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乳癌になった話 その3

乳腺外科での話に戻るが、
エコーを見た先生の話によると年齢的にホルモンのアンバランスもあり、
乳腺に水が溜まりまくっている…ということを言われた。
そのこと自体はよくあることなのだそうだ。


思い当たることは多々ある。
生理の前になると伏せて寝られないくらいに胸が張って痛かったし全体的に貧乳の見本市のような胸が少し大きくなったような感じもあった。
先生にそのことを話すと、
「その頃は今よりもっともっと水が溜まってたんだと思いますよ…」ということだった。


思えば、思春期の頃も同じような症状があって、
女性の医学の本を読んでみたら「ホルモンのアンバランスでよくあること」と書かれていたので安心した…という過去もあり年齢的にこんなものだろう…と思っていた。
それが、ここのところ少しマシになってきたところでシコリがわかったのだと思う。
水が張った状態では触れないほどの大きさだったのだ。

乳癌とはできてすぐにマンモグラフィに映るわけではなく何年もかけて大きくなり1センチほどになると
ようやく映るらしい。
私の中で確実に育っていたソレはなんとなくマンモグラフィに映っていた。

左胸の端に麻酔をかけてエコーを見ながらシコリに向かって針をぐっと挿し入れて
「パチン!」という音がする器具で組織を採取することを2度3度繰り返した。痛みはあまり感じなかった。

先生は
「○○さんね、採取したところ水じゃないみたい。
水だったらピューって出てくることあるんだけど、
なんらかの腫瘍であることは間違いないかな?
でもね、形もそんなに変じゃないし嫌な感じでもないんだよね…」
…と先生が仰る。
自分のことなのに「へえ…」としか思いようがなく、
良性か悪性かどのみち生検かけないとわかんないんだし…と思った。

9月19日(水)のMRI検査には夫が同行してくれた。
病院着の前を開いて伏せて寝てヘッドホンをつけられる。なぜなら音がスゴイから。
うつ伏せのまま、
途中で造影剤を入れてなにされてるのか
どういう状態かわからんまますごい音の中で
ヘッドホン付けてるんですけど
その音がね、
⑴クイズの不正解(めっちゃ不正解するやん)
⑵研磨される金属音(これは嫌い)
⑶5人くらいのインディアンがあばばばば言うて回ってる(ちょっとおもろなってくる)
⑷ぼんさんがお経読んでる(上手いぼんさんやで)

造影剤を途中で入れて約40分。
閉所恐怖症でもないし順応能力は比較的高めと自負しているが途中で爆睡してしまい終わった時には盛大にヨダレを垂らしていた。
私に圧倒的に足りないのは緊張感である。

MRIは撮った次の日には結果がわかるらしいが、
先生の診察日の都合で3日後の9月22日(土)ということになった。


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