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◆自己肯定感低いですか?


「自己肯定感低い」とか高いとか、そんな表現をどこでも使いますよね。

自分の長所、短所を書かなければならない場面でもこのワードは使いがちです。
でもなんだか不思議に思いませんか?自己肯定感が高いか低いかの「基準」ってどこにあるのでしょう?
もしかしたら、あなたが感じている自己肯定感の低さは、誰かからしたらとても高い自己肯定感の位置にあるかもしれません。

考えれば考えるほど、NHKのピタゴラスイッチ「シメジソート」をしているような気持ちになります。(※シメジソートはこちらから)

自己肯定感の高さを言い換えると、イメージとしては自信の有無でしょうか。

◆自己肯定感を上げたくなるけれど

もしあなた自身が「自己肯定感が低い」と感じているとしたら、「自己肯定感を上げたい!」と思いますよね。

でもどうやって??

世の中、この自己肯定感を上げるためにオススメされている方法は次のようなものがあります。

①自己対話
②成功の棚卸
③健康を保つ生活習慣
③自己受容
④自己啓発
 

どれをとっても、自己肯定感が低い人が、簡単にひとりで行えるものではなさそうな気がします。

やはり、こういったところにも、専門のコーチやカウンセラーがついて一緒に取り組むことが必要なのかもしれません。

自己肯定感の低かった昔の私が、これらをひとりで取り組めたか?(取り組もうと意欲的になれたか?)考えてみても、
出来たとしても
③健康を保つ生活習慣
に取り組もうと始めることくらいしかできなかったと思います。

◆結局誰かと比べている 

自己肯定感の高さは冒頭に書いたように、本来、どこを基準にしているのか?が曖昧ないため、私には高いも低いも表現しにくいものだと思います。でもみんな高くしたがりますよね。
明確な基準がないのに、いつもどこかの誰かに基準をおいて比べている、その誰かの基準をこえても、またその他の誰かが登場して、その人を基準と比べてしまう。
結局あなたは誰かとずっと比べて、あなたのことを判断していることになっていると気づきませんか?  

◆上げ続けるのは困難

結局、みな、自信を手に入れたい、誰かより自分は出来ている、誰かより自分は努力しているって表向きに言いたいということでしょう。

「自己肯定感が高い」という言葉で表現したいということでしょう。

では、イメージしてみてください。

例えば努力して、誰かより成果を出して、私はこれだけ出来たのだからと思って、自己肯定感を上げたとします。

その成果を以て自己肯定感の高さが上がったのだとしたら、もし、次に成果が出せなかったら、

その位置にいられますか?

おそらく、いられない気分になると思います。
自己肯定感の高さを保ち続けるには、また次の目標を決めて突き進み続けないといけなくなってしまいます。

それは苦しくなりませんか?

私は努力のかたまりのような人間でした。
聞こえはいいですが、やりたくてやっていた努力でなく、ずっと苦しい努力でした。
やり続けないといけなくて、いつも誰かと比べていて、本当に苦しかった。

学生時代は、やり続けないと成績を維持できないと思って自分に眠ることさえ許せなくなってしまったくらいです。

それだけやって死守していた学年の順位が私自身の評価であり、その評価が自己肯定感を上げるエネルギーだったからです。

私の例からもわかるように、「上げ続けること」は非常に困難です。

◆存在できるゾーンを広げよう

私は、ずっとそんな調子で生きてきたので、会社員になっても頑張り続け、6年目にして強制終了がかかります。

鬱になってしまったのです

強制終了は、『もうそれ以上やると命の危機ですよ』というメッセージだったと思います。

大富豪ファミリーの奥様からは、次のように教わりました。

『あなたが今、どんな状態であってもいい。ネガティブな気持ちに浸かっていてもいい。ポジティブに動いていてもいい。どこのエネルギー値にあってもいい。大事なことは今どこに居て、あなたが次にどこに向かえばいいのか?自分で決めてそこに動くということよ』

自己肯定感を上げることよりも、自己肯定ゾーンを広げることが楽に生きられるポイントです。

私は今でも、ゾーンを広げて自由にどこにでもいられるように生きています。

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