三記事目。これでおしまいです。
河川敷に一本だけたたずむ木、よく見る光景です。午後の光に照らされて、彼岸花を添えて。
色は薄れども、枯れずに華やいでいます。
広島住みの我々にとって、沈下橋は馴染みのないもの。実は自分の知る限り、広島市にも二箇所あるんですけどもね。とはいえここまで広い場所に、立派に架かったものはありません。車も通ってよい様でしたので、一往復半してしまいました。
東側から鞆に向かう直線の道、そして渡船の発着場の雰囲気。光や影は遠慮なく飛ばしてしまいます。
観光地に来ても、猫のいる場所を知っていれば足が迷わずそちらに…シェルター所属の面々なので、比較的警戒心は低めです。とはいえいつものお山ほどではありません。固くなってしまう直前まで近寄り、無理せず中望遠で撮らせてもらいました。
狭い町におおくの観光客が居るため、ミスマッチな光景も面白いです。田舎だけど人はたくさん。
もちろん地元の方の、庭先のイロイロも見られて非常に楽しいです。
散歩をしている地元の方に案内してもらい、坂道の上のお寺さんに。にしても高速で喋りながら高速で登るものですから、付いていくだけで精一杯…いい景色だけどいっぱいいっぱい。
昭和の雰囲気、観光地の雰囲気。雰囲気だけなのか、実際そうなのか、それとも違うのか。
海が銀色に輝きはじめたので、遅くなりすぎてはいけないと帰り支度。一日に二度訪れるいちばんいい時間は、すぐに終わってしまいます。
帰っていると、夕焼けの時間に。島の隙間に日の入りが収まりそうなので良い撮影場所を探していると、ちょうどいい場所に港が。撮影スポットらしく先客のカメラマンが沢山居たので、自分たちも混ぜてもらいました。
これはいい夕日、ってやつなのでしょう。