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子供で自分の承認欲求を満たそうとする毒親たち。

今日はちょっとピリ辛なネタを書きます。

承認欲求とは…

「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。

Wikipediaより

そして
【毒親】と言われる人たちの特徴のひとつに

《承認欲求が強めであること》

が感じられます。

毒親の特徴・定義とは色々ありますが
単純に子供に危害を加えてしまうといったものから
一見「良い親風」で実際は
子供を自分の思うようにコントロールしようとしている親まで
様々なカタチの毒親をみてきました。

タチが悪いのが
「良い親風」タイプ。

自分の所有物かのように
子供の気持ちなど無視して

自分が「こうあるべき」を押し付ける。

口ぐせや
言わないまでも思っていることは

『あなたのため』。


勉強しなさい
いい学校にいけ
安定的な職につけ
それなりの年になれば結婚、子供…

鑑定にも「子供の悩み」として抱えてくる人もいます。

たとえば
息子がなかなか結婚しないのですよね、結婚できますか?

と聞いてきます。

ご本人は結婚は望んでいるのですか?と聞くと
「望んでいない」と‥‥

子供の結婚=親の願望
というだけ。

あとは、よく見られるのがスポーツの場面。

自分がしてきたスポーツ

または
自分がやりたくてもやれなかったスポーツ

これを子供にやらせる。(子供がやりたいかどうかは無視)

この2パターンが多いですね。

子供を通じてスポーツの場面を楽しむだけならいいけど
結果を残す、つまり
レギュラーを勝ち取るとか
試合で勝ち進むとか
そのために指導者ばりに必死に関わってこようとする。
その場合子供の気持ちは
無視の傾向が強いので
子供はストレスを抱え
高校生くらいになると、親子間での衝突もたまに見られます。


3人の娘の子育てをしながら
そしてスポーツの指導という場面を通じて

そんな親たちをたくさん見てきました。

毒親、というと
一部の特別な人たちのことを言われていると思われがちですが

私がみてきた限り
程度の差こそあれ
「毒親でない」親を見る方が少ないと感じます。
(あくまで私の見解です)

子供をコントロールしたいと思う気持ちの裏には

親自身が満たされてこなかった
【承認欲求】があります。

認めてほしかった
すごいって言われたかった
好きなようにやらせてほしかった

そういった願望が、満たされないまま
大人になり子供ができ

自分の分身であるかのような我が子に託してしまうのです。

子供の出来がよければ
親である自分の評価が上がる。

子供が「すごい」といわれることをすれば
親である自分も「すごい」と言われている気になる。

自分の願望を
子供を通じて満たそうとしているようにしか見えないのです。

「○○(娘)ちゃん、△△大学行くんだってね
すごいね!」

などという会話は子供をもつ母親同士の会話でよく聞かれますが

すごいのは子供であって
(そもそも△△大学にいくことが本当にすごいことなのかどうかはわかりませんが)
親ではないのに
子供が褒められる=親も認められた気になるのです。

それを得たいがために
子供には常に
「世間で認められること」つまり
良い学校に行くとか
スポーツで何か結果を残す
などといったことを望んだり

逆に
子供がある程度の年齢になっても結婚しないことなども
子供の願望であるにもかかわらず
親が恥じることになると思い込み
先ほどの鑑定の例のように
「悩み」となってしまう。


このような親のもとで育った子供は
当然ながら、自由に選択することができなくなります。

反発する子は、ましです。

大体が、親の言うことを聞いてしまうから
自分を押し殺した状態で成長していきます。

そして、満たされずに大きくなった子供が親になると…
毒親ループになるか
反面教師として、過去の自分の境遇を活かした子育てができるかどうかは分かれます。

私がなぜここまで
毒親分析をしたくなるかというと

先にも述べた
3人の娘の子育てをする上で関わった人たちを見ていて感じたことや

スポーツの指導者という立場でみてきたこと。

そして一番が

私自身の父親が毒親であったこと。

私たち子供を自分の思ったようにしようとする父親に対し

「私は道具じゃない」と反発しながらも
言うことは聞かなければならなかった状況が悔しかった過去があるから。

占いや精神の仕組みなどを学んで

父は極度に【承認欲求】が強い人間だったということを知ったのは
父が亡くなった後でした。

我が子は長女が20歳になり
次女は高3、三女が高1

それぞれの将来を考える節目になり
周りで同じような年齢の子をもつ母親同士の会話で

手に職を持つ系
公務員や大手企業への就職を

【安泰】だと勘違いをしている人の多さに
げんなりしてしまうことも。

満たされたい
認めてほしい
安心したい

親の『欲求』を子供に託さないでほしい。

常に願っています。

そして「自分を満たす」方法は

すべて自分の内面にしかない
ということも知ってほしいなと思っています。

自分を満たせるのも自分
自分を認められるもの自分。

自分を満たす材料を
外側=社会や他者に求め
たとえそれが叶ったとしても

ベースに自分を満たすことができていなければ
無限に「ほしい」を繰り返していくだけ。

そのループを無意識に押し付けられてしまう子供たちも苦しいし
何よりも自分自身が苦しいはずです。

父のような親にはならない。
と宣言しつつも

娘たちに親のエゴを押し付けてはいないか
と自分に問うことも多々あります。

子供を通じて自分を満たすのではなく
子供を通じて自分が成長できると思える親でありたいですね(^^)








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