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日本のスポーツに足りないもの

みなさんこんにちは。Mioです。
今回はスポーツについて話します。
日本のスポーツ、特に育成について考えます。

まず、全体的に見て日本のスポーツは全体的に「長く、広く見る」ということが圧倒的に足りないと思います。それは育成のことであっても、娯楽としてのスポーツの繁栄という意味でもそうです。一つずつ詳しく見ていきましょう。

一つ目の「長く見る」ですがこれは主に育成のことについてです。個人的に日本のスポーツ育成からはぶつ切りになっている印象を受けます。大会が各年代で多くあり成果を見せる場はいつもプレッシャーのかかる大会。それも多くの場合ノックアウト形式のトーナメントにつながるものです。いくら「勝たなくても良い」と言われても大会と言われれば負けたくなんかありません。それが人間だし、特に若い世代ならより一層その感情は強くなります。その影響で一つ一つの大会、一つ一つの世代に重きを置かれた形になっていると感じます。構造上の問題もあると思いますが各年代の各指導者が先を見据える視点を持てばもっとスポーツを続ける人が増えると思うし底上げが期待できると思います。

これは競技者にも言えることです。楽しくて始めたスポーツでもプロや上のレベルを目指そうと思った時には目の前の楽しいことだけではなくもっと先も見据える必要があると思います。二つ前の「理想と現実」でも話した通り時々「現実」を見てそこから将来を組み立てていく必要があります。例えばイチローは甲子園を高校3年間の集大成としてではなくあくまで「プロに行くための通過点」として考え、プロのスカウトの目にかかる手段として考えていました。そのためにピッチャーを選んだほどです。

また、これはスポーツで生きていくことに必要なことも考えるという意味でもあります。スポーツで生きていくにしても一定レベルの勉強は必要だと思うし、特に言語は必要だと思います。チームスポーツなら尚更コミュニケーションのために現地の言葉は必要になってきます。そのためにまず英語くらいは勉強したほうがいいと思います。野球、サッカーだけで見てもアメリカ、ヨーロッパと英語が主な言語になります。競技者の多さで言えば野球だとスペイン語、サッカーだとポルトガル語も習得できれば尚のこと良いでしょうね。しかし英語を習得できているかは他の言語を学ぶ上で大分影響があると思います。

次に、「広く」見るということについてです。これは主にスポーツの認知拡大のことです。僕の好きなスポーツは主にサッカー、モータースポーツ、ソフトテニスなんですがモータースポーツ、ソフトテニスについてはまだまだ知られておらずサッカーについても代表戦の一部が有料放送しかなくなるなどあまり良い状況ではありません。そういったコンテンツに必要なのは「話題」だと思います。女子サッカーがワールドカップに優勝した後小学校のサッカークラブに女の子が急増したり、ソフトテニスをやっていましたが錦織圭の全米オープン準優勝の次の年は新入部員が急増したりしました。認知されていないスポーツに必要なのはまず話題なのは確かだと思います。

しかしある程度の認知があるスポーツに対しては次のステップのアプローチが必要に思います。僕が思うにそれはエンゲージ、すなわち知った人を巻き込むということです。「初めて見に来る」人をどれだけ増やすかですね。もちろんスポーツというと友達や恋人に連れられて見に来る人もいますがそれだけでは自分から増やせませんし複数で見に来やすいような活動をしなければなりません。僕は競技そのものだけではなく試合の前後や会場周辺まで気を配る必要があると思います。なのでスタジアムグルメやハーフタイムショーのような企画はすごく効果的だと思います。しかしモータースポーツのように面白さが伝わりにくい競技はそれだけ観戦のハードルは高くなりますから競技の側面からもアプローチは必要でしょう。ルール説明やチーム紹介など初心者に寄り添うアプローチをしなければなりません。

僕は楽しくスポーツをするのが好きだからもっとみんなに楽しんでほしいと思っています。一方でプロを目指している人もそれはそれですごいし僕にはできないので尊敬するほかありません。何もしなくても楽しくスポーツはできますができるだけ長くプロを目指そうと思うと環境によるところも多いと思います。なので多くの人がステップアップできやすい環境が整うと良いなと思います。
また僕の好きなスポーツはあまり知られていないものが多いのでもっと広がってたくさんの人と話せたら良いなと思いますしそのために一ファンではありますが少しでも寄与できれば良いなと思います。

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