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保険の超基本!公的保険と私的保険

こんにちは。ミライ・イノベーションnote編集部です。

けが・病気などの日常生活における、あらゆるリスクに備える手段である保険。保険には、国民皆保険制度に代表される「公的保険」と、自らの意思で加入する「私的保険」の2種類にわかれます。

今回は、保険制度の導入として、公的保険と私的保険の違いやその概要について解説します。

1.公的保険

公的保険は国の保障制度で、強制加入です。
この公的保険(健康保険、国民健康保険など)によりけが・病気等の際には自己負担額を軽減できます。また、もし働けなくなったとしても公的保険が保障してくれます。

このほか、労災保険公的年金公的介護保険、雇用保険なども国が運営する公的保険です。上図のように、公的保険は生活の保障が大きな目的です。

2.私的保険

一方で、私的保険はリスクへの備えが大きな目的です。ゆえに、私たちが任意に加入する民間の生命保険や損害保険はすべて私的保険に分類され、その種類も多く内容も多岐にわたっています。

民間の私的保険は、経済的に取り返しがつかない出来事に備えるものです。「貯蓄と公的保険で対処できない部分に対して備えをしておく」のが私的保険の基本的な考え方です。

Point! 私的保険の役割
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■ 原則は、貯蓄+公的保険で対応
■ 私的保険は、貯蓄+公的保険ではまかなえない部分に対する備え

そして、私的保険には次の3つの種類があります。

(1)生命保険(第一分野)
(2)損害保険(第二分野)
(3)第三分野の保険

それぞれくわしく見てみましょう。

(1)生命保険

生命保険とは、「生命」に関わるものを保障する保険です。死亡保障だけではなく、病気・けがへの保障を含む場合もあります。また、保障と貯蓄を兼ねたタイプの商品もあります。

一般的には、あらかじめ約定された額が支払われます。また、生命保険は、生命保険会社のみが取り扱うことができます。

(2)損害保険

損害保険とは、偶然のリスクにより起こる損害に備えるための保険です。相手にけがをさせてしまったり、相手のものを壊してしまったりした場合なども損害保険の対象となります。

また、一定額の保険金が支払われる生命保険などとは異なり、実際の損害に基づいた保険金が支払われる「実損払方式」が中心です。
なお、損害保険は、損害保険会社のみが取り扱うことができます。

(3)第三分野の保険

第三分野の保険とは、生命保険(第一分野)と損害保険(第三分野)の両方にまたがる保険、もしくはそのどちらにも属さない保険のことです。
第三分野の保険には、医療保険、がん保険、介護保険などがあり、その種類は様々です。そして、第三分野の保険は、生命保険会社と損害保険会社の双方で取り扱うことができます。

◆ 保険の分類まとめ

それぞれの保険の違いをまとめると下図のようになりますよ。

3.公的保険と私的保険の違い

最低限度の生活水準を保障することを目的とし、国民全員が加入するものが公的保険。その公的保険でまかなえない部分に備えておくのが、私的保険でした。最後に、公的保険と私的保険の違いを確認しておきましょう。

4. さいごに

いかがでしたか?
今回は公的保険と私的保険の目的の違いについて解説しました。
両者の違いを正しく理解し、将来のリスクに備えておくことが大切ですね。

次回からは、私的保険について特集します!
お楽しみに!

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