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みんな背伸びして、生きている。【ぼくらは仕事で強くなる vol.23】

連載「ぼくらは仕事で強くなる」は、ローンディール 代表 原田による個人ノートです。組織やマネジメントのこと、自分自身のキャリアについてなど、日々感じていることや取り組んだことを綴っています。週1回程度更新しています。

「経営者も悩むことあるんですね。」
レンタル移籍をした方から、時々聞くコメントです。そうなんです。一応経営者の端くれとしてコメントしておきますと、経営者だって、悩むんです。というか、悩むことばかりです。

何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、けっこう対外的にはっきりとモノを言わなきゃいけない場面も多い立場だったりするので、身近にいる人がそのことを忘れてしまったりします。「この人は、何の迷いもない、強靭なメンタルを持っている人なんだろうな」っていう感じで。

でも、この、みんな悩んでいるって忘れずにいることが、なかなか良いんじゃないかと思うのです。

私が起業をしたての頃の話です。当時、売上もたたないし、仲間もいないし、すごい不安にさいなまれていたんですよね。周りにはすごい人ばかりで、自分はこんなにもブレたり、答えが出せなかったりしている。あぁ、とんでもない世界にきてしまった…って。

でも、ある朝、商談に向かってオフィス街を歩いていたら、見知らぬスーツ姿の男性に声を掛けられました。と、思ったら、そこにいたのは尊敬していた先輩起業家の方でした。私の視界にもその人は入っていたのに、まったく気づかなかった。申し訳ないけど、まったくオーラがなかった。というか、朝から疲れた顔した人が歩いてくるなぁ、ってくらいに思っていた。そうしたら、まさかの尊敬している人だったんです。そして、会話を始めると、彼はいつもの精彩を放ち始めたのです。

その時に気づきました。あぁ、この人もスイッチ入れているんだな、って。そう、きっとみんな背伸びをして生きている。

めちゃくちゃ頭がキレるキラキラキャリアの人も、メディアですごい強気な発言をする人も、もしかしたら、家に帰ってお風呂の中で頭を抱えているかもしれない。誰も見ていないところで、疲れたり、まいったり、悶々としたりするんだな。でもそれを、見せないように戦っているんだ。

そう思ったら、楽になったんですよね。不安に思っていることが当たり前なら、不安は消えないけど、それは自分だけじゃない。みんな一緒。だから、自分ももうちょっとだけ背伸びしてみようかな、もう一歩だけ進んでみようかなって思えるようになったのです。あと、あの人もこの人も背伸びしているんだねっていう捉えた方をしたら、周りに対して優しくなれるような気もしました。

しんどい時とか、思い出してみてください。「みんな背伸びをして生きているんだ」って。そして、背伸びしてみたら、ちょっと見える世界が変わるかもしれません。それでは。

【過去のノート】

【レンタル移籍とは?】

大手企業の社員が、一定期間ベンチャー企業で事業開発などの取り組みを行う、株式会社ローンディールが提供するプログラム。ベンチャー企業の現場で新しい価値を創りだす実践的な経験を通じて、イノベーションを起こせる人材・組織に変革を起こせる次世代リーダーを育成することを目的に行われている。2015年のサービス開始以降、計45社121名のレンタル移籍が行なわれている(※2021年1月1日実績)。→詳しくはこちら


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株式会社ローンディール代表取締役。「レンタル移籍」という事業を通じて、主に大企業の人たちに一定期間ベンチャー企業で働く機会を提供しています。新しい働き方の選択肢を作ることで人材の流動性が高まり、個を活かす組織・自らの能力を最大限に発揮できる個が増えていくといいな!と思っています。