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クライマタリアンになって地球と体にやさしい食生活を


生産や輸送などの過程で排出される二酸化炭素量が多い食べ物を選ばない食生活をする人のことを「クライマタリアン(Climatarian)」と言います。クライマタリアンになることは、温室効果ガス削減に加え、体にやさしい食生活を選ぶことです。

温室効果ガス排出量のうち、食品関連の排出量は約1/4を占め、さらにその半分以上が畜産由来のものです。中でもげっぷや糞からメタンが排出されることから、牛や羊など反芻家畜は他の家畜よりも排出量が多いとされています。また、食肉1キログラムあたりの土地使用量が他の肉に比べて非常に多いのも牛や羊の畜産の特徴です。

このため、牛肉や羊肉が気候に及ぼす影響は他の肉の5倍にもなっています。毎日の食事で牛肉と羊肉を避けるだけで、1人年間1トンの排出量削減効果があります。

また、主要な研究によると、牛肉や羊肉などの赤身肉や加工肉の摂取は、大腸がん、乳がん、前立腺がん、膵臓がん、胃がんなどのリスクが高くなることが示されています。赤身肉を食べずに肉の摂取量を全体的に減らせば、がんのリスクも下がります。

牛肉などを避ける以外にも、空輸される食品や包装過剰な食品、暖房による温室栽培の野菜などを避ける、生ビールや地元のビールを飲む、などクライマタリアンとしてできることは多くあります。

(たんげ ようこ)

幸せ研ニュースより https://www.ishes.org/happy_news/2023/hpy_id003129.html

クライマタリアン(Climatarian)について詳しくはこちら(英語)
https://climatarian.com/"

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