武道と武術の違い
私はかなり武道をやりましたが,あれの本義は,敵を制することでもなければ護身でもないのだと理解しています。謂わば,武道の本義は体感と体現によって哲学を物することですね。
哲学は,思惟によってのみ物されるイメージが強いとは思いますが,実践的に身体を動かすことでしか本質的に物することができない哲学もありましょう。武道はこれを目指すのだと考えられるわけです。
翻って,武術は敵を制する(と言いますか、殺す)ことが本質だと言い切ってしまってもよいとはおもいます。哲学をその本質に置くのは〝武道〟の方だということですね。
ところで,護身術の本質は分かり易く護身だと言い切って差し障りはないのでしょうね。
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