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健診レディースデー体験記

今日は健康診断だった。新しい会社に入って初めての健診。

ちなみに、私はこの仕事の前は某大病院で健康診断のスタッフをしていた (非常勤職員)

1年間という短い期間だったが、一応、健診スタッフとして働いた経験があるので、他の病院の健診はどういうシステムなんだろう?というのは気になっていた。

健診は何故か秋がハイシーズンというのを知っているので、今の会社は春に受けさせられるので空いていてありがたい。

受付時間は10時。てっきり、健診の日は休めると思っていたが、終わったら普通に会社に戻って仕事するらしい。まだ入社して3ヶ月強、ダルいから休むとは言えなかった (来年は午後休取る)

他の検査はともかく、年齢的に「胃のバリウム検査」というラスボスに挑まなくてはならない。あれさえなければ……。

例の如く、原付でさいたま市某所のクリニックに向かう。

Googleマップを見ながら向かっていたが、なかなか着かない、おかしい。マップを改めて見てみたら、

2kmも行き過ぎていた。

どうにも、いつもGoogleマップを使いこなせない。帰りに途中の吉野家でお昼買おうなんて呑気に言ってる場合じゃなかった。

しかし、私はこういう事も想定して、かなり早めに家を出ているので、何とか受付時間の10分前に着いた。もう少し遅かったらヤバかった。自分の危機管理力を褒めよう(長年のやらかしから学習した)

早速受付して、2階で更衣室に着替える。スタッフさんの指示に従いながら進んでいく。

ちなみに私がいた病院は、一日(ほぼ午前中に終わるので実質半日)に30人から80人くらい健診を受診していた。それなので、当然待ち時間が発生する。私は身長体重、血圧、聴力を測定する計測係だったが、モタモタしているとファイルがどんどん溜まっていき待ち時間が伸びてクレームになっていた。30分くらい待たせてしまった時は、短気な受診者さんが怒鳴り込んできた。

しかし、このクリニック、めっちゃ空いてるじゃん!!!

ほぼ待ち時間が存在しない。身長体重から始まって、血圧、視力、眼底、採血、心電図、聴力、診察とワンフロアでサクサクと進んでいく。こんな場所だったら、私も急かされる事なく穏やかに健診スタッフ出来たのに。

受診者全体を見ても、20人くらいしかいなかった。待ち時間ストレスもなく、スタッフも受診者も穏やかに検査を進めていく。あの忙しない大病院はなんだったんだってレベル。

それに今日はタイトル通り、レディースデー。レディースデーなんて映画くらいしか知らなかった。スタッフもオール女性だった。前の病院の時も女性で神経質な受診者もいらっしゃったので、ここはいいかも。といっても、健診なんて健保の指定病院がほとんどだからどうしようもないのだが……。

さて、女性だけだろうが、空いてようがラスボスは存在する。

「胃のバリウム検査(胃部X線検査)」

ハードな検査なので、大抵の病院では1番ラストに控えている。本日も例外ではなかった。

まず発泡剤を水で飲まされる。発泡剤(炭酸)飲まされているのにゲップをするなといういきなり無理なミッションから始まる。

それが終わったら、撮影台に乗って、バリウムを飲まされる。ハッキリ言って苦行である。バリウムは味がしないドロっとした飲み物で決して美味しくはない。しかし、前回受けた時よりもバリウムの量が少ない気がした。

例えるなら、以前がスタバのグランデの半分くらい入っていたのが、ショート半分くらいに減ったイメージ (分かりづらい)

とにかく、前は一気飲みは無理な量だったので何回か分けて飲まされていたのが、今回は一気飲みだった。体感出来るくらい減っている、素晴らしい!

しかし、その後はまな板の上の鯉が如く、ぐるぐる回ったり、時には撮影台が回って逆立ちのようなアクロバットな体勢になる。手を離したら確実に頭から落ちる。

まるで、遊園地のアトラクションだ。

いや、そんな楽しいものでも無い。スリルが好きな人には楽しめるのだろうか?

やっと終わった時にはグッタリ。何であんなに全身をぐるぐる回らされるんだ。いや、胃を色んな角度から撮らなければならないのは何となく分かるけれど、それなら機械の方を回せば良くない?? この検査だけは、本当に進化してもっと楽に検査出来る方法が生み出されればいいのに。胃カメラはもっと辛いし。

全て検査が終わり、何とピッタリ1時間( 早っ!)

今回は乳がん検診と子宮頸がん検診がないとはいえ、1時間は早すぎる。思わず感動した。

某大病院は、胃のバリウム検査ある場合は最低でも2時間はみなくてはならなかった。混んでいると下手すると3時間弱掛かるのだ。

健診は可能なら小規模なクリニックで受けましょう。いや、本当に検査の進みが早いとストレスもないし良い感じ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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