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220722 とりとめない近況、祖母とBTS

前の投稿から9ヶ月?経っていて、特に書くことがなかったから下書きも溜まってない。今どうしてnoteを開けたかというと、なんとなく区切りの時間がきて振り返っておこう〜と思ったから。誰に向けてもいないただの日記です。

最後の投稿はちょうど同居の祖母が亡くなってすぐで、実感がわかないまま見送り、お通夜やお葬式で私だけニコニコしていたから、自分はサイコパスかな?と思っていた。笑

結果、半年くらい経ってやっと事態を理解したらしく()たぶん人生で初めて、ど真ん中の「寂しい」「悲しい」っていう感情がきた。そんなある日、祖母が夢に出てきて、握手して、ありがとうと言って見送った。久しぶりの会話で、ちょっと冷たい柔らかい掌の感触と、小柄だった祖母との身長差に「懐かしいなあ」なんて思った。それ以降、祖母は夢に出てこないし、自分は現実に適応したような感じがする。

私は20歳の時に「ああ、この延長で自分は死ぬんだ」とわかって以来、自分の生きてられる時間とか、時が戻らない怖さみたいなことをよく考えてしまう人間です。それで不眠になることも多々あって、ある時賢い友達に相談したら「それは麻疹のようなもので、はやく罹った方が良いんだと思うよ、年取ってから気付く人だっているよ」と言われた。まあそんなこんなで、生死に関心がある。

大人になって初めての、身近な人の死だったので、何か新しい発見があるかなと思ったけど、特にない。後片付けをしてくれる人は周りにいるように、準備しておきたいな(そうなるような生き方をしよう)とは思った。

祖母の病気と連動してたわけじゃないけど、ちょうど適応障害で会社を辞めて家にこもってた時期でもある。それで生死に関してとか、自分を責めるような方向に、あるいは何か現実的ではない計画なんかに頭が暴走しないように、考えること自体を止めようと専念してきた。それもあって、自分の死生観?は特に更新されていない。

改めて家族はありがたいし、自分は生まれる前から恵まれてたんだなあと思う場面が何度もあって、まあ、きっと前世で徳を積んだんだろう、という程度で思考を止めている。

仕事に関する近況は、今年度に入ってからいい流れに入っている。ここ半年くらい気を揉むプロジェクトに関わっていて負のエネルギーが充満してたけど、それも区切りがついた。新しくいい出会いが連続していて、キャリアは少し希望が見えてきた感じがする。

最近自分でもびっくりしたのが、「がんばる」という言葉を使うようになったこと。10年くらい「がんばる」って自分の中で禁句というか、全く心がこもらない言葉No.1を独走していたから。どうやら頑張りたい!と思える場所を探していたらしい。それに、ちょっと頑張ってみたらとても感謝されて対価もいただけた、という体験が連続して起こったことも影響している。

自分の健康を害さない範囲で「がんば」って、対価を受け取る。当たり前だけど、これができる環境と自分の特性がハマったことが今までなくて、20代しんどかったんだと思う。

ああ、それから、近況を語る上でバンタンに触れないわけにはいかない。笑

バンタンこと防弾少年団、BTS。韓国のアイドルグループ。会社を辞めて、なんとか思考停止しようと考えていた時(頭が忙しい)、なにかにハマったらいいかもしれないと思い、BTS好きの友達にガイドを頼んで顔を識別するところから始めた。その頃周りで意外な人たちがファンを公言していたので気になったのだ。そして10ヶ月後、どうなったでしょう?なんと、韓国語をだいぶ理解できるようになり、母親にヒップホップを布教している。笑

長年の友達に「BTSにハマった」と告白すると、えっどうしたの!?と驚かれる。私の聴いてきた音楽が、ジャズ、ファンク、ディスコ、ソウルで、ポップミュージックすら聴かないという偏った人間だったから。(入りがDynamite、Butterだったので音楽的に不自然ではないのだけど、アイドルのイメージと私の趣味があまりに繋がらなかったのだと思う。)

我ながらびっくりしている。でも、いい変化だと思う。視野が広がったし、自分がいかに偏見まみれだったかも知ることができた。

異常に精度の高い歌とダンス、本心を込めた歌詞、愛すべきキャラクターが魅了された理由の大部分だけど、ここまで熱心に彼らのコンテンツにアクセスしてしまう理由は、別にもある。

BTSについて書き出すと永遠に終わらないので(既に長くなっているし)、簡潔にまとめたいところだけど、今の自分に一番響いたのはやっぱり2回目の国連スピーチに要約されたメッセージだと思う。

彼らは、今の若者がグローバルに共通して直面している問題━環境問題や経済の問題や閉塞感などなど━を並べて我々を「Lost generation」というのはずれてる、我々はむしろ変化を柔軟に受け入れることができる「Welcome generation」だ、と語った。

自分が幸せに生きるために必要なことについて、たくさん考えてきた自負があるのでこれは確信しているのだけど、今の幸せは「少し先の未来に希望が持てるかどうか」にかかってると思う。

そういう価値観の自分なので、ほぼ同世代の、説得力のある”希望ある”語りに感動したんだと思う。

まあそんな部分もあり、突っ込みどころのない圧巻のパフォーマンスを見て、ファンの人たちと一緒に盛り上がって騒ぐのが楽しいのである。コロナで海外にも行けない中で、ARMYというグローバルコミュニティに参加できるのも自分にとっては重要だった。

純粋に「すごい!」とか「最高だー!」って感じる時間ってものすごく貴重じゃないですか。はあ、BTSについては何本でも書けそうだ。笑

ということで。

最近は、祖母が使っていたキッチンを改造してホームオフィスをDIYし、仕事をしながらBTSの影響で聴くようになったHIPHOPやポップス、そして昔から好きなJAZZやFUNKも織り交ぜて、いろいろ聴いている。いや、聴きながら仕事をしている。

来月からは、ちょっとチャレンジングな仕事が始まるので、がんばろうと思います。ファイティン!

創作活動の糧にします!