バンド活動再開③代表曲完成!?
いよいよ初ライブまで1ヶ月半くらいになった。
持ち曲は詰め切れてはいないが、5曲はできた。アップテンポ、ミドルテンポ、この短期間で5曲は中々のハイペースだったが、S君もNさんも「いいね、いいね」と自分のパートのアレンジを考えてくれていた。ただ、俺は、「バンドの代名詞的な曲ができてない」と焦っていた。
俺は曲を創るときは、コード進行、リフ、仮メロの大枠をイメージしてから、歌詞を並行して考える。当時はまだ若かったので(26歳くらい)、歌詞のイメージも、「好きな女の子への想い」「自分が映画の主人公だったら」「非日常の事」を設定して、書いていくのだが、中々、生まれてこなかった。。
ある日、彼女(今の嫁さん)と他愛もない話をしていた時、学生の時よく通ったパスタ屋さん(池袋の「カプリチョーザ」や「ラレーヌ」「オリーブの木」というイタ飯屋さん※1995年~2000年立教大学に通っていたので、池袋で遊んでいた)の話題になった。懐かしくて、淡くて、心地よい、そんなイメージを思い出した(活字にするとなんか、恥ずかしいな。。。)
歌詞を一気に書き上げた。メロディーもサビだけできた。
Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、何とか、出来上がったので、スタジオで合わせてみた。ブランクもあったので、自信は無かったが、いつでも自分の創った曲をメンバーにお披露目するのは、楽しかった。
ライブまで2週間を切った、そのスタジオで2人に聴いてもらった。
S君「これだね、最後の曲は」
Nさん「なんか、凄いね!自分がこの曲を演奏する事が嬉しいや。なんて曲名??」
俺「オリーブ」
(歌詞を一部抜粋)
勇気が無くて、同じ場所で同じ歌しか歌えずにいた、僕に君は素敵な恋とメロディーくれたよね。
この手伸ばせば、いつも、君がいる。そんな当たり前の風景がとても、キラキラしてたね。
オーリブの木の下で、2人で寄り添って木漏れ日受けながら、口づけを交わそう、何度も。泣かないで、迷わないで、そばにいて、口づけを。。。
活字にするとほんと、恥ずかしいな。。。だけど、もう、今から、約18年前にできた曲だけど、今でも自分が創った曲で一番好きな曲です。
さぁ、いよいよ、ライブまで、約10日間に迫ったが、それはまた別の話。