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【ICOR D2Cブランドインタビュー】北海道ニセコからサスティナブルブランド立上げ【監修】

国産ホリスティックビューティーブランド


・ICOR (イコ):代表取締役:竹下マリ
・富士ロジテック:西間木 智


西間木:
本日はありがとうございます。ニセコ本社、ICOR NISEKO (イコ ニセコ) のプレスリリースや、御社の商品をいつも拝見してて、お会いしてお話できることをとても楽しみにしていました。まずは、ICORのビジョンや理念についてのお話からお伺いしてよろしいでしょうか。

竹下:
私は、もともと中国の上海でスキンケアブランドの立ち上げをしていました。そのブランド立ち上げのきっかけとなったのが、自身の肌荒れだったのです。
上海ではホルモンバランスが変化したことと、仕事のストレスが原因で、30代前半に肌荒れを経験しました。
ちょうどその頃、中国の「中医美容」という中国の伝統医学をベースとした美容学と出会いました。

中医美容を生活のなかに取り入れていくと、徐々に肌質が改善されたり、体調が良くなったりと、中医美容に興味を持つきっかけとなりました。そこで中国で勤めていた会社を辞め、中医美容の大学「上海中医薬大学美容科」に入り本格的に勉強しました。「高級美容指導師」の資格も取得しました。

その後、自分の体験を活かして、スキンケアブランドを立ち上げました。中国では人気のブランドに成長し、多いときは3店舗を展開していました。

いまは、結婚を機にシンガポールに移住をしたこともあり、信頼の出来る方に中国のビジネスはお任せしています。

西間木:
ありがとうございます。自分の体験から新しいブランドをしようと思ったのですね。まさしく、D2Cのスタートアップですね。日本に戻られて、東京ではなく、北海道、ニセコを拠点にされた理由などもお聞かせ頂けますか。

竹下:
そうですね。やはり中国やシンガポールといった海外で20年ほど生活していくなかで、中国やシンガポールには、日本の化粧品に対して興味のある方が非常に多いと感じていました。

また日本のなかでも「北海道」に興味をもってくださる方が中国やシンガポールには多いので、ぜひ北海道でスキンケアのブランドを立ち上げてみたい、という思いが強まりました。

「北海道のどこでブランドを立ち上げようか」となったとき、マーケティング的に「ニセコ」が良いと判断したことも理由のひとつですが、もうひとつ、ニセコのシンボルでもある「羊蹄山(ようていざん)」に惹かれたのも、ニセコを選択したポイントのひとつです。
羊蹄山は、海外の方に人気のある「富士山」のような姿形をしていることから「蝦夷富士」と呼ばれています。その山の形や雄大さに惹かれたこと、そして、スキンケアにおいて重要な成分である「水」に魅力を感じました。
羊蹄山の雪どけ湧き水は、約70年~80年ほど時間をかけて、天然のフィルターでゆっくり濾過されてた湧き水は、pH値が人の肌に近い弱アルカリ性で、ミネラル分が豊富なのが特徴です。
弱アルカリ性で人のPH値に近いことから、人の肌になじみやすい水といえます。化粧品はやはり水が大事なので、「羊蹄山の雪どけ湧き水を使った化粧品を作れないかな」と考えました。その結果、「マーケティング面のメリットも、水の美しさも兼ね備えている『ニセコ』でブランドを立ち上げよう」という結論に至りました。

ブランド名やコンセプトについては、スタッフ一同で話し合いながら決めています。

西間木:
ファーストプロダクトの、スキンケアラインナップの立上げは、COVID-19 が感染拡大していて大変なタイミングの2020年でよろしかったでしょうか?

竹下:
ICORのブランドの立ち上げ自体は、2020年の春ですね。まず、マーケットプレイスのAmazonや楽天で発売を始めたのが、2020年の4月から5月頃です。ターゲット、市場・競合調査やブランド立ち上げについては、2018年か2019年にかけてじっくりと行いました。

西間木:
すごく深く考えておられますね。ニセコという場所にこだわられて、北海道のインテグレーション成分を使用されているほか、製造も北海道でされていますが、北海道でメーカーさんを探すのは大変ではありませんでしたか?

竹下:
そうですね。すごく大変でした。今はOEMで製造していますが、もともと東京に比べて工場が少なかったので、北海道にあるほぼすべてのOEM工場に連絡をしてお話を伺いました。

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