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為替について知ろう!!

”為替”という言葉をほとんどの方は聞いたことがあると思いますが、みなさんは説明できますか?
私は、お金のレートのことかな?くらいの知識です…

外国株を取引する際には、為替も影響するため勉強しておく必要がありますよね。
そこで、今回は為替のことをまとめていこうと思います。
まずは、為替の意味から!

為替とは?

”為替”という言葉は、手形や小切手などの現金以外でお金を決済する方法の総称のことを言います。
本来為替とは江戸時代に広まった言葉で、売買する際の支払い金や資金の移動を、現金を持ち運ばなくても行えるシステムのことです。
要するに、現金を直接使わずに支払うこと…なので、クレジットカードを使った支払いがまさにそれですね!
実は、振込や口座振替も為替取引の一種です。

このように、国内で行われている為替取引は国内為替と呼ばれ、外国の通貨との間で行われる取引を外国為替と呼びます。
現代のニュースなどで耳にする為替とは、この外国為替を指すことが一般的です。

為替レート 円安・円高って?

2022年10月ごろに、円安ドル高が進み約32年ぶりの円安水準と話題になりましたが、その理由の1つに、アメリカがドルの金利を引き上げる政策を進めていることが挙げられていますね。
そこで、円安とか円高ってどっちがどっち??と頭が混乱しませんか?
私は今でもごちゃごちゃになってしまいます…

この為替レートは、世界の経済状況や需要と供給のバランスによって常に変動しています。
例えば、「円」を持ちたいと思う人が多ければ「円」を買う人が増えます。すると、世の中に出回っている「円」が少なくなるので、他の通貨より「円」の価値が高くなるということになります。これが円高です。

今回は、「円」と「ドル」の関係で比較してみましょう。
以前は、115円出さないと1ドルに交換できなかったのが、110円で1ドル交換できるようになったとします。
ということは、5円少なく交換することができるようになったので「円」の価値が高くなっていることがわかりますね。
これを日常生活に置き換えてみましょう。
日本では食料品の多くを海外から輸入していますがもし、ぶどうを1房1ドルで輸入しているとしたら、以前は115円で購入していたものが今は110円で購入できるようになったっということです。
海外からの輸入品を購入する場合は、家計の負担も減ってとても嬉しいですよね!!

逆に、「円」よりも他の通貨を持ちたいと思う人が多くなり、「円」を手放す人が増えてしまうと「円」の価値が下がるので円安ということになります。

以前は、115円出せば1ドルに交換できたのに、今は120円出さないと交換できません。
ということは、5円多く支払わないと手に入らなくなったので円の価値が下がったことになります。
この場合は、観光業界にとっては外国人観光客を日本に呼び込む絶好のチャンスになります。
外国人観光客にとっては、自分の国のお金が日本円よりも価値が高い状態なのでお土産をたくさん買ったり、高級ホテルに泊まったりすることができます。
また、日本でモノづくりをしている会社にとっては、輸出の競争力が上がります。
例えばアメリカに輸出する際、ドルに換算した商品価格が小さくなるため、アメリカの輸入業者は安く買うことができますよね。
なので、アメリカ製や他国製のモノよりも日本製のモノが売れやすくなります。
ただし、これは日本でモノづくりを行い海外に売る場合です。
近年は、日本企業の海外進出が進み、現地生産が広まった事もあり円安によるメリットは小さくなっています。

まとめ

海外旅行やショッピングにお得なのは円高。
輸入商品の価格が上昇して、生活費用が高くなってしまう状況が円安。

そして日本では、低金利が長く続いているのでただ銀行に預けていても利息は増えません。
しかし、アメリカでは利上げの政策をとっているためドルを多く持っていると利息が増えお得になります。
また、円高では投資をするチャンスでもあり、円安になった際にお金が増えることになります。

こうして為替について学ぶと、投資での売買に関わっているのはもちろんですが、私たちの生活にも大きく影響していることが分かりましたね!
為替レートの状態やデフレの状況など、厳しい状況の中で少しでも不安を軽くできるよう、自分で柔軟に動けるように知識を蓄えて活かせるようになっていきたいですね。
みなさんも大変な状況が続いていると思いますが、がんばりましょうね!!


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