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あ・な・たが好きだから〜♪

私は夫が好きである


結婚25年、出逢った時から29年ずっと好きなんだからしょうがない。

ただコレ、ママたちの集まりには地雷なんで、
私は「変態的な女」という立ち位置で生きている。

夫が好きですみませんね。
夫マニアなもんで…と控えめに言う。

だけども本当に好きなんだもん。
しょうがないわよ。

夫と出逢って、私の人生って好転したと思う。
結婚生活、職人の妻って休みはないし仕事時間は長いし子育ては孤独だし途中雪路まで引き受けちゃって辛いことだらけだったけど

「夫が好き」

これ一本で乗り越えたくらいのものである。

今でも、
いつもよりお洒落した時、
化粧のノリが良かった時、
夫に見てもらって「可愛い」と思われたいのだ。


世の中不倫が流行っているが、
よそのおっさんなど、どうでも良いわ。
よそのおっさんにどう思われようと関係ねぇ!

夫にだけ可愛いと思われたい!
大事なことだから二回言います!
夫にだけ可愛いと思われたいのよ!


鼻息荒いですか?
それくらい夫が好きで夫に可愛いと思われたいのだ。50歳を間近に控えてなに言ってんの?って思うでしょう。マジなんですよ。気持ち悪いですか?
いや、しかしマジなんですよ。

昔から「飽き性」「集中できない」「こらえ性がない」と母親に言われ続け、

自分でもそう思っていたのに結婚生活で反転し趣味も仕事も一つのことを長く続ける人間になっていた。子どもの頃の呪縛は反転することがある。

夫という人は好きなものをとことん追求して
どんどん深掘りする嫁を「面白い」と思ってくれる希少な人だと思っている。

私を等身大で見て、
そのままでいいと思ってくれる人でもある。

私が好きな夫の性格を表すエピソード(山ほどあるけどひとつだけ紹介させて!)

長男を産んだのは4月だったが、
とても暑い夏だった。まだ温暖化の始まったあたり。
私たちはまだ若くて初めての子どもに戸惑いを感じ手探りで毎日を過ごしていたように思う。

その頃、駅前にはソフトクリームを売っている小さな小屋の洋菓子店があって夫は私に食べさせたい一心で職場の休憩時間に歩いて15分ほどの家にミックスソフトを買って帰ってきた。

暑い夏、走って走って持って帰ってきてくれたソフトクリーム。

玄関を飛び込むように入ってきて
「ミホ!早く食べて!」と言う頃には手首までソフトクリームが溶けて流れていた。

びっくりして美味しく食べた。

その日の夕方、ベビーカーを押してスーパーに行くときに気付いてしまった。


子どもを産んでどこにも行けない妻に、
妻が大好きなソフトクリームを食べさせたい一心で走って持って帰ってきた道のりには点々とチョコレート色のソフトクリームが血痕のように残っていた。

これ、ぐっとくるやつ!
高い宝石よりコレやん。
女はこういうのが欲しいのよ!


夫エピソードはこういうものだらけ。

時々


「優しい男と書いてヤサオだねぇ」

と揶揄して言うが本音である。

占いあんまり信じてないけど
結婚しないで仕事を続けてたら莫大な富を得ていたらしい。


占いによると私の人生はすごく両極端で子どもを産む人生か独身で仕事に邁進する人生の二択しかなかったらしい。

この話をすると女友達は皆、
「もったいない!愛よりお金やろ!」
と言うが、

私はお金も本当に好きだが(そこは譲れない)
大好きな男の人の子どもを産んで育てたから
充分幸せである。

私が産んだが、彼らの人生は彼らのものである。
息子であろうと成人させたら夫以外の男に興味がない。自分で選んだ伴侶に愛されろ!

私は大好きな人と協力して子どもを育てた時間が
一番幸せに思えるのだ。

そんな人に出逢えて良かったと心から思う。
最後にもう一度言わせて!

「夫が大好き!長生きして!

ずっと一緒にいたいのよ!」


そんで小声で言うわ。

「雪路(姑)置いていかんといてな。」



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