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無駄ってしあわせ

2019年振り返りでチラッと書いたけど、娘の花が小学校になったのを機に、週2日は17:30に仕事終わらせて、家族とご飯食べることにこだわってみた。

スーパーハードワーカー

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↑2012年、0歳の花

子供が生まれる前は、全社でも屈指のスーパーハードワーカーだったと思う。特に2012年10月のリクルートホールディングス&リクルートキャリア設立に向けた1年間は、人事としてやること盛り沢山過ぎて、体も心もギリギリまで追い込まれていた。

そんな時に生まれたのが、娘の花だった。リクルートホールディングス&リクルートキャリアが出来たのが10/1、花の誕生日が10/24。そんなタイミングだった。

子供が生まれるのに、このままの生活だと、絶対人生後悔する

そんなことを考えて、半年間の育休を取ることにした。今でも人生で一番素晴らしい判断だったと思う。


男性育休はホント最高

ここでは詳細は書かなくていいかなと思うけど、育休取る前の想いから、育休期間全日日記、育休後の復帰までをこのブログで書いてきた。今思うと、ここで発信することで、文章を書くことが上手くなったのかも。この頃は自分が本を出版するなんて、1ミリも思ってなかった。完全に余談だけど。

育休はホント最高だった。今の家族の形があるのも、育休時代に土台作ったからだし、自分の人生にとって大事なものをちゃんと大事にしたと思えるから。


保育園のお迎えはヒーロー登場

元々、毎朝の保育園の送りに行ってたし、週1はお迎えにも行っていた。お迎えはホントいい仕事だった。朝は別れ、夜は再会。そりゃ、子供にとって嬉しいのはお迎えだからね。お迎えに行くのは、子供にとってヒーロー登場である。そんな仕事を奥さんにだけに任せてしまうのはもったいない。そんな風に思っていたので、お迎えは楽しかった。(朝の送りで満足している世のお父さんはかなりもったいないことをしている!)

そんな中、花が一番喜ぶのが、通称「二人お迎え」で、夫婦二人で時間を揃えてお迎えに行く時だった。もちろん、夫婦共に仕事で忙しいので、なかなか二人お迎えは難しい。だからこそ特別な時間になる。

こんな風に、家のことをまったく何もやっていないわけではなかったし、自分がお迎えに行く日は、奥さんには遅く帰ってきていいよと言っていた。そうすれば奥さんが一人の時間が持てると思ったから。正解かわからないけど、それがやさしさだと勝手に思っていた。結果として、ある意味、綺麗に曜日によって役割分担が出来てきた。


無駄ってしあわせ

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2019年4月になり、花が小学校に入学。それを機に、僕は早く帰る日を1日増やし、今まで通り1日は自分でワンオペをやり、もう1日は二人で早帰りして、家族で3人でのんびりご飯を食べることにした。花が喜んでくれる「二人お迎え」の日を毎週やるイメージ。だいたい、奥さんがご飯を作り、裏番組で僕が学童にお迎えに行ったり、お風呂入れたり、遊んだりしている。

なぜ、こういう運用にしたかというと、4月に試しにやったときに、奥さんがめちゃ喜んだから。育休取るって言った時でさえ、「え、なんで?」って理由を詰めてきた奥さんが、今回、「週2早帰りに増やして、その1日はワンオペじゃなくて二人でやりたい」って言ったことに対しては、「それは助かる!!!!!」って手放しで喜んでくれた。今までのどんな提案よりも喜んだ気がする。

これまで、夫婦担当の日を決めているので、お互いが常にワンオペでがんばってきた。それが綺麗に役割分担が出来ているようでよく見えてたけど、よくよく考えたら当たり前なんだけど、仕事頑張ってて、ダッシュで帰ってきてのワンオペはやっぱり大変である。

ワンオペだと、ご飯作ってるときに相手できないし、ご飯食べても、片付けして、お風呂入ってとやっていると、あっという間で、寝る時間が遅くなってしまう。小学校になったら、宿題も見てあげなきゃだけど、そんな時間ない。。。子供にとっても、親がバタバタしているので、構ってもらえなくて、寂しいし、気を使う。。。

今回、夫婦二人で早く帰る日を作ったことで、たった1日だけど平日も家族3人でご飯食べれるようになったし、こんな当たり前のように見えることがとても幸せに感じる。

一人で出来ることを、あえて二人でやる。二人で育休取ったのもそう、二人お迎えもそう、今回みたいに二人で早く帰ってきて分業するのも、生産性が悪い、無駄なこととか言われちゃうかもしれないけど、それによって、余裕ができて、余裕が出来ると家事、子育てが楽しくなる、そして幸せになる。そんな風につながっていく気がする。

逆に言うと、生産性を追い求めて、時間ギリギリでやるスタイルでは、いくら家事、育児を完璧にこなしても、幸せを感じにくい気がする。。。時間(心)の余裕がないと、仮にお金の余裕があっても、幸せにはならないんだよね、きっと。

ちなみにこれって、仕事にも言える気がする。時間の余裕が、心の余裕になり、新しい価値を生み出す余力になる。そんなプラスαを出せる仕事をしてると仕事は楽しくなる。だからエンゲージメントされていく。

今後はボーナスに「時間」を付与するってのもいいかもしれない。googleの20%ルールもそうだし、パフォーマンス出すと長期のお休みがもらえるとか!こんな風に幸せな職場を作ることを起点に、会社の仕組みつくれたら面白いって思う。(結局、仕事の話で締めるのかいっ!)

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