見出し画像

生きる力、豊かな暮らし、とは?

先日、和歌山に引っ越した友人宅に遊びに行った。

その友人たちの暮らしぶりを見て
豊かな暮らしだな〜
と、心の奥からじんわりと言葉が湧き出た。

そして
もっと生きる力を身につけたいな
という願望が生まれた。


画像1

大阪に戻り、別の友人に

「わたし、生きる力をつけたいんですよね〜」

と言うと

「…いや、もう充分あると思いますけど…

と苦笑いされる。


その時の私は、そんなはずはない!!と返答。

また別の友人に、同様のことを言っても

もう充分あるでしょ

と、たびたび苦笑いされた。


じゃあ、わたしにとっての「生きる力」「豊かな暮らし」って何よ?

画像2

じゃあ、わたしは何に対して「生きる力」「豊かな暮らし」と思っているのか?

自分で野菜などを育てる、自給自足?
自分ひとりで判断をすること?
どこでも暮らしていける適応力?
どこでも仕事、収入を生み出せること?
人とのつながり?
家族を作ること?


ここ数日は、自問自答の日々。
仕事中も、頭の片隅にそのテーマがあった。


80歳代の女性の訪問中。
彼女は、認知症がひどく、私が看護師、ということも認識できず、私たちに強い拒否を示すこともある。

そんな彼女が珍しく、わたしに話しかけてきた。
「貧乏は、丈夫なんだってさ。」
突然のことに、何のことか分からなかったが、彼女は、生育歴をポツリ、ポツリ、と話してくれた。

その彼女にわたしは、生きる力を身につけたい、と話した。
すると、彼女は
「そんなん、付けようとして付けるもんちゃう。自然に身についただけや。
時代がちゃうねん、仕方ない。」
と、言った。
あー、わたしまた肩に力入っちゃってたわ〜、と、少し気持ちが軽くなった。


生きる力は、頼る力??

画像3

その中で、一つ、ふと答えのようなものが思い浮かんだ。

生きる力は、頼る力

自分一人で問題解決する
何もかも自分だけで暮らしていく

それが、生きる力を高めること、だと思っていた。
だけど、そんなことは不可能だ。

自分のできないことは認めて、得意な人に頼る。
自分に不足していることは、持っている人に助けてもらう。

まずは、ヘルプ!と声を上げる、その力が必要なのかもな、と。


豊かさは時間の流れかた?

画像4

休日の今日は、遅く起きて、朝昼兼用のご飯の準備をした。
仕事の日の朝は、ギリギリまで寝て、適当に何か食べて慌てて家を出るワタシ。

今日は、パンや果物を用意して、久しぶりにコーヒー豆を挽いて、コーヒーを入れた。
準備をしながら、ふと、スペインのホストファミリーと過ごした時間と重なった。


あ、もしかして、豊かさ、というのは、ゆったり流れる時間のことなのかな?
身体の緊張が、ふわーっと解ける、そんな感覚のことなのかな?

と、なんとなく思った。


答えは、まだまだ見つからない。

画像5

まだ、わたしが何を大事にしたいか、何を求めているか。答えは見つからないけど。

ヒントをくれる、居心地のよい人、場所に出向いていきたいなー、と。

今週は、そんなアクションを起こせそう。
たのしみだなぁ。

読んでくださり、本当にありがとうございます^ ^