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平野の田んぼ


ふと、代かきや田植えの後の田んぼが見たくて、あえて田園地帯を通るルートを選んで電車に乗った。

棚田の山間部を降りて、上京してから見た関東平野の田んぼに感動したのを思い出す。

広々としたます目の田園風景は、初めて海を見た時と似た驚きと感動があった。

鷺達が餌を食む穏やかな昼さがり

田植え機がなかった頃は、この広さを手植えしたのだとすると、本当に頭が下がる

そしてこの広々とした風景の一部になることが、少しこわくなる。つかまる所がない感じ。

日陰もなく、ただ日の下に照らし出されると言う事実。

そして、この広さに責任を負うと言う重圧感を想像すると、逃げたくなる。
誇らしくもあるだろうけども、私はとても小さい者だと、思い知らされる。

だからこそ、尊敬するのだ。お米を育て上げる方々を、すごいと思う。田んぼの仕事はすごいんだ。

お米が食べられるって幸せなことなんだ。
ありがたい、ありがたい。

ふと気がつけば、目の前に広がる田園風景と、子供の頃に見ていた田園風景と農作業を、重ね合わせて両方を見ていた。

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