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バンド活動再開②

緩く社会人バンド活動を再開させる事になったのだが、S君は、本気の別のバンドがあったし、Nさんも俺も平日は仕事だったので、2週間に1回のペースのスタジオに入るくらいの活動量になった。

バンド活動の目的は「3人がカッコ良いと思うオリジナル曲を創る事」「ストレスなく活動する事」に設定した。

ただ、S君も、俺も、バンド経験者。経験者だからこそ思ってしまう、、、「折角オリジナル曲を創るのだから、ライブがやりたい。。。。」

Nさんは、「ライブって、ライブハウスで演るの??素人だよ??」と驚いていたが、「でもバンド活動をしていく上で、良い目標になるね」とポジティブだった。

俺は、プロを目指していた時、バンド活動の目的、短期的・中長期的目標、目標を達成する為の戦略、戦術、「いつまでに、何を、どこまで達成させるか」こんな事考えず、活動してた。しかし、社会人になってから、仕事を進めていくにあたり、目標達成まで逆算をする事や、KGI、KPI、CSFなどは当たり前の考え方として持っていたので(学んでいたので)、バンド活動を仕事として捉えることの重要さを社会人になってから理解できた。なんでもそうだが『何かを始めるという事』に、『目標、目的、達成手段、時期』を加えるだけで、『成果と精度』が格段に上がるという事を社会人になってからわかってきた。

話しが脱線したが、そんなこんなで、3人で話し、「オリジナル曲をミニマム6曲創れれば、ライブ実施」に設定した。しかし、当時(2003年頃)は、ライブハウスのブッキング予約は、2か月先とかで組まれており、俺やS君が活動拠点にしていたライブハウスは、昼間のオーディションやら、デモ審査が必要やら(今思えば、何だったんだあれ、、)で、結構、面倒な工数がかかった。

そこで、ライブハウスに直接連絡するではなく、練習スタジオ(スタジオペンタ(池袋))で、ライブのブッキング募集を見つけて、それに出よう!という事になった。確か、渋谷のライブハウス:チェルシーホテルが入ってるビルの5Fか4Fにあった「aube」だったと思う。ライブの日は、ブッキングを入れた約1か月半後の11月末だったと記憶している。その時の持ち曲は、4曲。あと2曲創らなくちゃという感じ。

ライブをやるからには、お客さんも集めなきゃという事で、友人、知人、会社の人にも告知し始めた。誰よりも、Nさんが積極的に、、、、俺とS君は、そこまで力を入れていないというか、あくまで、「緩く」は前提にあった為、友人にポツポツ連絡していたくらい。また、S君も俺もアマチュア時代のライブのお客さんなんて、自分たちのお客さんが入っても10数人程度が関の山だったので、そんなに来ないだろうと思っていた。

ライブまでにあと2曲創るのだが、その2曲のうち、1曲が、今でも演奏している一番のお気に入りの曲になったり、初ライブの日のお客さんの動員数が、想像以上に入った事や、S君の別のバンドが解散してしまう事になるのだが、それはまた別の話。



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