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ゼネラリストvsスペシャリスト対決に決着をつける時がきた

こんにちは、ミライフ代表のスケさん(佐藤ユウスケ)です。最近、「キャリアチェンジ」というテーマについて、憑りつかれたように研究してます。
そんな中、最近、「ゼネラリストとスペシャリスト、どっちが市場価値高いのですか?」という面白いご質問を頂きました。今日は、そのままこのテーマについて書いていきたいと思います。

そもそものキャリアのタイプについてのお話し

昔から、キャリアについてのいろいろなタイプがあると言われています。まずはキャリアタイプを大きく分けると、まさに、スペシャリストとゼネラリストかなと思います。

スペシャリスト(I型人材)
スペシャリストはI型人材とも言われていて、1つの分野の専門知識やスキルを極めた人材のことです。スペシャリストは1つの分野において縦に深く特化している反面、他の分野における知識やスキルは限定的です。技術系職種に多い傾向があります。

私の奥さんは薬剤師で、お薬の開発の仕事をしているのですが、まさにスペシャリスト。I型人材だと思います。

ゼネラリスト(一型人材)
ゼネラリストとは、特定の分野にとらわれず、多岐にわたる知識やスキルを有した人材のことです。一般的には、ゼネラリストはコミュニケーション能力が高く、さまざまな部門と協同してプロジェクトを成功に導くことが求められる機会が多いです。

私は、マーケ、営業、人事、経営と幅広くいろいろな経験を積んできたので、どちらかと言うと、スペシャリストというよりはゼネラリスト人材だと思います。

で、そこから派生する形で、「幅広い知識を基盤とした高い専門性」を持ち合わせたT型人材というタイプもあります。これは最強、サイヤ人レベルです。また、I型人材が他の専門性とつながることでH型人材になる!なんて言われますが、ここまでくるともはや何でもありになってきましたw(ちなみにH型人材は越境してイノベーションを起こせる人材なんて表現されることもあります)

もはやそういう時代ではない

「ゼネラリストvsスペシャリスト」議論は、これまでも無数に繰り広げられていますが、決着がついていません。その決着をつけてやろうと思ったのですが、考え抜いて至った境地は「もはやそんな時代ではない」ってことなんですよね。

ゼネラリストで広く浅くやってきてしまったので、自分に専門性と呼べるものが無く、この先不安で、「専門性を付けないと死ぬ」病にかかっている人はたくさんいます。なにかの資格を取らなきゃとか、専門性のある仕事につなかくては、と焦っています。

逆に、公認会計士や税理士、弁護士、薬剤師など、専門性の究極系と言われていたいわゆる士業や資格取得が職務の必須条件になったいるような方々も「自分の仕事は答えがあることなので、AIにやらせたほうがいい」「このままだと仕事がなくなる」と言っていたりします。実際はすぐに士業の仕事がなくなるとは思いませんが、このまま安泰ということはなく、変化を求められているのだと思います。

なので、一概にゼネラリストとスペシャリスト、どちらのほうが安泰であるとか、食いっぱぐれないとかはありません。

そう、みんな不安なんですよね。

大事なのは変化対応力を身につけること

CHANGEはCHANCE!間違いない!

これはずっと言っていることなのですが、これからの時代に必要なのは「変化対応力」を身につけることだとずっと言っているのですが、どうすれば身につくのでしょうか?

これまで論じられてきた「ゼネラリストvsスペシャリスト」論争って、職種(JOB)のことを指してるケースが多かったと思います。

日本型雇用のいいところもたくさんあります。新卒一括採用があるから、職務経験のない若者が正社員として入社することができます。JOB型だと新卒に不利なので、世界では新卒ですぐに入社できる、正社員(キャリア社員)になれるのは稀という国も多いですし、失業率も高いです。また、若いうちのいくつかの部署、職種を経験させてもらえて、ビジネスマンとしての土台を作れるのは本当にありがたいですね。こういう育成文化にも、日本の良さがあると思っていますし、いろいろ経験させてもらえるからこそ、変化対応力が身についてきます。

一方で、日本型雇用の特徴である総合職(ゼネラリストの権化)から、欧米型雇用のJOB型(スペシャリスト)に移行しようという取り組みをしている会社も多いですね。新卒採用も総合職ではなく、職種別採用したり、勤務地を選べる会社も増えてきています。スペシャリストの場合、同じ会社だとやれることが限定されてしまったりするので、同じ職種で、会社を変えることで、成長したり、上のポジション、給与を獲得したりする傾向があります。

どちらもいいと思います。ただ、大事なのはゼネラリスト、スペシャリストのコースや職種を決めることではなく、チャレンジし続けることかなと思います。

私のいたリクルートには「仕事の報酬は仕事」って考えがあり、目の前の仕事で成果出すと、次のレベルの仕事がやってきます。プレイヤーからリーダー、マネージャーと縦にあがることもありますし、営業から企画、スタッフへの職種チェンジ、国内・海外への異動というのもあります。リクルートの人って能動的に変化しているイメージがあるかもしれませんが、実際は自分が望むより先に会社の方がガンガン異動させてくるんですよね。なので、嫌でも変化、成長性ないといけない環境でした。(今のリクルートは職種やエリア別の雇用形態の人が増えているので、ずいぶん変わってるのですが…)

逆に言うと、こういう環境ではなく、「この先の将来がイメージできちゃう」「自分の成長角度が止まってる」と感じたら、変化がある方にチャレンジしてみるのがいいと思います。それは、職種チェンジだけではなく、業界・事業内容が変わること、大手⇔ベンチャー、日系⇔外資、事業会社⇔クライアントワークなど、今までの経験を活かしつつ、何か変化させてみる。社内でも、社外でも。

変化対応力を身につける唯一の方法は「変化すること」

これに尽きますね。なので、ゼネラリスト、スペシャリストどちらがいいか?ではなく、どちらであったとしても、新しいことにチャレンジしていくことこそが、実は一番安定するんだと思います。自転車も漕がないと止まっちゃうから、ちゃんと漕いで、ある程度スピード出した方が安定しますよね。実は止まるより、動いた方が安定するんです、キャリアって。

自分のキャリアは自分で決める

最後はこの話なのですが、「自分のキャリアは自分で決める」のが幸せだと思っています。ゼネラリスト、スペシャリストどちらがいい?ではなく、いろいろ経験したうえで、自分の道を自分で決めたらいい。他の人から見ると、羨ましいような出世街道を進んでいる人も、実は全然、仕事が楽しくないかもしれない。CANの仕事は活躍できるけど、ワクワクしないとか、WILLの仕事やってみたけど、自分には合ってなくて、評価もされなくて、しんどいとか。。。

想定未来じゃ人生つまらない!

ミライフでは「理想未来(Being&Doing)」を掲げることの大事さを提唱しているのですが、その理想未来はゼネラリストでも、スペシャリストでもいいと思います。大事なのはこうなりたい!と旗を掲げることで、一歩踏み出せることです。なので、旗に向かってチャレンジしてみたら、「うーん、なんか違う」って思うかもしれない。そしたら、また何度でも旗を立てなおせばいいって言ってます。

理想未来の旗を立てないと、日々の日常に流されてしまいます。ズルズルと、変わらないまま時が過ぎてしまったり、自分の思いとは別の方向にいってしまったり。。。

Never too late(遅すぎることは無い)

私はこの言葉が好きなのですが、何歳からでも変化にチャレンジできると思っています。もちろん「転職」ってことに限ると旬はあるかもしれませんが、今は「副業」「独立」「企業」「進学」「コミュニティ」などいろんなチャレンジの方法があると思います。一歩踏み出せば、出会いがあり、刺激があり、人生って変わっていくんですよね。

将来もう見えちゃってるのではつまらないし、これからの人生は長い。変化から逃げるのではなく、変化に頭から突っ込んでいく!そんな人生が最強で、最高なんじゃないかなって思ってます

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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