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体調管理に縛られている私

過敏性腸症候群とか、検査しても異常のない不調とかそういうのに長年悩んできました。
自律神経の乱れだろうな〜とは思って、自分でできることを試してみるものの、なかなか改善せず、人からの勧めもあって鍼治療を受けてみることにしました。

メンタル面にも理解のある先生で、知識も豊富で、まだ数回ですがすでにたくさんのことを学び、気付かせていただいています。

どういう症状に困ってますか?
と尋ねられ、お腹の不調とか、頭痛とか、、、と詳しく答えました。
先生の質問に答えていく中で、症状自体はそれほど重くないのになぜか困っている自分がいるんだなと感じました。

なんで困ってるんですかね?どうなりたいですか?
と尋ねられ、痛みや不調自体がものすごく辛いわけではないのかも?と思いました。
私は吐くことへの恐怖がとても強いので、体調を崩して吐いてしまうんじゃないかという不安が大きいようです。
それから、自分の体調不良で学校の先生や親に迷惑をかけたという経験からか、体調を崩すことへの不安もまた大きいです。

そのことを先生に伝えると、それが一番ポイントになるところかもしれないね、と言われ、納得しました。

もう何年も吐いていないにもかかわらず、怯えている
食後におなかが動くのは当たり前なのに、過剰にそれを不快に感じている

子供の頃から、常に体調管理をしなきゃという思いがあったように思います。
お腹壊して演奏会に出られなくなったら困るからアイスは控えよう。
夜更かしして頭痛くなったらいけないから、みんな起きてても自分は寝よう。
イベントの日に体調崩して休んだら、みんなに迷惑がかかってしまう。なんて言われるか分からない。

この体調管理をしなきゃという思いは、自分が体調を崩したら体がしんどいからというよりは、圧倒的に他人に迷惑をかけるのが怖い、他人から本番に弱い奴と思われるのが嫌だ、楽しみにしてくれていた相手を失望させたくない、そんなふうに人の目が気になるから生まれているということに気付きました。

私は体調が優れないと、そちらにばかり気が向くのか、ちょっと無理して頑張るっていうことができません。
だから、できるならいつも元気でいたい。
そのためには自分がやりたいこと、食べたいものより、体調を崩さないように管理することの方が大事。
そんな風に思って、いつも自分を縛ってきました。

でも、体調を崩しちゃだめという思いに縛られて、余計に体調を崩しやすくなっているというか、体調の異変に敏感になってしまっていると感じます。
それに自分にたくさん我慢をさせているとも思います。

だから、これからはもう少し体調管理へのこだわりを緩めていけたらいいなと思います。

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