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せっかくの一人旅だから自分好みの宿を探そう

6日間の長き日本踏破の旅を終えて、超現実に戻された私。仕事が休み明けでまあまあ忙しく、何よりも全身が痛い。

日本踏破についてはこちらからどうぞ。

疲れた身体を会社の自販機のレッドブルやモンスターエナジーを飲みながら、騙し騙し一週間を乗り切っていたので、記事を書くのがすっかり遅れてしまった。

今回は全国の宿を5泊、いや、今まで30年強の一人旅で数多の宿に泊まってきた経験を生かして、一人旅の宿を選ぶコツみたいなものを伝授出来たらいいなと。


宿の種類

一口に宿といっても、ゲストハウス、ドミトリー、ビジネスホテル、シティホテル、旅館、リゾートホテルと様々な形態がある。まずは、形態による特徴をざっくりとだか書いてみる。

その前に、価格帯の序列を付けてみる。
安 カプセルホテル < ドミトリー < ゲストハウス < ビジネスホテル < シティホテル ≒ 旅館 ≒ リゾートホテル 高
大体のイメージとしてこんな感じだろうか。もちろん、多少の前後はご了承を。

カプセルホテル

カプセル型の部屋で寝るだけの最低限のスペースしかない。男性向けが圧倒的に多くて、女性向けはほぼない。大浴場やサウナが併設している場合が多い(実はカプセルだけは泊まった事がないので、メリット・デメリットは省略で。すみません)

ドミトリー

一つの部屋に複数のベッドが設置されていて、カーテンで仕切られている。バストイレ、キッチンなどが共用スペースなので、旅人の交流がしやすくなっている。
メリット
とにかく安い。寝るだけでいい人向け。
デメリット
仕切られているのがカーテンや薄い板(?)なので、周りの物音が筒抜け。ベッドの階層が上だと階段で昇るのが地味に大変。鍵がないので手荷物周りには注意しなくてはならない。

ゲストハウス

アットホームな雰囲気があり、交流スペースが設けられていて、旅人同士の交流が盛んに行われている。基本は食事なしの素泊まりが多くて、バストイレも共用が多い。
メリット
価格が安く一人でも泊まりやすい。アットホームな雰囲気を味わいたい、オーナーや他の旅人と交流したい人向け。オーナーとの距離が近い場合が多いので、地元ならではの情報が手に入りやすい。
デメリット
宿の施設としては最低限のものであり、ホテル並みの快適さは期待出来ない。バストイレが共用がほとんどなので神経質な人は向かないかも。

ビジネスホテル

出張などの用途が目的のビジネスマン向きなホテル。もちろん観光で利用する人も多い。シングルルームが多くて一人旅向き。

メリット
出張向けに作られているせいか、駅近の立地に建てられている事が多い。バストイレも備え付けで狭いながらも個室としてプライベートが保たれている。価格は安め。

デメリット
シティホテルやリゾートホテルや旅館に比べると、レストランや大浴場などの施設が少ない。

シティホテル・旅館・リゾートホテル

高級な宿。部屋も広く、施設やサービスも多彩に揃っている。素泊まりはもちろん、朝のみ、朝夕など食事プランも豊富。旅館は和風で温泉が備わっている事が多い。リゾートホテルはその土地ならではの風景が堪能できる(海ならオーシャンビュー部屋など)

メリット
快適に泊まる為の設備が整っている。従業員のホスピタリティ精神も高い。ウェルカムドリンクなど無料で利用出来るサービスが多い。

デメリット
価格が高い

自分好みの宿を探す

宿の特徴を述べたところで、自分に合った宿の選び方だが、まず旅の目的、予算、自分が重要視したい面、逆に妥協出来る面を考える。今回は一人旅の観光の場合で考える。

駅やバス停からの距離

観光をするのに自家用車やレンタカーを使わない場合、最寄り駅やバス停から遠いと歩く羽目になる。現地では嫌でも歩く事になるので、宿から駅やバス停は近いに越したことはない。ちなみに、仮に駅から遠くても宿で送迎バスを運行している場合はその限りではない。送迎バスは定時運行している場合と連絡して呼ぶ場合があるので注意。車の場合は駐車場の有無、無料か有料かの確認は必要。駅近だと無い、もしくは有料の場合もある。

部屋の広さ

一人旅なので完全な好みになるが、あまり広すぎると寂しくなる場合もあるので、「一人で思う存分贅沢してやるぜ!」の精神でなければ、寝られる場所があれば十分だとは思う。

バストイレの有無

共用だと地味に部屋を出たり入ったりが面倒である。特に夜中にトイレに起きた時とか。お風呂は大浴場がある場合は必要ないと感じる人が多いと思うが、大浴場に抵抗がある場合、部屋にお風呂があると安心感はある。

アメニティの充実


アメニティ(石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ、クシ、タオルなど)が付いているかいないか。カプセルとドミトリーを除いては付いている宿がほとんどである。

Wifiの有無


スマホやPCが当たり前のご時世、ほとんどの宿がWifiを導入しているが、山奥など過疎地の宿だとない場合がある。スマホのデータ通信無制限に加入していない人は確認しておいた方が良いと思う。

施設・サービスの多さ


自販機やコインランドリーなど。ジュースなどの自販機はないと結構痛い。その場合は事前に買って持ち込まないとならない。コインランドリーは長旅だと便利。持っていく洋服や下着を減らす事が出来るので、荷物軽減に繋がる。

食事(ビュッフェなど)


レストランやBARなどホテル内にあるかどうか。ホテルの近隣にコンビニや飲食店がない場合はホテル内で完結出来るから便利である。ただ、近隣に飲食店が少ない場合は、宿側で夕食付きのプランを用意しているとは思うが……。旅のグルメを目的として重視している人は、飲食店や食事プランを事前にきちんと確認しないと痛い目に遭う。

プライベート性


カプセル、ドミトリー、ゲストハウスは音漏れなどプライベート性は薄い。ビジネスホテルでも壁は薄い場合は、隣室の音が聞こえてくる場合もある。神経質で眠れない人などは、それなりの価格の宿を取るか耳栓などで対処する必要はある(私は全然平気)

価格


価格は上記した項目をどれだけ妥協して削れるかで変わってくる。当然、全部妥協出来た場合は、低コストの宿が見つかるとは思うが、たまに「お値段以上」な安くても快適な良質な宿があるので、これは旅行サイトなどの口コミ等で調べるしかない。しかし、例え口コミが良くても自分に合わない場合があるし、逆の場合もあるから難しい。

最後に

利用する全ての人が100点満点を付けられる宿は存在しない。自分だけの快適な旅にする為に、好みや宿の特性が自分に合っているかを良く検討して旅の計画をカスタマイズするのは結構楽しい。

誰かに気を使う事なく、何もかも自分の好みに調整出来る事が一人旅の最大のメリット。少しでも一人旅の宿選びの参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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