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扉を開けて

 『春告鳥』シリーズ第3巻、出来しゅったい

オビもいい感じで
裏も本格的です
並べて嬉しい
近々、搬入に参ります
(3巻はまだオンラインでは買えません)

 ずいぶん大人になるまで「重版出来」を「じゅうはんでき」と読んでいました。「出来」が「しゅったい」であると知った時はなんか興奮しました。間違えていたことを恥じるより、新しい言葉や読み方を知ったことに興奮するタイプです。笑

 さて、今週の「シロクマ文芸部」さんのお題は「本を書く」でしたが、レギュラーメンバーになって一発目だったというのに、創作をせずにこちらの記事を書いてしまいました。小牧部長、申し訳ありません。

 こちらの記事のRyēさんへのコメント欄にも書いたのですが、思うところあって最後部を少し直しています。

 この記事を書いて、気づいたことがありました。

 まずは、自分が最近「この辺でいいや」と思い始めていたこと。
 思いも書けないようなことが色々起こって、10年前の想像の斜め上のところを歩いている今ですが、それには去年の、どこか破れかぶれにも似た「リミッター外し」があったようで。
 その反動か、昨年末ごろから、自分をまた枠に収めようとしていたようです。さまざまな「できない理由」を考え始めていました。

 年だから。
 気力体力視力が追い付かないから。
 時間が無いから。
 忙しいから。

 でも、少し時間を置いてみて、「ま、それはそれ」と思いました。
 過去から見た今が「想像の斜め上」なら、この先の未来も、どうなるかなんて誰にも分らないことです。まだ見ぬ未来を、勝手に決めつけることはないな、と今は思っています。
 おとといまで思ってたことが今もう違うくらいですから。笑

 それからもうひとつ、今年の抱負や目標を、そういえば全然考えていなかったな、ということにも気づきました。

 数年前まで私は、正月に今年の目標を考え、年末にひとり反省会をしていました。手帳に書いたりして、年末にそれに対する評価をしたりしていたのです。が。今年は完璧!目標全部クリア!なんて年は、全然ありませんでした。たいてい、ダメだしです。それで次のお正月に、去年できなかったことを目標としてまた手帳に書く、ということを、はい。しておりましたです。

 それはそれでいいことだったと思いますが、ある年から「やめた」と思いまして。それこそ、何が起こるかなんてわからないので。

 ただ、ざっくりでも目標や「こうなりたい」ということを持っておくのと何もないのではやはり気持ちの入り方が違います。今目の前のことに集中しすぎて、大きな展望がないのも視野が狭くなってただただ毎日に忙殺されるだけになってしまうのもよろしくなさそうです。
 それで、昨年中には「年が明けたらなんかザックリ考えてみよう」と思っていたのですが、すっかり忘れていました。

 それで、あらためて「今年やりたい10のこと」を考えてみました。

①人と会う


 実はこれを実行するためには、まずは痩せなきゃいけないという激しい思い込みがあったのですがもういいです。人と会ううちに痩せるかもしれません。人と会うダイエット。いえ。そんな都合のいいことはないかもしれません。考えてみれば、ランチやお茶、観劇や旅行など、何をするにせよ、人と会っているうちに太るといいうのが定石でしょう。たぶんサバランも食べに行くでしょうし(笑)。まあ痩せるのが目的ではないのです(むしろ最初の目標にしろって感じですが)。
 昨年初めてnoteを飛び出してdekoさんとヱリさんに会って、やっぱりリアルに人と会うって素晴らしいなって思ったのです。
 5月のフリマも、たくさんの人や本と出会うのが目的といっても過言ではありません。

 人と会う、ということに関連し、たとえば何か、イベントやスタエフやズームなど、これまで「決してやりません」と拒絶しまくって、やったことが無いことにも挑戦してみたいと思います。noteでの交流も相当に幅を狭めて、サポートも閉じていました。これまでお断りさせていただいた方々、すみません。
 でもなにごとも、タイミングってありますからね。タイミングを大事にして、この後も無理せずにいい形で参加できたらいいなと思います。少しずつ、少しずつ。
 「あ、この人そういう表向きのこと、駄目だから」と思っていらっしゃった方もいらしたかもしれませんが、今後は「ちょっと誘ってみる?」と思ってくださったら嬉しく思います。

 今年はみなさんと、どこかで、どんな形でかわかりませんが、お会い出来たら嬉しいです。
 吉穂堂ならなお嬉しいです。
 その時を楽しみにしています。

②作品の文庫化を完了する


 5月のフリマまでに、文庫化を完了させる予定です。その前に吉穂堂で売れたら、ちまちま増刷しながら、フリマに備えようと思います。上記記事に書いた通り、なかなかちゃんとしたものが作れないジレンマと闘いつつ、頑張ろうと思います。

③5月の文学フリマ東京に参加


 今年の最大の目標です。
 って言っても何を準備すればいいのかもわからないのですが、ご経験者のみなさん、どうかご教示願います。

④えっとこの後どうしたらいいですか?とならないようにする


 5月の後のことは、まだ考えていません。
 本づくりも終わっているとすると、燃え尽きてぼうっとすることが予想されるので、5月までに何か考えます。

 ざっくり考えているのは、「PASSAGE」さんのCaféが貸し切りできると知ったので、そこで何かできたらいいなということと、1日店長といって1日のうちの何時間か店長さんをして、1階の平台に本を陳列できたりするとのことなので、それが出来たらいいなとも思っています。

 noteでも、何か企画に参加したり、コラボしたりしてみたいです。

⑤読書


 なにしろ、ひたすら本づくりの毎日で、なかなかちゃんとした読書が出来ません。今年後半は、ゆっくり本が読めたらいいなと思ってます。

⑥『光る君へ』を観る


私の中では、源氏物語ブーム到来中です。
1年間、楽しめたらいいなぁ。自分の気持ちが途中で失速しないことを祈ります。

⑦「サバランさん同好会」の会報誌を作る


 おいおい会報誌は半年に1回、年2回じゃなかったのか?この調子だと1年に1回ってことなのか??
 とツッコミをいただきそうな気配になってきました。
 近々、近日中に、ええ。ええ、必ず――笑

⑧鎌倉めぐりを強化


 鎌倉のオーバーツーリズムの波は確かに感じる今日この頃です。
 なかなか空ちゃんと予定が合いませんが、今年は鎌倉のお参りを強化せねばならない家庭の事情もできました(だいたい息子がらみ)。といって、こちらも「人と会う」の延長のようなものです。楽しんで参りたいと思います。

 あれっ

 10・・・ないですね(笑)。
 ないですけど、まあ、いっか。
 思いついたら、付け足すことにいたします。

 こうしてみるといろいろやりたいことがありましたが、基本、本がらみですね。「人と会う」のは、本関係だけとは限らないと思いますので、基本的にオープンマインドで、扉を開く1年にしたいと思います。

 皆さま、今年もどうか、みらっち&吉穂みらいをどうぞよろしくお願いいたします。










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