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農業初心者向け 直売所で販売するコツ!⑥ ~自分だけ売れる残るのは理由がある~

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。前回に引き続き、”農業初心者向け 直売所で販売するコツ!”シリーズの6回目です。やはり売れるものには理由があります。売れないものもまた然り。売れる、売れないはちょっとした気遣いにあることが多いですが、生産者の多くは農産物の栽培には非常に気を配る方が多いですが、消費者の購入動機までにはあまり気を配られていない方が多いように思います。

直売所のお客様の中には生産者の名前を挙げて商品の有無や置き場所を尋ねる人がいます。以前に買った野菜がとても美味しくファンになったのですね。一方で、ある生産者の野菜は決して買わないお客様がいます。その生産者は購入を拒否されているのですが、なぜ拒否されるのかと言うと、前に買った野菜が美味しくなかったり、傷んでいたりしたに違いありません。
こんな悪いものを売る人の野菜は二度と買いたくないと思うのは当然のことです。自分の農産物がよく売れる残る人は思い当たることはないでしょうか?

イチゴを甘くないと分かっていながら出荷したことはないでしょうか?
傷のあるナスをこれぐらいは大丈夫と考えて袋に詰め込んだことはないでしょうか?虫食いのある小松菜に気づいていながら出したことはないでしょうか?
お客様は購入して持って帰ったモノが傷んでいたりすると、実際の損失以上に悔しさがあるものです。悔しさから出品者(生産者)の名前を確認して覚えて、今後は買わないようにします。
一度 離れたお客様の信頼はもう取り戻せないかもしれません。ですから同じようなことを続けていたらドンドンお客様は減っていってしまいます。

大切なのはお客様との信頼関係です。

そのようなことをしたことがある方は、今後、品質管理に徹底して取り組み時間をかけて信頼を取り戻すしかありません。品質に対する自分の基準を引き上げて、出荷するかどうか迷うような野菜は絶対に売らないようにしましょう。迷うということはその野菜に何らかの欠陥を認めているからです。名前を付けて販売することは生産者の信用も同時に売っていることと同じことなのです。

そのことを、今一度、強く胸に刻んで欲しいと思います

逆に信頼されファンになってもらえれば自然と売れていくものです。


【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com

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