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◆子供の思考のベースは7歳までにつくられる

私たちの思考はいつ、どのように作られて行くのでしょうか?

そもそも、私たちの持っている潜在意識(信念)ができるもとになったのはいつでしょう?

それは、生まれてから約7歳ころまでに出来上がると言われています。
7歳頃までの子供の脳は、大人の脳と違い、リラックスしている状態で動いていることがほとんどです。

脳波でいうと、デルタ波、シータ波、アルファ波がメインで、大きくなってくるとベータ波も発すると言われています。

ベータ波は高い集中力や学習、意欲的な活動をする時の脳の状態で、それ以外はリラックスしている状態です。

このリラックスしている状態の時に、一番身近な人である親からの教えや教育が浸透しやすいということです。

これがよく言われる、幼少期にどのように育てられたか?
がその人を創っていくというところだと思います。

◆親の思考が子に影響する

ということは、親がどのような信念で子供を育てるか?によって、子供の思考のベースが決まり、子供自身もその信念を持って生きることになりますね。

親子で思考が似ているとか、それはおそらく、遺伝的なことではないでしょう。

どのように育てられ、子供自身もその信念を疑うこともなく無意識に信じ続けていくとしたら、親子の思考が似ていてもなんら不思議なことはありませんね。

もちろん、その親自身の思考も、その親(子供から見たら祖父母)から受けた思考の教育がベースとなっているので代々、似た思考になっていってもおかしくありません。

私にも子供が3人いますが、子供への影響を考えると、親である私の思考はとても大切だなと感じます。

親の周波数が、小さな社会の単位である家族に影響を及ぼしていること、思考を植え付けていることがわかると普段あなたがどんな思考でいなければならないか?考えさせられますね。

◆では親が悪いのか?

子供への影響を理解したところで、そうなると、全部親が悪いのか?と問うことになります。

私自身も幼少期はとても厳しく育てられ、とても文字にできないような悲しいこともありました。

そして、私が鬱になったとき、一歩も外に出れなくなってしまったとき、親からの影響が子供を作っていることを知り、親を責める気持ちが一杯になりました。

特に、幼少期に離婚して出て行ってしまった母親を責める、恨んでいました。
だから今こうなった、私が今こうなっているのは、ママのせいだ!と完全に他責になっていました。

思考のしくみを理解すると、そのママだって、その親から思考を植え付けられていてそれを信じていただけのことであったのにと、今では責める気持ちもありません。

◆ベースがどうであれ生きているのは子供本人

どこでどのように育てられたとしても、どんな思考を持って潜在意識に落として生きているとしても、生きているのは親も子供も「その本人」です。

その潜在意識に落とし込んでいる信念を持つことによって苦しい現実をつくっていることに気づいたのなら、親をせめるのではなく、その意識を変えていく行動をとればいいだけのことなのです。

私が、母親のせいにしてしまって、ただ病んでいた期間は
「その信念を自分で変える!」と決めて
その行動さえすればもっと短くて済んだはずでした。

これはもう、後になって気づいていることなので、その期間ももちろん私にとっては必要な期間だったと思いますしもちろんそれで良いのですが。

子供本人が、子供の人生の中でどこかのタイミングで気づき、現状を受け入れ、変えようと決めた瞬間に変わるのです。

もちろん親自身も同様です。

◆親であるあなたが内観し、変えていくこと

もしまだ子供が大人になりきっていなくて、
自分で気づくなんてことが考えにくいとしたら、
まず親であるあなたがあなた自身の思考を変えていくことに取り組みましょう。

どんな形であれ、まだしばらく一緒の空間で生きるわけです。
子供へのあなたからの影響はまだ続きます
7歳までではい終わり、ということではありません。

潜在意識へのすりこみは何度も何度も似たパターンと思考、感情が結びつくことで強固なものになっていきます。

だから、あなたが信念を変えて生き始めることで、その何度も同じパターンで結びつけていたことが変わることで、子供へも新しい影響を及ぼすことになっていくはずです。

まず、あなたがあなた自身の内観をし、握りしめているものを手放していくことに取り組んでいきましょう。

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