素として温度を取り上げ「積算温度」について書いてきたと思います。
今日はトマトの積算温度についてもう少し詳しく述べたいと思います。

トマトは研究が進んでいますので積算温度もすごく把握されています。
トマトの1段目の花が咲いてから、2段目の花が咲くまでがだいたい210℃・dといわれています。仮に平均温度が20℃だとすると1段目の花が咲いてから2段目の花が咲くまで10.5日ということになります。同じく2段目の花が咲いてから3段目の花が咲くまでも基本的には210℃・dといわれています。

次に花が咲いてからその房の実が赤くなり始めるまでが約1000℃・dです。1つの房には数個の実がなりますので、例えば中玉トマトのフルティカだと1房に8個くらい実をつけますが、そのうち1つ目が赤くなり収穫できるようになるのに約1000℃・dかかるということです。そしてその房の実が順番に赤くなっていき、最後の1つが赤くなるまでが、1つ目の実が赤くなってから420℃・dかかります。

ここまでわかっているので、トマトの生長スピードに関してはほぼ計算でできてしまうということです。つまり数か月後トマトの樹がどのような姿になっているかまでわかってしまうのです。

もちろん、温度以外にも生長に関する要素があり、その影響を受けますので、積算温度だけを見ていればよいというわけではありませんが、積算温度でしっかりとシュミレーションすれば、生育のスケジュールや農園運営のスケジュールを立てることができます。
そうすることで農園の運営の効率化を図ることができます。

積算温度をもとに収量予測、栽培スケジュールを立ててみてください。

【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL:t.ogawa19720117@gmail.com

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