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「未来朝会」を始めたきっかけ

こんにちは!本間です。

現在、週1回、午前8時~9時に「未来朝会」を開催し、参加者とともにワクワクと未来を描き、それぞれのキャリアを考えています。
今回のnoteでは、「未来朝会とは何か?」「どうして未来朝会を開催したのか?」についてお話します!

読んで欲しい方
・就活をする中で「やりたいことがわからない」という壁にぶつかっている学生の方
・働きだして1,2年で「働くとは」に悩んでいる若手社会人の方
・キャリア支援に興味があり、実態を知りたい方

自己紹介 

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現在、「生き方を増やす」をミッションとして、100人100色のキャリアの実現を目指す、スカラインターナショナル株式会社を経営しており、スタートアップや様々なフェーズのベンチャー企業を中心に、意欲的な人材を採用したい大手・外資系企業にも組織人事・採用領域のコンサルティングを提供しながら、学生向けの就活支援を行っています。

※運営サービスは下記
http://high-flyers.jp/


未来朝会とは

未来朝会は、「あなたの現実(いま)に夢のような彩りを」をコンセプトに、今日という日を「未来の可能性」を創造する一日目にして欲しい、という想いで開催しているイベントです。

このコンセプトには、ワークを通して、過去や現在にとらわれることなく、自分の未来を自由に好きに語ることで、自分だけのオリジナルの色(個性)を見つけてほしい。そして、未来を語ったときのワクワクした気持ちを、現在に持ち帰って、これからの未来を彩り豊かにして欲しい。そんな想いを込めています。


毎朝行けるテーマパーク

未来朝会の一番の特徴は、

「とにかくワクワクして自分の未来について語ること」

です。

まるでテーマパークに行ったかのようなワクワク感をもって、自分の未来を自由に描いてもらいます。

未来朝会では、未来のある特定の日の自分になりきり「今、自分はどんな仕事をどんな環境でしているのか」「プライベートではどんなことをしているのか」「最近あった、嬉しかったことは何か」等を、自由な発想でシェアします。つまり、一番ワクワクする未来を生きる自分になりきることで、素敵な未来を体験してもらいます。

「これをすることにどんな意味があるのか?」と思われるかもしれませんが、これはウォルト・ディズニーが多くの人に愛されるディズニーランドを創設するために用いた思考法、「ディズニーストラテジー」に基づいたものです。

ディズニーストラテジーとは、「夢想家」「現実家」「批評家」のそれぞれの立場を切り替えながら考える思考法です。

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まず、「夢想家」の立場から、「こんな世界になったら最高だ!」「こんなことができたら飛び跳ねるぐらい嬉しい!」という理想の未来を描きます。
次に、「現実家」の立場で、理想と現実のギャップを埋めるために必要なことは何かを考え、具体的な目標や計画に落とし込む。
そして「批評家」の立場で、その計画に抜け漏れがないか、致命的な部分はないかを考えることで、現実家の作成した目標や計画の実現可能性を高めていきます。

この思考法を用いることにより、実現できる未来の幅が広がります。

そこで、未来朝会では、とことん「夢想家」になる場所を提供しています。
というのも、現在の就活市場では「夢想家」になれる場所が少なく、知らず知らずのうちに、実現できる未来を狭めてしまっているからです。


なぜやるのか

ではなぜ、未来朝会を開催することに至ったのか。
それは私自身がキャリアについて多く悩んできた事(こちらについては別のnoteにて書きたいと思います)と、この8年間の中で強く向き合った、「就活市場」と「新卒採用市場」の双方に対する問題意識が根底にあります。

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就活市場に対する問題意識

これまで多くの学生さんと面談をしていて、最も多く受けた相談は何だと思いますか?

それは、

「将来何がしたいのか分からないんです」

という相談です。

もう少し具体的には
「自分のやりたいことよりも、他者のこうあるべきという意見を重視してしまう」
「自分は本当は○○がしたい。けれど、これは社会的に見て正解とは言えないかもしれない」

このような不安を抱える方が陥るのが、「将来何がしたいのか分からない」という状態です。

「年収が高い会社に行くことが正解」
「大手で有名な企業に行くことが正解」
「30才までに結婚することが正解」

といった正解を探し、他の人の選択と自分の選択の優劣を比べてしまい、知らず知らずのうちに、自分が本当に生きたいと思っている人生を生きられなくなってしまっています。

しかし、職業に貴賎なし、と言いますようにそもそも職業選択に優劣があるのでしょうか?
キャリア(carrer)という言葉の語源は、ラテン語のcarrus(車輪のついた乗り物)であると言われており、轍という意味をもっています。
日本語では「経歴」「職歴」といった意味合いで使われる事が多いですが、本来的な意味としてとしては「生きてきた軌跡」というイメージが近しいように思います。

では、「生きてきた軌跡≒人生」に普遍的な正解があるのでしょうか?優劣があるのでしょうか?答えはもちろんNoだと思います。

人生の正解は各人によって違います。他の誰でもなく自分自身が自らの人生のデザイナーとして、自分だけの正解を自由に描くことができるのです。
自分の人生だからこそ、他人の決めた評価や正解に流されず、自分の考えた正解を生きてほしい、そう思っています。


新卒採用市場に対する問題意識

新卒採用には就活生を中心として様々なプレイヤーが絡み合っています。
主だったところではもちろん新卒採用する企業、我々のような採用支援会社、大学などがあります。

その中で完全に学生の未来に寄り添える存在は存在しているのでしょうか?

どのプレイヤーもまだ難しいなというのが僕の感想です。
というのも、それぞれの立場から見た時に様々な課題があるからです

新卒採用する企業であれば、いくら「多くの人に機会提供したい」と言っても事業計画・採用計画が存在し、採用計画に対して多くの人が応募してくる企業はどうしても選抜をしなければなりません。しかも、選考プロセスはブラックボックスな事も多く、それゆえ学生側は翻弄されてしまいます。

また、採用支援会社ももちろん営利企業であり、学生側からはお金は頂かないかわりに、採用する企業側からお金を頂いております。そのため、経済合理的にどうしても採用する企業側に寄り添わざるを得ないシーンも発生します。
そのため、全ての会社がそうとは言いませんが、一部の支援会社は学生の未来の可能性を潰してしまっていることも少なくありません。

最後に大学にはキャリアセンターが存在しますが、多くは社会経験や社会情勢に対しての知見に乏しい方たちが就職支援をするという構図であり、その支援には限界があると言わざるを得ません。(もちろん個別に見た時に、想いを持って素晴らしい取り組みをされている方もいると思いますが、ここでは構造的な歪みを指摘しております)

このように就活生を中心として展開される新卒採用市場というのは、様々な思惑が複雑に絡み合って形成されており、様々な立場の大人がそれぞれの正しさを主張するため、学生側は混乱し、疲弊をしていって、仕事に対してポジティブなイメージを持てないまま社会に出ていくという事も少なくありません。

そこで、真に学生の未来に寄り添える社会を作っていく必要があると感じています。


どうやってやるのか

問題意識については共有しましたが、ではどうやってその問題を解決するのか。僕はその1つの答えが未来朝会であってほしいと思っています。


百聞は一見に如かず

他人の決めた評価や正解に流されず、自分の考えた正解を生きるためにまず重要なのは、自分にとっての正解を知ることです。
とはいえ、正解をやみくもに探しても見つからない…。そこで、正解を探すのではなく、正解を体験してもらう方が早いのではないかと考えました。

このことに気づかされたエピソードをお伝えします。

以前、ある社会人1年目の方のキャリアの相談に乗っていました。
その方は就職するまではとてもきれいな経歴でこれといった失敗をしたことがなく、それもあって入社後に仕事でパフォーマンスができない自分に対して自己肯定感を大きく下げていました。その方の同期と先輩も交えて食事をしながら全員で励ましたり共感したりしたものの、仕事に対してのネガティブな感情が晴れることは一向になく、ますます閉じこもるばかりでした。
そこで、気軽な気持ちで未来ワークと題して、全員で数年後の未来になって語ることにしました。
その結果、先ほどまで、もう仕事を辞めようかと思い悩んでいた方が、15分後にはなんと「事業部長をやっているんだよね」と自信満々に語っているのです。

この経験から、「あれこれ言葉を投げかけるよりも、体験する方が圧倒的に速い」ということに気づきました。

まさに、百聞は一見にしかず、です。

これらの体験より、未来朝会では、参加者の皆さんに「ポジティブな未来を体感する」ということに主眼をおいて企画しています。


競争ではなく協創

学生の皆さんがより、自分らしいキャリアを掴みとる社会を創るためには、我々のような就活支援会社だけの取り組みでは限界があります。就活支援市場はもちろんのこと、民間企業、国・大学、家族、といった社会全体で取組んでいく必要があります。

先述のように、キャリアに正解はありません。
正解がないという事は、競い合う競争という考え方よりも、お互いで高め合いながらそれぞれの目指す未来を、協力しあって実現していく協創という考え方の方がフィットすると、僕らは考えています。

未来朝会を通じて、そのための大きなうねりを創りたいと思っていますので、共感して頂く企業人事の方、キャリア支援事業に携わる方は是非ご連絡いただければ幸いです。

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今後の展望

1万人の未来朝会

社会全体を巻き込んで、学生の皆さんがワクワクした未来を実現することができる世界を創り出すために、「1万人の未来朝会」と題して、まずは1万人の方のワクワクした未来を描く活動を現在進行系で行っております。

参加して頂く皆さんに少しでもポジティブな感情を持ち帰って頂くために、何よりも運営メンバーである僕らが楽しみながらワクワクした気持ちで、毎回毎回工夫しながら取り組んでいますので、興味をもたれた方は是非一度遊びにきてください!


下記のURLより、未来朝会のご予約が可能です。
皆さんの「彩りに満ちた未来を描く」お手伝いをさせてください。
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