子供から聞いた、お腹の中に居たときのお話
「あのね~、僕がママのお腹の中に居たときね~、一回しんじゃったんだよ~。ね~」
「そ~だよね~」
「それからね~、僕ね~雲の上に行ったんだよ~。それからね~、もう一回雲の中を通ってね~、降りてきたの~。ね~」
「ね~」
と、いきなり始まった、双子さんのカミングアウト。
「そうだったんだ~。なんか大変だったんだね~。それ、覚えてるの?」
「うん、そうだよ~」
「ママにもお話したの?」
「うん、ママがそうだったって言ってた」
「お空から降りてきたの~」
「雲の中通って降りてきたの~」
「ね~」
………なんかすごい話されてる。
「胎内記憶ですかね」
と、一緒に居た人。
「実際に、初めてリアルで聞いてる感じですね」
と、私。
4歳の二卵性の双子さんから聞いたお話。
子供達の話から察するにだけれど…
二人が胎内に居た頃に一度、一人が生死を彷徨った状態になった。
→幸いにして一命をとりとめ、無事に二人で生まれて来た。
→その話を子供達が母親にした。
→母親も、実際に双子さんと共に乗り越えて出産に至ったと言う事実を、子供達に話した?
…と言うことなのか?
子供達はニコニコしながら、一生懸命話してくれだ。本当に無邪気に、代わる代わる教えてくれた。
あるんだな、そう言う話、などと思いつつ、返す言葉を選ぶのにあたふたしていた。
ママに確認するのも何なので、事実かどうかなんて確認してはいない。子供達が話し終えて満足したところで終わりになった。
そう言う話を、否定もせずに当たり前の様にしたりされたりする時代になったんだなぁ。
よろしくお願いいたします。