見出し画像

【例文あり】YouTuberやインフルエンサーが返信しやすいコラボ依頼メールの作り方

こんにちは☺︎
YouTubeブログで勉強法について発信している、勉強法デザイナーのみおりんです。

わたしは2022年7月現在、チャンネル登録者数12万人のYouTubeやフォロワー数が3万人のInstagramなどを運営していますが、毎月100件程度のコラボ依頼のお問い合わせをいただいています。

本当はすべてにお返事を差し上げたいのですが、どうしても時間の関係上お返しできなかったり、中にはご依頼内容が不明確でお返事できないものもあります。

そこで今回は、あくまでわたしの場合ではありますが、どのようなコラボ依頼メールだとお返事がしやすく、どのようなものだとお返しが難しいのかについてお話ししたいと思います。YouTuberなどのインフルエンサーさんにPR依頼をされる予定の方などにご参考いただけたらうれしいです。

▼こちらの記事でわたしのYouTube動画制作の全工程を公開しています▼

YouTuber・インフルエンサーの毎日の状況

企業などのPR担当の方で、「YouTuberやインフルエンサーにコラボ依頼メールを送ったのに、なぜ全然返信がないんだろう…」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。そこで、前提としてYouTuberなどのインフルエンサーの日々の問い合わせ状況についてお話ししたいと思います。

アカウントの規模やジャンル、法人か個人かなどでも異なるとは思いますが、たとえばわたし(チャンネル登録者数12万人/教育系/個人で運営)の場合、YouTubeはチャンネル登録者数が6,000人を超えた頃からコラボのご依頼をちょこちょこいただきはじめ、5〜6万人の頃には毎日お問い合わせをいただくようになりました。12万人を超えた現在では、メールやInstagramのDM、TwitterのDM、ブログのお問い合わせフォームなど様々なチャネルから日々数件(月間100件前後)のご依頼メールをいただいています。

上記は新規のお問い合わせについてですが、YouTuberなどのインフルエンサーはすでに動いているPR案件や企業との企画なども掛け持ちしていることが多いので、そうした既存の案件のメールも毎日たくさん届きます。わたしの規模ですら、常に5,6件ほどのプロジェクトが進行しそれぞれの関係者の方と日々連絡をとっています。

このような状況なので、なかなか新しいコラボ依頼メールやDMをいただいてもすべてにゆっくりと目を通してお返事をするというのは難しいということがあります。。わたしくらいの規模でもそうなので、もっと大きな規模でやられている方、特に個人で運営されている方はなおさらだと思います😥

ですので、PRの依頼をする場合はこうした状況を踏まえて、ぱっと読んで内容のわかりやすい、返信がしやすいメールを作成するのがいいのではないかな…と思います。

YouTuber・インフルエンサーが返信しやすいコラボ依頼メールとは

画像1

それでは、どのような案件依頼メールであればお返事しやすいかというと、わたしの場合は次のようなところを満たしているメッセージにお返事をさせていただくようにしています。

なぜ自分に依頼をくださったのかがわかる

個人的にはここがいちばん気になります😶𓈒 𓂂𓏸

数あるチャンネルやアカウントのなかからなぜわたしのところにご依頼をくださったのかがわかると、「それならこういう形でPRすることでお役に立てそう!」と考えることができ、お返事がしやすいです。

たくさんお問い合わせをいただくなか、やはり毎月タイアップさせていただける数には限りがあるので、PR対象の商品やサービスとこちらのアカウントとの親和性は重視しています。

文章が丁寧

当然ではあるのですが、雑な文章のメールやあまりに日本語が乱れているメールはちょっと不安になってしまい、お返事の優先度が下がってしまいます。。

ご依頼くださった理由や商品・サービスの紹介など、ひととおりの情報がある程度丁寧に語られているコラボ依頼メールだととてもありがたいです…!

商品やサービスの内容がわかりやすい

PR対象の商品やサービスがどのようなものなのか?ということをわかりやすく書いてくださっているコラボ依頼メールはお返事がしやすくなります。

わたしの場合は、「商品やサービスのURLが記載してあるか?」を必ずチェックしています。これがないと、「本当に実在している商品やサービスなのか?」と不安になりますし、よっぽどの興味を惹かれない限りはわざわざ自らその商品名で検索をかけることはなかなかないかなぁと思います。。😥

また、しっかり説明やURLを書いてくださっていれば、自分のチャンネルやアカウントとの親和性があるかどうか、フォロワーさんに自信をもっておすすめできそうかということが判断しやすくなります。

ご依頼の内容が明確

ときどき、「ご連絡はありがたいけれど、結局なにをしてほしいのかな…?」というメールをいただくことがあります。

たとえば、わたしはYouTube・ブログ・Instagram・Twitter・TikTokなどを運営しており、どれもコラボ依頼をいただくことがあります。問い合わせ先は同じアドレスを設定しているため、「YouTubeでの動画タイアップを考えています」「ブログでのタイアップ記事作成をお願いしたいです」などとチャネルについて明記されていない場合、どういう形でのタイアップをご希望なのかがわかりません😥

また、「なにかご一緒できたら幸いです!」のようなものもふわっとしすぎていて難しいな、、と感じることがあります。時間のあるときであればこちらから様々なチャネルでのコラボをご提案させていただけるのですが、余裕のない時期だとなかなかそこまでのご提案を作成してお返事するのは難しく😞あらかじめ「YouTubeかInstagramでのコラボ」などとある程度ご指定いただけるとありがたいなぁと感じます。

実際にこれまで返信できなかったコラボ依頼メールの特徴

画像3

ここで、わたしが実際に「ちょっと返信は難しいかも…」と思ったコラボ依頼メールについてご紹介します。

メールに宛名が書かれていない/名前が間違っている

ビジネスメールなら常識ではありますが、メールの冒頭に宛名が書かれていないものはちょっと「大丈夫かな?」「一斉送信かな?スパムかな?」と不安になります。

また、ときどきあるのがテンプレートでメールを作成し、名前部分だけを書き換えて多くのインフルエンサーに送っているケースです。これ自体はかまいませんし、よくあることだと思うのですが、たまに変更すべき名前部分が変わっておらず、他のインフルエンサーさんのお名前が入っていることがあります。

これだとちょっと失礼な印象や仕事が丁寧でない人という感じがするのと、「なるほど、そういう人たちに依頼してるのか〜」というのがわかるのがなんだかなぁ、、と思うこともあったりします😥

URLが載っていない

わたしは個人的にはここを重視しています。

一般的には、PR対象の商品やサービスにはなにかしら公式のWebページがあるはずです。そのURLがない場合、「詐欺なのかな?」「実在しない商品や会社なのではないか?」などとちょっと疑ってしまいますし、わざわざ検索するのも大変です😣

日本語があまりにおかしい

海外企業の方からご依頼メールをいただくことも多く、ネイティブでない場合は日本語が少し不自然なこともよくありますが、それ自体は全然かまいません。実際、日本語ネイティブでないご担当の方とコラボを進めさせていただくことはよくあります。

ですが、たまにあまりにも不自然な日本語のメールをいただくことがあり、「これは進行中に認識の齟齬などが生まれてしまいそうで怖いなぁ…」と思ってお返事をためらうことも。もし英語が使える方であれば、むしろ英語のメールでいただければお返事をさせていただいているので、自動翻訳ツールなどのおかしな日本語よりは英語でご連絡いただきたいな…と思うこともあります。

一斉送信であることが明白で、「誰でもいい」感が強い

送ったコラボ依頼メールが必ずしも返ってこないなかで、企業の方も多くのYouTuberやインフルエンサーに同内容のメールを送る必要が出てくると思います。

それ自体は当然だと思っており、全然かまわないのですが、ときどきあまりにも「ザ・一斉送信」みたいな文面でいただくとちょっと返しにくいな…と思ってしまいます。「きっとたくさんの人に送っているから、誰か返信しているだろうし、一人あたりのご予算もそれほど大きくはできないのだろうな…」と想像してしまいます😣

よくあるのはInstagramのDMでいただく、化粧品などの案件です。一つのメッセージに雑多な商品がたくさん並べられており、「どれか紹介して!」みたいな定型メッセージになっているのですが、そもそもアカウントにまったく関係ないジャンルの商品であることが多く、「フォロワー数が一定数以上のアカウントに無差別に送っているんだろうな…」と思ってしまいました🌀

迷惑メールに分類されている

これは確認したらちゃんとしたメッセージだった、ということもあるのですが、やはり迷惑メールボックスに入ってしまうと気づくのが遅くなってしまいますし、「迷惑メールに振り分けられている=大量に多くの人に送信している」という可能性が高く、前述のとおり「誰でもいいのかな…」と思って躊躇してしまいます😥

コラボ依頼メールに入れるべき内容

画像2

わたしがYouTuberやインフルエンサー向けのコラボ依頼メールに入れたほうがいいのではないかと思う項目は次のとおりです。

必ず入れたほうがいいと思うもの
・宛名(個別のインフルエンサー名)
・企業名、サービス名、担当者名
・サービスの内容とURL
・そのインフルエンサーに依頼した理由
・報酬体系

入れられるとベターだと思うもの
・投稿内容の条件
・今後のステップ、スケジュールイメージ

以下、詳しくご紹介します。

☑︎宛名

前述のとおり、せめてメールやDMの冒頭だけでも「みおりん様」などと固有名詞が入っていると、「わたしに向けて書いてくださったんだな」と思うことができます…!

また、誤って別のインフルエンサーの名前を残したままになっていないかどうかはチェックが必要です。

☑︎企業名、サービス名、担当者名

PR対象の商品やサービス名はもちろん、できれば企業名と依頼メールを送っているご担当者さんのお名前があると安心できます。

ご担当の方のお名前がないと、返信する際に「株式会社〇〇 ご担当者さま」などと宛名をつける形になり、ちょっとだけ味気ないし不安だな…とわたしは感じてしまいます😥

☑︎サービスの内容とURL

PR対象の商品やサービスの説明をしっかりしてくださると、具体的なイメージが湧きやすくなります。簡単なポイントをメール文でご説明いただいた上で、「公式サイトはこちらです」とURLをつけておいていただければ、興味をもったインフルエンサーのほとんどは一度クリックしてチェックするのではと思います。

URLがあることは、「ちゃんと実在する商品やサービスなんだな」という安心・信頼にもつながります…!

☑︎そのインフルエンサーに依頼した理由

これを入れると格段に返信率が上がるのではないかなと思います🤔

YouTuberやインフルエンサーのもとには、前述のとおり日々たくさんのコラボ依頼メールが届く一方で、受けられる案件の数は限られています。案件を厳選させていただかなければいけない場合、やはり無差別に送っている感じのするコラボ依頼メールよりは、「あなたのアカウントのこういうところとうちの商品のこういうところがマッチすると思いました」と書いてくださっているメッセージを選びたくなります。。

☑︎報酬体系

現時点でのイメージでもかまわないので、報酬体系や予算についてはひとことご提案が入っていると検討に進みやすくなるのかなと思います。

よく「タイアップの際の動画制作費等についてご教示ください」と書かれていることもあり、これでもないよりはありがたいのですが(まったく書かれていない場合、商品提供のみなのか、制作費のイメージがあるのかがわからず、お返事しづらく感じます。。)、企業さまによってご予算というのは本当に違うので、おいくらくらいの金額感をお知らせすればいいのかすごく迷ってしまいます、、

もちろん基本的にどの企業様とコラボをさせていただく場合も報酬体系は同一ではあるのですが、たとえばご予算が少ない場合は紹介の仕方を変えたり、別のチャネルでのタイアップに切り替えるなどのご相談も可能なので、「どの程度の詳しさレベルでの紹介がご希望で、どの程度のご予算を考えているのか」というところがある程度わかるメールだとありがたいなぁ、、と思います。

☑︎投稿内容の条件

こちらはできれば記載されていると助かる内容です。たとえば、

ここから先は

1,251字

¥ 200

サポートをしていただけたらとってもうれしいです…!いただいたサポートは勉強法の役立つ情報発信や、noteの楽しいコンテンツづくりに活用させていただきます。