「あつまれどうぶつの森」がめっちゃ教育によさそう
自粛生活のメガヒットゲーム、「あつまれどうぶつの森」、我が家でも家族全員やっています。40代の夫、33歳のわたし、そして4歳のムスメも「あつ森」の世界に夢中です。
ムスメ自体のプレイ歴は2週間くらい。ムスメが保育園登園を自粛して4週間、同年代との子どもの接触が皆無になり、話せる相手は親&LINE通話の友達や親の友達、親戚のみ。人形遊び、粘土、ビーズなどもしますが、YouTubeやアプリ、ゲームをやりたくなってきます。
ただ、ここ最近は子どもがあつ森をプレイする様子を見ていて、
「あつ森は4歳の子にはなかなか教育効果があるのでは?」
「これ子どもをYouTube漬けにするくらいやったら、あつ森漬けにしたほうがいいんじゃないか?」と思えてきました。
今回、「あつまれどうぶつの森の4歳児への教育効果」というテーマで筆を執ります。
*「教育効果」→「ゲームではこんなことができるので、こんな能力が伸びそう」みたいな感じです。
*あくまで我が家の場合。半分ギャグです。そもそも「教育にいい」ってなんだ...。家族みんなで楽しめればいいよね。
我が家の購入のきっかけ
流行りものにはとりあえず手を出したい性質のオットがあつ森ソフトを発売日当日に購入。私はどうぶつの森シリーズは「時間泥棒」と聞いていたので手を出したくありませんでしたが、オットが「みきほしもやるべき」「いいからやって」と懇願するので、それに折れる形で始めました。
私自身はどんなゲームか始めるまで知りませんでした。
ざっくりいうと、我が家の場合、ひとつの無人島に家族全員で移住し、
それぞれ違う家に住みそれぞれの家でインテリアを工夫し、ほかの架空の住民とともに島ぐらしを楽しめるゲーム..というかんじです。
4歳児、見てるだけでも楽しいらしい
最初の2週間くらいは、ムスメは私や夫のプレイを見ているのみ。
見てるだけでもかわいい世界観ですからね、かわいいもの大好きの4歳児には楽しい世界です。
ゲームにはプレイヤーの分身が存在します。それが4歳の子どもには感動的なようです。「画面の中のおとうさん」「画面の中のおかあさん」がいる、というのもおもしろいそうです。
オットはプレイするとき、子どもに
「風船がきたらパチンコで落とす」
「魚を釣るときは影をみつける」
「地面に切り込みがあったらスコップで掘る」
などの決まった動作の流れをていねいに教えていており、
子どもは大人の横で
「あっおとうさん風船あったよ!」
「あっあそこ光ってる!地面が光ってるよ!(お金が埋まっている)」などプレイサポートをしたり、
「なんだ~~タマゴか~~」
「やった~~タイだ~~」と
大人の口真似をして一緒に喜んだり、彼女なりに楽しんでいました。
教育効果:手先を動かす
4歳児の手先って、まだ発展途上です(うちの子は)。おはしやハサミの使い方がまだ怪しいお年頃。
プレイ当初は、ニンテンドースイッチのコントローラーの動かすのが上手じゃなかったです。
スイッチのコントローラーはスティック操作で、スーファミなどの十字キーより複雑な動きができます。そのため、上に行きたいのに斜めにいくなど操作ミスをしちゃいます。
握る力が弱くてコントローラーも落としたり。
ですが2週間もたつと、ちゃんと彼女なりのコントローラーの握り方を学んで、そう落とさなくなり、操作ミスも減ってきました。
(穴を変なところに掘ることはあれども、ちゃんと直します。)
すべての操作は能動的なので、ぼーっと見てるだけで受動的要素が高いYouTubeよりはよさそう(偏見)。
教育効果:左右・地図の読み方がわかる
子どもはまだ島の全景を把握していないので、
「フータのところどこ?」
「つぶきちのお店どこ?」
というような問いがされ、大人は
「もっと上のほうだよ」
「左だよ。そっちは右」
「何も動かさないでいてごらん。島の地図が出てくるよ」
という具合に、左右認識・地図を読む機会が与えられていきます。
そのうち島の全景もわかってくるのかな。空間把握能力が発達しそう。
教育効果:荷物の優先順序の立て方がわかる
初期ではプレイヤーが持てる荷物の数は20個。
なんでもかんでも拾って・買って所有できるものではありません。
いずれは捨てたり、その場に置いといたり、あきらめなければならないときが来ます。
自分の「好きなもの」だけではなく、「役に立つもの」「必要なもの」のためにスペースをあけないといけない、ということを学びます。
例えば当初、ムスメは「ピンクの傘」というアイテムが大好きで、3つも所有していました。
ですが手荷物20分の3が傘で、そのほかオノや網など島暮らしに必要不可欠なものを持っていると、たいしてモノが拾えません。
彼女なりに試行錯誤して、少なくともいまはピンクの傘を3本持ち歩くということはないです。
教育効果:手紙が書ける
ムスメはひらがな・カタカナ・数字は読めますが、まだ文字は書けません。
ですが、あつ森のキーボードを駆使して、単語の羅列や文章っぽいものを書くことができます。
ゲーム中では、ゲーム内の島民に手紙を送ることができます。
この島民というのは、架空の島民キャラクターに加え、家族の大人(親)も含まれます。
一度、私がムスメに「だいすきだよ」と手紙を書いて送ったらむっちゃクチャ喜んでました。
もらった手紙を応用してか、ムスメは父に手紙を送りました。そのときの手紙がこちらです。
めっちゃくちゃかわいくないですか。
「惜しい!」「がんばった!!」というかわいさ。
子どもなりに文字をつなげて文章をつむいで手紙を送ってくれるの、めっちゃ良い...。
教育効果:数字、貨幣経済
これはムスメがわかってるのか正直怪しいですが、100以上の数字に触れ、
「ローンを返して家を大きくする」「モノを売ってお金を稼ぐ」という貨幣経済疑似体験ができています。
はじめローンの概念が分からず、「何回ローンを返してもローンをまだ返せっていわれる、おうちを大きくできない」と消費者金融にはまった大人みたいなことを言っていましたが、いまは返済して家を一段階大きくしています(家を大きくすると「収納」が増えて、キープできるアイテム数が増える)。
うちの子に関してはそんなかんじです。
そのほかの楽しみ方、伸ばせそうな力
そのほか、こんな楽しみ方してます。
おきがえ:
好きな服着て楽しんでます。
表情(リアクション):
住民から教えてもらう「リアクション」を増やして、いろんな表情をやらせるのが楽しいそうです。
博物館&昆虫採集:
「フータのおうち」と呼んで、博物館でいままで捕まえた魚や虫、恐竜の化石を眺めています。現実世界への虫や魚への造詣も深くなりそう...。
住民の噂話:
この緊急事態宣言下、共通の知人についての新しい話題がなかなか提供できません、が、どうぶつの森の島の住民には毎日会えますので、家族で彼らについての話題が出ます。
「きょうおくたろうに話しかけたらおとうさんについてお話してたよ」
「●ちゃんがアンソニーにあげたチャイナ服、かわいいね」
などなど。
そのほか(子の特性次第ですが)、
・インテリア配置スキル
・ドット絵描画スキル
・空間デザイン能力
も伸ばせそう。
うちの子はDIYはほとんどやってません。レシピもぜんぜんない。でも虫とりの網やオノは自作するときもあります(ほとんど買う)。親が持っている家具をみて「それ私もほしい」と要求してきます。
と、まあ、こんなかんじで、4歳の子どもでもあつ森楽しめるし、意外と教育によさそう、という話でした。
*「プレイしすぎ問題」については、うちはプレイする際に「●分まで」と約束し、「アレクサ、●分のタイマーかけて」と設定し、アレクサがアラームしたら素直にセーブして切る、という流れです。すごく聞き分けがよくて驚いている。
余談
私自身は5月17日までニンテンドーオンライン会員なので、よければ島に遊びに来てください~。ツイッターで話しかけてください:)