見出し画像

米国にはペットショップでペットの販売を禁止する法律があります

「パピーミル(puppy mill)」という言葉を聞いたことがありますか? 

これは「子犬工場」を意味し、ペットショップで販売するために動物を劣悪な衛生環境で量産する悪徳ブリーダーのことを指します。米国の動物虐待防止協会(ASPCA)は、全米最大のパピーミル市場の一つにニューヨーク州を挙げています。

そのニューヨーク州では2022年12月15日、キャシー・ホークル知事が州内のペットショップでイヌやネコ、ウサギの販売を禁止する法案に署名し、法律が成立しました。新法は2024年12月から施行されます。

その狙いは、十分な餌を与えなかったり、適切な医療を受けさせなかったり、社会性を身につける機会を奪ったりするなどの虐待をする、大規模なパピーミルによる動物の売買を防ぐことです。

ペットショップはどうなるのでしょうか?

新法では、ペットショップは動物保護施設や救済組織と協力して、保護された動物を里親として引き取りたい人と保護動物が出会えるシェルターの場所を提供し、その費用を請求することができる、と定められました。

米国では、すでにカリフォルニア州やメリーランド州でペットショップでの販売が禁止されており、今後パピーミルの撲滅に向けた取り組みがさらに進むと期待されます。

(佐々 とも)

幸せ研ニュースより
https://www.ishes.org/happy_news/2023/hpy_id003137.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?