リソースを活かす

今日、僕は東京から引っ越す。
割と都心寄りのこの街で、僕は都会的な充実感を得た。

新卒で茨城のど田舎に住んでいたが、僕はその生活に不満は無かった。
世界一周の為に給与のほとんどを貯金するつもりだったから、お酒好きな僕にとって、気軽に飲みにいける環境ではなかったことは、むしろ歓迎されるものだった。
今の時代、オンライン英会話もあるし、英語の勉強にも事欠かなかった。
だから、きちんとお金を貯め、たくさんの本を読み、英会話をある程度習得した。お金は貯めるだけでは勿体ないので、投資手法も身に付けた。
そんな3年間だった。
節約は少し度を越していたし、娯楽も少ない。車も持っていなかった。正直、楽な生活では無かった。
だけど、僕はその環境においてのリソースをきちんと活かしたと思う。
そして、楽では無かったその3年間を乗り越えた自分に、今の僕は感謝してるし、そんな過去の自分を誇りに思う。

これからは、恋人との同棲が始まり、本格的に結婚、そして家族を持つという方向に向かっていくはずだ。
それは、僕の大きな夢の一つであり、一番大切にしたいこと。
独身ではないからこそ得られる経験や、そこから生まれる喜びや学びが、きっとたくさんある。

「30歳までは自分の為に時間とお金を使う。」
そう決めて、世界一周をしたし、都会の生活も満喫した。それなりに出費を気にしない生活を送った。

人生のステージにおいて、そんな生活はお終い。
寂しさは無いし、大きな後悔もない。(もちろん、完璧だったなんて言えないけど)

僕らはいつか死ぬことがしっかりと決まっていて、平均寿命だってわかってる。
自分の人生を自分の手で描いて、出来るだけ豊かな人生になるよう、歩んでいく。もちろん、ガチガチに決めてしまうのではなく、柔軟性も大切。

これからの自分の人生を描くに当たり、今の年齢や環境、それから身近な関わりのある人、仕事。そういったものをきちんと活かし、人生のどのステージではどんなことをして、何を得ていきたいのか。
そんなことを考え、実行し、また微調整・方向修正をしながら、この先も人生を歩んでいきたい。

この街に、ありがとうを伝えたい。
そして、これからよろしくお願いします、新しい街。

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