息子の事。

息子の事を綴ります。

※親バカ含みます。





私の息子は2014年の年末に産まれた。
予定日から4日を過ぎ、度重なる前駆陣痛に騙され、いよいよ産院が年末年始の休暇に入る………というタイミングで産まれてきた。


4ヶ月から7ヶ月頃までは乳糖不耐症になり、何度も何度も腹を下しては心配し、離乳食はほぼ食べず。
何度も手作りをあげたがお気に召さず、ダメ元であげたパウチの離乳食に食らいついた時は

「私はダメな母親だ…………」

と絶望感でいっぱいとなったが、今現在、なんだかんだ大きくなってくれている。食べられる物も増えた。
(それでも周りの子よりやや小さめだが)

♢

息子は言葉の出始めも遅く、幼稚園に通うまでは二語文(ワンワン キタ、ママ ミテ 等)はゼロ。
単語も10個言えるかどうかというとこであった。

2歳半の頃心配の限りを尽くし、療育へ通う事も考え、市の子育て相談へ息子と行った。そこで担当となった保健師が

「お母さん、この子大丈夫よ。必ず話すようになる。心配で気持ちが追いつかないかもしれないけど、この子大人の顔をよく見てるよ。話してる姿しっかり見てる。言葉を吸収していると思う。ある日突然、ダーーーっと話し出すタイプだと思う。気長に待ちましょう!」と言ってくれた。よくある慰めか……と当時はがっかりしたが、約1年後、本当にその通りになった。

幼稚園年少の夏休み明け、幼稚園に迎えに行ったら

園長と担任が正門の所で息子と立っていた。

もうこれだけでカオスもいい所であり、私は直感的に「あぁ…あの子なんかしでかしたのかな…」と察していた。


私 「あの。いわのですけど、迎え………」

「お母さん!!息子くん、今日たくさんお話聞かせてくれたんですよ!!お話とっても上手で感動しました!!!」

と園長が食い気味に話してきた。ものすごい泣いている。隣では担任が泣いたせいなのか鼻をかんでいた。

聞けば、夏休みに行ったトーマスランドが楽しかったという内容を、給食の時間に突然前ぶり無しで話し出したのだそう。

担任はものすごく驚き、自分のスマホで息子が話す動画を撮ったのだという。(多分、もう1回お話して~と促したのだろう)

「ママとパパとねぇ、トーマシュ行ったのよ。デームシュとドードンもいたのよ。○○ちゃん(息子)はトーマシュと住みたかったの。でもねぇパパがだめーって言ったのよ」


うわ、ほんとだ。めっちゃ喋ってる。
二語文すっとばしてちゃんと喋ってる。
「~のよ」が多いなぁ。誰の口癖がうつったんだろう。


担任 「息子ちゃん、夏休みで急成長したんだと思います。お母さんとお父さんと、だいすきなトーマスに会えた事が印象強かったんだと思います。トーマスが話すキッカケになりましたね!」

私 「トーマスですかぁ。はぁ、まぁなら良かったです」



塩対応とおもわれるかもしれないが

担任と園長のあまりの喜びっぷりに、いささか引いてしまった自分がいて

その場ではうまく話せなかった。



その後も「おしゃべりが上手!」と褒められまくったが、その褒められるべき息子は園庭にあるすべり台に向かって

「こら!しゅべりだい(すべり台)こっちきなしゃい(来なさい)」となぜか滑り台にガチギレしており

せっかく泣く程褒めてくれていたが、息子には届いていなかったようだ。



♢



そして今年の春に小学生になった息子。

未だに「テレビ」を「テリビ」と言ってしまいがちではあるが、もう意思疎通するには全く困らない位、会話は上達した。


先日、学校で女の子2人に「遊ぼう!」と手を引っ張られたというエピソードがあったが、息子は



「もう、困るんだよね。子猫ちゃん達が僕の手を引っぱって離さないんだ……」

とのたまった。




つい3年位前まで会話が覚束無かった子が、今では女子を

「子猫ちゃん」 呼ばわりしているのだ。


なんだいキミは。

及川のミッチーかなんかなのかい?



まぁ仲良くしてもらってるようでありがたいが

今度は女心を傷つけないかの心配をしなくてはならないようだ。




子供に関する心配はいつでも付きまとうものなんだろうけど


それもまた幸せというのかもしれないな…………?
(胃に穴開くのも時間の問題)

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