【日経新聞から学ぶ】ロシア、ガス供給再開延期 G7価格上限案に反発か
ロシアから欧州への天然ガスのパイプライン、ノルドストリーム1が完全停止しています。
元々ロシアは3日間のメンテナンスの後、操業を再開すると発表していました。しかし、上掲の日経の記事の通り、G7諸国がロシアの石油輸出に価格上限を課す措置を12月5日に導入することで合意したと発表した数時間後に、停止の延期が公表されました。
欧州委員会の主席スポークスマンであるエリックマーマーは次のようにツイートしています。
EU加盟国はまた、米国を含む国々から海上輸送の液化天然ガスの購入を増やすなど、ガスの供給の多様化を模索しています。ノルドストリームの完全な停止により、ロシアのガスをEUに供給する重要なパイプラインルートは2つだけになります。1つはウクライナ経由、もう一つは黒海とトルコ経由です。
EU圏へのガス供給への懸念が一段と高まり、天然ガス価格が再び上昇する可能性が大です。それは、そのままEU圏のインフレ促進へとつながります。
9月8日にはECB(ヨーロッパ中央銀行)の政策金利理事会が開かれます。前回の0.5%~利上げ幅を0.75%に拡大するとの見方が強まっています。EUは深刻な景気後退の瀬戸際に立たされています。
未来創造パートナー 宮野宏樹
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