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乳癌になった話。その1。

8月に受けた職場の健康診断は48歳にしては、ものすごく健康。


悪いところは70歳の聴力。
低音を拾えない耳くらいのもので、


今現在15年間お姑さんと同居生活するはじめの5年のストレスでなんとなく耳が聞こえにくくなったが、
放っておいたツケが回ってんな…という自覚があったので所見欄に毎年「聴力難あり」と書かれていていても耳鼻科で精密検査も受けていたので安心していた


それ以外は至って健康、健康そのものの数値が並んでいた。


忘れもしない2018年9月4日(火) 関西は未曾有の台風が直撃してわが家もポリカーボネート製のテラス屋根を危なく持っていかれる所をギリ耐えた。


その2日前の日曜日、新婚の頃から「ミホの乳癌は俺が見つける」…と言っていた夫が「気になるシコリあるんだけど…めっちゃ気になるから病院に行って」と言う。  


自分でも触ってみるもののどれがシコリなんだかわからない。なぜなら乳輪の内側でなおかつ奥の方にありコロコロとしていたからだ。


この夫、職業は寿司職人。カウンターに立ちお客様から数多くの話を聞きパートさんとともに働きながら「乳癌」が身近であることを私より感じていたようで私が寝てようが胸を触るので個人的に「乳触りたいだけやろ!」と思っていた。
半信半疑だったけど、すごく真剣に言うので月曜日にすぐいつも受けてる婦人科に検診の予約の電話を入れる。


水曜日の朝一番で予約が取れた。
前日の未曾有の台風はうちのテラス屋根だけでなくあちこちに恐ろしいほどの爪痕を残しながら去って行った。「病院やっとるんかな?」という疑問もあったけど行ってみると普通に診療していた。


乳がん、子宮がん検診を両方2年に一度受けていたので今回も同じように受付を済ませ先生にこう言った。
「どうもシコリがあるようなんです…」と。


先生は触診してエコーで診てくれたのだが、
芳しくない表情で首をひねり始めた。
「○○さんね、これ双子みたいになっとるでしょ。
これ、大きい病院で精密検査した方がいいね…」
……とおっしゃる。
確かに双子みたいになっとるやんけ。
「ええええーーー」心の声。


なんかなんかわからんけど大変なことが始まる予感が心の中で膨張していた。

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