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心豊かに節約するためのマイルール

そもそも節約が苦手な私。子育てしながら働く私にとって、タイムイズマネーは過言ではない。

仕事場から保育園までワンメーターだけタクシーに乗ることで得られる休息や、デリバリーフードで得られる心のゆとりのありがたさを日々ひしひしと感じている。毎日の気分を盛り上げてくれる服やコスメも幸せのマストアイテム。

さて、そんな私が節約にチャレンジしようと思い立ちまして。浪費家フリーランスのゆる節約ルールを考えてみたので、果たしてやり遂げられるか?ぜひ見守ってください…!

自分に、他人に、遠慮しない。離婚と独立で変わった金銭感覚

転機が訪れたのは33歳の時。勤め先の廃業と離婚をきっかけにフリーランスになってから、金銭感覚がガラッと変わった。今思えば、この時初めて私は私の人生のリーダーシップを持ったような気がする。

もちろんそれまでも色々な選択をしてきたのだけれど、どこか「普通ならこっちを選ぶ」「常識的に考えて、これ」というように他責思考だったんじゃないかな。

多分、選択の責任が自分に降りかかってくるのが怖かったんだろう。離婚して、組織を抜けて、親元も離れ、他に責任を被せられる相手がいなくなって初めて自分の人生に、選択に、ちゃんと向き合わざるを得なくなったのだ。

自分に向き合うようになって、私は私にも、誰にも遠慮しなくなった。

疲れたら迷わずタクシーに乗り、夜遅くまで飲み歩き、海外旅行へ行き、服を毎月何万円も買った。しばらくしてお金を使うことに慣れると浪費癖は落ち着いたし、今思えば心も不安定で若干やけっぱちなところもあっただろう。

でも、自分のためだけに時間やお金を惜しみなく使ったことで、お金は幸せになるツールだと認識が変わった。あの一年半があってよかったなぁと思う。

37歳、いざ節約に挑戦!

あれから4年の月日が経った。再婚して、息子が産まれ、フリーランスから会社勤めの複業ワーカーに切り替わり、ずいぶん環境も変わった。

収支の把握はマネーフォワードのアプリを使っていたけれど、明細を入れるのが手間で早々に諦めてしまった。結局、生活費を月2回、一定額をチャージしてその中から使っていくという、どんぶり勘定で生きている。ちなみに夫とは別財布です。

そんな緩めの金銭感覚で生きてきたのだけれど、スキルアップのために受けたい講座があるので、4ヶ月ほど節約生活を始めることにした。

正直なところ何十万もするものじゃない。貯蓄を使えば難なく払える金額で、クレジットカードで分割払いにしたっていい。ただ、円安で今換金するのは損だなぁと感じたことと、講座が始まるまでの期間が少し空いているので、その間にお金を貯めればいいのでは?と思いついたのだ。

お金がないから節約せざるを得ないのと、好き好んで節約するのでは心の安定感が違うだろう。レッツ節約!オラ、やったるぜ!

心豊かに節約生活を営むためのマイルール

さて、そんな私には節約のマイルールがある。このマイルールから逸脱すると心が貧しくなるというか、自分の気が滅入ってしまうので死活問題なのだ。

なんてったって人生は今この瞬間に幸せを感じるためにあるのだから、来るかわからない未来を憂いて我慢するなんてもっての他。あくまで自分が心豊かに過ごせるラインをしっかり見極めておくのが大事だと思っている。

節約する目的を持つ。節約のための節約にしないこと。
・「なんとなく」で節約しない。節約できる金額がはっきりしていることを行う。
自分の時間や手間をタダだと思わない。自分の時間に対する価値と、節約で得られる価値を比較してやる/やらないを決める。

ルール1・節約の目的を持つ

「通帳の金額が増えていくのが嬉しい」「限られたお金でテトリスのようにやりくりを考えるのが楽しい」というように、節約・貯金すること自体が楽しめる人もいるだろう。ただ、私はそうではないので、今回のように目的がはっきりしていないと節約できないのだ。

それからお金が全ての判断基準になってしまうとお金に対するネガティブなイメージを持ってしまうので、良くないなぁと感じている。あと自己評価が下がってよくない。

金額が高いということは、それだけ性能が優れている、それだけ手間がかかっている、という付加価値があることなので、決して悪いことじゃない。食べ物だって高い方が美味しいのだ。

あくまで目的のために、期間を決めてやるのが私にとっては健全だと思う。

ルール2・なんとなくで節約しない

例えば使っていないコンセントを抜くとか、シャワーをこまめに止めるとか、一体いくら節約できるのかはっきりわからないものには手を出さない。

チリも積もれば山となる、なんていうけれど1gのボールが山になるのと1kgのボールが山になるのでは全然違うじゃないか。そもそもいくら以上を山とするんや。そういう定義が曖昧で「なんとなく、やった方がいい」みたいな事は好きじゃない。

使っていないサブスクを解約するとか、タクシーを辞めてシェアサイクルを利用するとか、金額がハッキリしているものは是正の余地あり。不明瞭なものは気付いたらやるけれど、わざわざやらなくてもいいよなーというのが私の考えです。

ルール3・自分の時間や手間をタダだと思わない

わかりやすいのが節約のためにスーパーを何件も回らないということ。たとえブロッコリーが50円安く買えたからといって、我が家は大家族ではないわけだし、週1回買っても節約できるのは月に200円にしかならない。

仮にスーパーを2軒巡ったら1時間かかるとして(多分往復の徒歩を加えたらもっとかかるだろうけど)自分の月4時間が200円より安いわけないじゃないか、と思ってしまうのだ。

プライベートは仕事ではないからタダだと思ってしまいがちだけれど、24時間から睡眠時間、労働時間、家事時間を除くとほんの僅かしか残らない。今しか見れない我が子の姿や自分の時間をもっと大切に使いたい。

あと単純に、スーパーって欲しいものだけ買ってサクッと出ればいいのに私はあれこれ献立や冷蔵庫の中身を考えながら歩くので、なーんか時間かかるんですよね(笑)。私にとっては鬼門です。。

それは節約か、当たり前なのか

さて、ここまでお金の使い方についてあれこれ書いてきたけれど、実は春からフリーランスの仕事の価格を見直しました。パチパチ〜!あ、貯蓄のためじゃないですよ。定期的に自分のスキルやニーズに合わせて見直すようにしています。

正直なところ、出ていくお金を減らすより入るお金を増やす工夫をした方がポジティブでいられるからおすすめです。身も蓋もないですが…。

でも、お金ってやっぱり人生になくてはならないものだし、使い方にせよ、稼ぎ方にせよ、その人の価値観や生き様が出るもの。

これまではどうやって増やそうか?しか考えてこなかったけれど、出ていくものを見直すのは本当にギリギリになってからしかやらなかったので(笑)、ちょっと気持ちに余裕がある今だからこそ取り組んでみるのもいいかなと。

心がギスギスしそうになったら即やめるけど、夏ごろまでチャレンジしたいと思います✌️

それでは、また!

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