見出し画像

必要最低限がいい 工事アプリ界のAppleを目指す

株式会社ミライ工事のアプリ開発エンジニアHです。

「ミライ工事」は、工事写真台帳の作成作業を効率化することで、現場をサポートするアプリを提供しています。しかし、莫大な数があるアプリの世界は、すでに「レッドオーシャン」といえる状態です。そのような状態の中でも私はミライ工事に入社しました。現在、建設業界向けに、工事写真台帳アプリ」の開発に力を入れています。

企業を大きくしたいという思いで入社

私は以前まで、別のベンチャー企業に所属していました。その会社には約16年勤めましたが、すでに企業は大きくなって目標を達成できており、新たなチャレンジをしたいと考えて、情報を探していました。そこで出会ったのが「ミライ工事」です。

面接では、ミライ工事の会長と直接会話する機会を設けてもらいました。そこで伺えたのが、ミライ工事がベンチャー企業として始動したばかりであること、そして会社を改善していきたいということです。
私はその部分に面白さを感じました。ミライ工事を成長させたいという気持ちが強くなり、以前まで働いていた会社を辞めて転職という形でミライ工事に入社しました。


担い手が減り続ける建設業界をサポートしたい

建設業界は慢性的な「担い手不足」という問題を抱えています。現場工事や管理などの幅広い業務がありますが、とくに土作業を行う現場工事の担い手不足が目立ちます。

一口に建設業界といっても、土木、建設、設備ではそれぞれの文化にかなりの違いがあります。たとえば大手のゼネコンなどでは、社名に惹かれて入社を希望する若手はまだまだいるでしょう。しかし「自分でスコップを持って地面を掘りたい」と思う方は多くありません。土木の世界は先進的な技術よりも、実績を重ねて信頼感のある古くからの技術が好まれますから、そのような点も担い手不足に影響すると思っています。
担い手不足を改善するひとつの方法として、今後は先端技術等をアプリに導入して、建設業界全体のサポートをしたい。そんな強い想いを持っています。


レッドオーシャンな業界で気軽に使えるアプリを提供する

建設業界向けのアプリは既に珍しいものではなく、ミライ工事も決して最先端を独走しているわけではありません。既に「レッドオーシャン」の中で働いていることを実感しています。

そのような環境において、ミライ工事のアプリは「シンプル」という言葉が合います。高機能性ではなく、シンプルで使いやすく誰でも簡単に使用できるという点を全面に押し出すアプリ、という位置づけだと思っています。

建設業界は、正直に言ってしまえば、まだまだITに関するリテラシーが高くありません。業界向けアプリの中には「多機能」をウリにするものも多いのですが、これを使いこなすことは難しいと考えています。

ミライ工事は誰でも簡単に使えるシンプルなアプリなので、そのシンプルさを武器に、工事全般、建設業全般の業務効率を図りたいです。


胸をときめかせる”先端技術”を取り入れたアプリを作りたい

ミライ工事は、企業に限らず、個人事業主や一人親方の方でも手軽に使えるアプリを目指して開発を進めています。今後はアプリの進化やユーザーへ魅力を伝えるために、先端技術を取り入れていきたいです。

たとえば、AI学習機能を搭載して、写真内に看板があれば自動で文字認識させる「電子黒板化機能」を導入したいと考えています。設定を変えれば電子黒板あり・なしのどちらにも対応できるようになり、現場作業とデータ入力の手間を大きく削減できるイメージです。
早ければ2023年には着手していきたいと考えているため、利用してくれるユーザーの胸をときめかせるアプリにすることを計画しています。


ミライ工事を「ユーザーが自分で探して選ぶ」アプリにしたい

私は、建設業界全体の業務効率化を目標として、仕事に取り組みたいと考えています。ミライ工事のアプリ開発は、その目標を達成するための手段であり、最終的にはユーザーが必要だと考えたものを提供できれば良いと思います。

世の中には数多くのアプリが登場していますが、なかには機能が充実しすぎて「どの機能を使えばよいかわからないアプリ」や「広告が多くて使いづらいアプリ」があります。しかし、これはユーザーが本質的に希望するものではありません。搭載する機能は必要最低限にして、直感的に利用できるアプリを作りたいと思います。また、アプリに広告を表示させるような「現場作業の効率化を妨げる機能」を付けないように対応できればと考えています。

不必要な機能を削って簡単で使いやすいアプリを提供できれば、その分多くのユーザーから利用してもらえると考えています。「必要なら自分でアプリを探す」というアプリを提供できるのが私の理想です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?