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気持ちがいい接客

おはよ、こんにちは、こんばんは。
下書き保存して約2週間。いや、3週間はたったかな。
緊急事態宣言が出され、私の勤めているところは商業施設に該当するため、残念ながら休業中です。私自身、アルバイトなので、収入0円。
少しいやまあまあブラックに勤めているので、保証などありません。
自己責任。給料として反映するのは、おそらく6か7月。貯蓄もあまりないので、ビクビクしています。なんとか、生きたい。笑
さて、これは、緊急事態宣言が出る前のお話です。
私の休憩時間の話。下の文章は昔の私がヘラヘラと書いたもの。では。

私自身は販売の仕事をしているんだけど、基本一人営業なので、休憩は好きなタイミングでとる事が出来る。
お腹減ってないからもう少しあとにしよ。とか今日はさっさと食べておくかと、お腹と相談して休憩をとる。
やはり最近はコロナも怖いので、昼のランチタイムが過ぎた頃を見計らって何食べるか彷徨う。でもタイミングをミスすると、どこもランチタイムが終わり、準備中の札ばかり。そんな中最近見つけたお気に入りの場所。

サイゼリア。

近くにあればなーと思う店No.1!
ピザの美味しさNo.1!(ファミレスの中で)
私調べ。皆さんはどうですか?お気に入りのファミレス教えて下さい。

時間は午後16時。ランチじゃない。お店は一人でパソコンを打つ女性が一人。昼からつまみとともにワインを飲むおじさんが一人。向かい合って談笑する女性たちが1組。奥にもポツポツと人が。だけど飲食店とは思えないほど、静かな空間。好き。

席につくと、新人らしき男の子が「ご注文の方法はおわかりでしょうか?」とナイフやフォークが入った箱をテーブルに置きながら私に言った。
そう、注文がメニュー表に書いてある数字を紙に書いて渡すシステムになっていて、あーコロナの時代になって本当に一気にいろんなことが変わったな。としみじみ思った。以前別の店舗で一度説明を聞いていたので、「大丈夫です」と答えると、新人らしき男の子はあっと少しおどおどしながら去っていった。本当は説明したかったのかなぁ。シュミレーション通りにさせてあげられなくてごめんよ。と思いながらメニューを選ぶ。

ピザとコーンクリームスープ(本当に大好き美味しすぎる。たまに店舗によってはすごくぬるいときがあるんだけど、なんの違いかな)ドリンクバーを頼んだ。
新人らしき男の子が丁寧にドリンクバーの場所の説明をしてくれたあと、財布をかばんのそこに隠し、上着をかけ、ドリンクバーに向かう。一人の時って、いつも悩む。かばんを置いていくか、いかないか。

はじめは、メロンソーダーを。体に悪そうな色なのに、ホントすき。

席についた頃、スープが運ばれてくる。
飲み終わりに、ピザが運ばれてくる。

お決まりのセリフを聞き流して、美味しくいただく。
冷めると、チーズが固まるからね。

食べ終わり、食後のコーヒーを取りにドリンクバーへ。
コーヒーのカップを取り、ホットコーヒーを、、、
なんてメロンソーダーが好きな私ができるわけもないので、カフェラテをポチッと、、、ジュゴ、ボッチュ、ゴォーと注がれるが、なんか少し少ないような、、、と思いながら見つめていると、バックヤードから女性の店員さんが何かを運びながら私の後ろを通る。

カフェラテ完成。コップの半分くらいのカフェラテ。こんなもんなのかな?と思いながら砂糖を2本取ると、先程の女性の店員さんが「すみません、ミルクが少ないようなので入れ直しさせて頂いてもよろしいですか」と、私のコップを覗くことなく声をかけてきた。
「あ、はい」と答えると「少しお待ちくださいませ」とタンクにミルクを入れ始めた。
心のなかでえ、なんでわかったん。コップ見てないやん。と思いながらテキパキと仕事をする店員さんを見つめながら思っていると、「カフェラテで大丈夫ですか?」とうなずくとたくさんのミルクが泡になって出てきた。
「おまたせしてしまい、すみませんでした。」といい店員さんは離れた。

並々に注がれたカフェラテをそーっと席に運び、甘いカフェラテを飲みながら、店員さんのことを考えていた。なんでわかったんだろー?
もし、お会計の店員さんがあの女性なら、聞こう。そう思いながらカフェラテを飲みながら携帯をいじる。

さて、会計を。

伝票をもち、あの人こい!と思いながらレジに向かう。
その距離7メートル。
レジの前まで2メートル。
バックヤードからあの女性店員さんきたーーーーーー!
あとは聞く勇気!!!

伝票を渡し、お金を出したところで「先程はありがとうございました。なんでミルク少ないの分かったんですか?」言えた!
「あ、いえ、後ろを通った際に、機械の音が変だったのでもしかしてと思いまして。失礼いたしました」とレジを操作しながら少し微笑みながら店員さんは言った。
「ありがとうございました」とお互い言いながら店を私は出た。

しばらく、笑みがこぼれ、心から尊敬した。
マスクしててよかった。怪しいもの。

機械の音だけで、、、素晴らしい。

自分から求めて良いサービスをうける。これでは感動できない。
相手がどんな状況で、相手が何を求めていて、を彼女は機械の音だけで感じとり、サービスを提供した。
今こんなサービスを提供できる人って少ないと思う。
最初からミルクを補充しておけばいい話なんだけど、違うのよ。
ミスをしたあとの対応次第で、相手への気持ちが変わるっていうのを身をもって今回、体験した。

あのとき彼女が気付かず通り過ぎ、私があの砂糖を入れても苦いカフェラテを飲んでいたら、もう来ないでおこうかな。と思うか、もう飲まない。と思うかだったのにそれを彼女の、観察力、接客力でまた来たい店にした。
これはすごいことだと思う。
ほんと久しぶりにこんなに気持ちのいい接客をうけた。
私も頑張らないとな。


長くなりましたがお付き合いありがとうございます。
では、また。澪でした。



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