自分らしく、自由に働く。フリーランスマーケターのライフスタイルと仕事術。
はじめまして。フリーランスマーケターのほりのです。
僕は現在、ECコンサルタントとして働いています。
独立してはや2年が経過しましたが、おかげさまでお仕事の相談も安定していただけるようになってきました。
心身ともにギリギリまですり減らしながら働いた会社員時代。
時間と場所にとらわれずに自由な働き方を手に入れたフリーランスの両方を経験してきてようやく自分の理想の働き方が実現しつつあります。
今回は、これからマーケターを目指す方や、マーケターとして活動中の方にとって少しでも参考になればと思い、僕がどんな日常を過ごし、どのようにして働いているのかをお話しさせていただきます。
・僕が考える、理想の働き方とは?
・普段、どんな働き方をしているのか?
・ワークライフバランスを向上させるためのコツは?
少々長いですがご興味あれば最後までお付き合いくださいませ。
かんたんに自己紹介
堀野正樹(ほりのまさき)兵庫県姫路市うまれ。46歳。
現在は、ECコンサルタントとして独立をして、企業のデジタル化促進やネット通販事業の立ち上げや売上アップのお手伝いをしています。
社会人となってから約20年、社員数名の小さな会社や、誰もが聞いたことがある大企業のなかで、社内マーケターとして働き、Webの可能性とビジネスとの組わせで売上を伸ばすチャレンジを繰り返してきました。
これまでの経歴
マーケティング歴は18年。これまで累計100億円以上の予算を預かって、さまざまなマーケティング施策に取り組み事業成長を行ってきました。
最近まで事業責任者として携わっていたEC事業は売上を3.5倍の年商70億円にまで伸ばした実績もあります。
得意なこと
実は最近まで、特別なスキルを持っていないのがコンプレックスでした。
でも今では事業会社で幅広い業務を実践できたことによる「究極の器用貧乏」を売りにしています。要領の良さ、好奇心、柔軟性というのは僕の強みだと思います。
マーケターの仕事を大きくわけると、戦略や企画を「考える仕事」と、集客やサイト運用を「実践する仕事」の2つに分類されます。
特に僕が得意としているのは前者のほうで、企業の目的を達成するための戦略を考えたり、KPIを立てて実務に落とし込んで売上をシミュレーションしたり、リサーチを行って市場や顧客理解を深めたりということを日々やっています。
どんなに素晴らしい戦略も実行ができないと無意味だと考えていますので、企業の持つリソースや実行能力を見極めたうえでの提案や、実行可能な体制を構築する段階から入らせていただくこともあります。
僕の仕事観
これまで会社員として20年、毎日汗をかいて、休み返上で働いてきたので、独立してからはガムシャラに働くのをやめて「楽しむ」ことを最優先に仕事をしていこうと決めました。
そのためにまず決めたのが「嫌なことはしない」ことです。
具体的には
・電車での移動
・嫌な仕事
・苦手な人付き合い
・時間を拘束されること
今後もっと増えるかも知れませんが、少なくともこれらから離れることで驚くほどストレスフリーの毎日を送ることができています。
一日の過ごし方
僕の平均的な一日の過ごし方はこんな感じです。
最近、朝型のスタイルに変更しました!
いままで夜に仕事をしていましたが朝に切り替えるとめちゃくちゃ捗ります。
みんなが寝ている時間に活動していることで自己肯定感も高まります。
ミーティングや締切間近の仕事がないときは、平日に買い物やサイクリングに出かけることも。基本自由です。
働くも、休むも自分次第というフリーランスの自己責任や潔さが好きです。
僕の仕事環境・働き方
仕事は、ほぼ100%リモートワークです。
兵庫県の加古川市という、のどかな自然が残る地方都市を拠点に働いています。
クライアントさんは東京をはじめとする全国各地の企業様ですが、今はほぼ100%オンラインでご支援しています。特にコロナの影響でリモートワークが当たり前になったのは非常に大きかったですね。
自宅で過ごす時間が増えたので、仕事環境はかなり気を配って快適に働けるようにしています。
ちなみに僕のデスクはこんな感じです。
仕事だけでなく、昼寝をしたり、読書をしたりと、一日ここで過ごすこともあります(笑)
とても快適です。
仕事の獲得方法
フリーランスになってみんなが気になるのが「仕事の獲得方法」ではないでしょうか。
正直言うと、僕はフリーランスになってから営業らしきことをしたことがありません。そもそも売り込まないと仕事が来ないコンサルにわざわざ仕事を頼みたいとは思いませんよね(笑)
そこで僕が仕事を獲得するためにとった手段は2つ。
代わりに営業をしてもらう
いわゆる人材エージェントに登録をして、案件を紹介してもらう方法です
僕が意識したことは、とにかくエージェントに対する評価を高めること。
自己PR資料は徹底的にクオリティを高め、依頼された仕事は損をしてでも満足度を高めること。
当たり前のことをちゃんとやっただけです。
でもこれが出来ていない人が多すぎるので、ちゃんとやるだけで仕事が来ます。マジです。
そうすることで「ECに関する案件はまずほりのに相談しよう」というポジションをつくることができ、今ではいくつかご相談いただいた案件のなかで興味があり、条件面が合うものだけをご支援させていただけるようになりました。
セルフブランディングを強化する
ECの専門家としての錯覚資産をつくることです。例えばセミナーへの登壇や、記事の寄稿、メディアへの掲載、SNSのフォロワー数など。
どれが向いているかは人によって異なるので好きな方法を選べばいいと思いますが、専門家としてのポジションが出来上がればクライアントさんからご指名でお仕事をいただけたり、仕事の単価も強気で交渉ができます。
セルフブランディングのおかげで、エージェント経由だけでなく直接お仕事の相談をいただく機会も増えました。手数料がない分、手取りも増えるのは大きいですね。
フリーランスが絶対やってはいけないのは、仕事が欲しいから値下げをして安く受けてしまうこと。
自分を安売りすることで価値を下げてしまい、忙しいのに儲からない負のスパイラルに陥ってしまいます。絶対にやめましょう。
お金の価値観
会社員のころは毎月決まった日に、決まった金額が口座に入ってくるのが当たり前でした。
でもフリーランスになると、報酬は交渉して決める必要がありますし、仕事を実践して自分で請求書を発行してようやくお金をいただけるわけです。
「貰う」から「稼ぐ」に変わったことが一番大きな変化かも知れませんね。
僕の場合、「がんがん稼いで大金持ちになってやるぜ!」という気持ちはさらさらありませんでした。
ただ、家族3人が生活に困ることなく暮らすことができ、買いたいものが普通に買えたり、たまに行きたいところに自由に旅行に行けるぐらいは稼ぎたい。
そんな感じでした。
独立当初は、漠然と年収1,000万円ぐらい稼ぎたいと考えていました。
ありがたいことにその目標は初年度には達成。
サラリーマンで年収1,000万円は手が届かない世界でしたが、フリーランスだと周りにもそれ以上をガンガン稼ぐツワモノがいるので特別感が全くありません。
たぶん本気で仕事に集中して取り組めばそれ以上稼ぐことも全然いけそうです。
でも最近は稼ぐことよりも、仕事を通じて誰かのお役に立てたり、若い方の育成をお手伝いしたいという想いのほうが強くなってきました。
今の僕があるのも先輩や経営者の方々にお世話になったおかげだと感謝していますので、今度は少しずつ返していく番かなと思っています。
僕の仕事術
スピード重視
スピードには2種類あります。
ひとつは単純に事務作業やルーチンワークなどの手を動かすスピードの早さ。
もうひとつが段取りや準備など仕事全体を組み立てて、効率よく終わらせる早さ。
一般的にはメールの返事が早い、資料の提出が早いなど、前者の早さが目に止まりがちですが、実は仕事全体のパフォーマンスをあげるのは後者。
準備段階から仕事がはじまっていると考えています。
とにかくマメな報告
これは言うまでもありませんが、クライアントにとって一番不安なのが本当に動いてくれているのか?今どのような状況なのか?ということです。
細かな報告や共有をすることで、ちゃんと任せておけば大丈夫という信頼にも繋がります。
全部自分でやらない
フリーランスになって感じるのが自分ひとりのチカラの無力さです。
人と比べると、器用貧乏でなんでもこなしてきた自負がありますが、それでも餅は餅屋。
アウトプットの品質や、時間効率を考えると、お金を払ってでも専門家に任せるほうが圧倒的にコスパがいいですね。
スケジュールを詰めすぎない
僕の場合、使える時間を100とすると、クライアントワークは50ぐらい。残りは将来のための種まきだったり、趣味や休息の時間につかっています。
最初の頃は100を仕事につぎ込んでいましたが、徐々に心の余裕がなくなり、体調も崩しがちで、結果仕事のパフォーマンスが落ちてしまった経験があります。
人生はマラソンみたいなものと考え、短距離で早く走るよりも、マイペースで楽しく快適に働くほうがよいと考え直して、今のスタイルに落ち着いています。
自己投資を惜しまない
数あるお金の使い方のなかでも、自己投資はもっともコスパがよい投資だと考えています。
自分自身の価値を高めることができれば、向こうから仕事が来るようになるし、単価もガンガンアップできますし、自信にもつながるのでいいことづくめですね。
僕は新しいことにチャレンジする時は専門家にコンサルをお願いしたりしますし、自分の知識の幅を広げたり新たな気づきを得るために専門書や有料商材にも惜しみなく投資するようにしています。
独学はダメとは言わないけど、殆どの場合は遠回りになってしまうのであまりおすすめしません。
群れない
これは僕自身の性格でもあると思います。
もともと人付き合いが苦手なので、せっかくフリーになったらわざわざ群れる必要はないなと(笑)
もちろん仲間は大切にしていますが、サークルのようにじゃれ合うつもりはなく、必要なときに、必要な関わりをする。これで十分かな。
クライアントの価値向上を大切にする
仕事とは結局これに尽きると考えています。
特にフリーランスは結果がすべて。
そのため新たな案件をスタートするときにはクライアントと共通の目標をしっかりと決めるようにしています。それがぶれてしまうと、せっかく頑張って成果を出したとしても「なんか違うんだよね〜」となってしまいお互い不幸なことに。
どんな価値を出せば一番喜んでもらえるのか?
まずここを理解するところからはじまめます。
大切にしていること
僕が大切にしていることは、お金でも仕事でもなく「時間」です。
当たり前ですが時間は有限です。なのにサラリーマン時代は、早く仕事が終わらないかな〜と時間を潰すこともありました(反省)
フリーランスになってから一番大きなメリットは時間を自由に使えること。そのため自分の人生を豊かにするために時間をどう分配するのかをすごく意識するようになりました。
僕は「何を優先して、何を捨てるべきなのか?」を徹底的に考えました。
優先すること
・大切な家族と過ごす時間
・自分の人生を豊かにする趣味の時間
・僕を頼ってくれる人に対する仕事での貢献
・今後を担う若手マーケターの育成
捨てること
・時給換算でお金を稼ぐための仕事
・嫌なこと、やりたくない仕事
・ムダな人付き合い(飲み会、交流会)
・ムダな移動(通勤や出張)
・ムダな時間つぶし(ゲーム、漫画)
やりたいこと、好きなことに時間を集中し、嫌なことはやらない。
こんなシンプルな生き方で、人は随分と幸せになれると思います。
僕の場合、趣味の自転車に乗るだけでも幸せな気分になれます(^^)
将来のこと
具体的に将来こうなりたいという目標は決めていません。走りながら、自分の気持ちと相談しながら進んでいこうと思います。
僕がこの先やってみたいことは、(コロナが落ち着いてきたら)海外で家族でバケーションを楽しみながら仕事をする。世界中を転々としながら、気の済むまで滞在して仕事も人生も楽しみたいです。
そうすることで、子供にいろんな環境に触れさせてあげることで自分の世界を広げたり、どんな環境でも生きていける自信をつけるきっかけづくりになればいいなと思っています。
単純に、憧れのワークスタイルだということもありますが(笑)
ダラダラと書き綴ってしまいましたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
今回が初noteだったのですが、もし評判がよければこれからも書いていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
こんな僕に相談をしてみたい、と思ってくださった方はTwitterか公式サイトからお気軽にお声がけください。
売上を伸ばしたい企業の担当者様、マーケターのキャリアについて相談したい個人の方、大歓迎です。