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#農業ハウス
農業ハウスを建設する際に⑲ ~補講:ヒートポンプエアコン~
以前掲載しました「農業ハウスを建設する際に⑧ ~ハウス設備仕様を決める(暖房機)~」ではヒートポンプエアコンについてはあっさりとしか触れませんでしたので、ヒートポンプエアコンについて述べていきたいと思います。(前回の記事はこちら↓)
ヒートポンプエアコンは化石燃料を使わないのでCO2の排出量は少なくSDGsの観点から今後より一層の普及が見込まれます。また電気で動くので化石燃料と比較して電気単価は
農業ハウスを建設する際に⑱ ~一括発注と分離発注~
前回までに予算金額と見積金額を比較し、ハウス・設備の仕様の見直しなどを何度も繰り返してしっかりと予算内におさえることが事業を成り立たせるために重要だという話をいたしました。この予算金額VS見積金額の部分は農業ハウスを建設する際に最もパワーのいる仕事の一つです。
ここを乗り越えるといよいよハウス建設工事の発注です。
農業用ハウスを建設する際、一般的にはハウスメーカーに発注しハウスメーカーが元請けと
農業ハウスを建設する際に⑰ ~資金調達~
さて今回はかなり視点を変えて「資金調達」のお話をしたいと思います。
手元にお金がたくさんあり、すべて自前でできるのであればすごく楽なのですが、ハウスの建設となると必要となる資金も非常に大きくなりますので、ほとんどの方はなにがしかの資金調達を考える必要があります。
そこで資金調達方法ですが、下記の3つに分類できます。
① 補助金・助成金 (国や自治体など)
② 金融機関からの借り入れ (金融機関)
農業ハウスを建設する際に⑯ ~予算VS見積り~
前回はハウスメーカーへの見積依頼について述べました。見積を依頼するとハウスメーカーは耐環境性などを考えながら構造計算を行い、ハウスの基本設計を行います。またハウスメーカーは自社製品以外のものについては元請けとして各設備メーカーに見積を依頼します。他の設備メーカーも単に見積金額を出すだけでなく、ハウスメーカーから提供された仕様書や設計に基づき、適切な設備を選びます。例えば、暖房機の場合、ハウス建設予
もっとみる農業ハウスを建設する際に⑮ ~ハウス建設プロセス・見積依頼~
前回まででハウス設備の仕様を決めるというテーマは一通り見てきました。
ハウス設備の仕様を決める際の考え方やポイントについて理解いただけたかと思います。
今までのハウスの設備仕様を考えるフェーズはこれからハウスを建設しようと考えている方であれば非常にワクワクする部分だったと思いますが、これからは外部の業者との折衝やお金の話になってきます。あまり面白くないかもしれませんが非常に大事な部分となりますの
農業ハウスを建設する際に⑭ ~ハウス設備の仕様を決める(環境制御) ~
今回は環境制御システムについてお話いたします。
ハウス栽培の環境を作るための頭脳である環境制御システム。環境制御システムってハウス栽培していると1つの醍醐味ですよね。
環境制御システムの効果、選び方、使いこなしについて述べてみました。
<環境制御システムの導入の効果>
環境制御導入効果としては以下の3点があげられます。
「環境制御」とは、作物の栽培にとって重要な「光」・「温度」・「湿度」・「C
農業ハウスを建設する際に⑬ ~ハウス設備の仕様を決める (クーリング(冷房))補足~
前回はハウス栽培でのクーリング(冷房)についてお話させていただきました。その中で、クーリング(冷房)にもいろいろありますが、私がお勧めするのはミストシステムです、、ということを述べさせていただきました。
詳しくはこちら ↓
https://note.com/mirainoagri2021/n/nc6e67ff7091e
今回はその補足として、温度を下げるといってもどのような考え方が大事かという
農業ハウスを建設する際に⑫ ~ハウス設備の仕様を決める(クーリング(冷房))~
今日は農業ハウスにクーリング(冷房)システムにお話をさせていただきます。
(この寒い時期にクーリング(冷房)システムの話をするのもなんだかなあ・・と思いますが)
日本の夏はドンドン暑くなっております。とりわけ農業のハウスの内は夏になると換気窓を開けていても45~50℃くらいまで暑くなります。このような状態になるともはや植物の栽培どころではなく人間も働けなくなります。