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若橋家・擁壁の修繕記録(家屋新築時、2023)

こんにちは! 若橋未央です。
私たちは一家4人、夫の故郷・宮崎に注文住宅を建てて、2022年12月に移住を完了しております。

我が家には擁壁がある

さて、我が家は、水害リスクを回避するため、少し丘をのぼった住宅街に古屋つきの土地を買い、家を新築しました。
引き換えに受け入れたのが、土地の高低差。土どめブロック、擁壁(ようへき)です。

擁壁とは、斜面の土を留めるための壁状の構造物のこと

スーモカウンター注文住宅より

移住と土地探しでお世話になった不動産業のSさん、建築依頼すると決めたチトセホームの設計士さんと相談して、以下2点の対策を取りました。

・そもそも、高低差が大きすぎる土地は除外する。目安、高低差2m未満。
→2m以上は、「崖」として、建築基準法や自治体条例など、さまざまな制約を受けます。例→宮崎市「建物の敷地に高低差(崖)がある場合の取扱いについて」。
・購入申し込み前に、既存擁壁の状態を、不動産Sさんと設計士さんにチェックしてもらい、傷みが少ないことを確認する。

結果、決めた土地は北西角地で、最大高低差は1590mm
設計士さんの見立ても、軽微な修繕で済みそうということで、既存擁壁の解体・作り直しはせず、再利用して家屋を新築することに決めました。

ちなみに、玄関アプローチは、敷地の高いほうから入るように設計したので、駐車場から家の基礎ラインまで、高低差475mm・階段3段分で済んでいます。出入りに不自由はほとんど感じないです。むしろ、駐車場と家屋・庭を、ゆるやかに区切れていて満足。

購入時の状態

さて、約40年前、1980年代に建築された、我が家の既存擁壁。ごく一般的な垂直のL字擁壁で、ボンタイル(でこぼこ、かつ、ツルツルしている)ふきつけ塗装です。

おそらく、建築後、1~2回は塗りなおししたのだと思いますが、最後の数年は空き家で手入れが最低限だったこともあり、かなり汚れていました。

2022.8月 グーグルストリートビューより、北道路東側から

入居後の2023年3月、新築外構をお願いしたガーデン光房さんに依頼して、清掃・修繕・塗りなおしを行いました。

清掃・修繕・塗りなおしのようす

作業は、①高圧洗浄 ②既存の塗料で、はがれかけているところを剥がす ③補修 ④下塗り ⑤塗装 ⑥一部、ボンタイル再ふきつけ の順で、数日に分けて行われました。

まず、①高圧洗浄からスタート (2023.3筆者撮影)
③前の塗装はがれをシーリング処理、一部欠けていたところは補修・埋めてもらいました。雨水の侵入を防ぎます。そして④下塗り。(2023.3筆者撮影)
⑤塗装あと。塗装剥がれ部の修繕処理のあとがクレーター状で目立つので、このあと⑥ボンタイルのふきつけでボコボコ模様をいれます(2023.3筆者撮影)
完成! まっさらとは言いませんが、相当きれいになりました!(2023.4筆者撮影)
欠けていた部分も補修完了(2023.4筆者撮影)

工事完了(ビフォーアフター)

擁壁はすっかりきれいになり、補修も完了して、気分も明るく、安心できる状態になりました。

なお、我が家は、次のファミリーにもこの家を住み継いでいもらいたいと、認定長期優良住宅取得、UA値0.43(断熱等級6、G2)/C値1.0、BELS評価ZEH認定の住宅を新築しています。

その土台となる擁壁が傷んでは、家を安心して使えません。擁壁の状態をこまめに観察し、早め早めの適切なお手入れ、そして記録をしていきたいと思います。

余談…
小さな声で言いますが…
私たちの家のエリア、住宅街が街びらきして約40年。家や擁壁のお手入れ具合で、それぞれの家に差がでている、見本市のようになっています。

同地区の、ほぼ同じ条件の擁壁の状態も家それぞれ。ヒビから雨水が入って、塗料?が流れ出しているところもあったり。
ヒビが大きくなると、擁壁が壊れないか、少し心配…。
1区画70~100坪とゆったりした住宅街で道路も広いので、崩れても隣近所を押しつぶすということはなさそうですが…。

15年この地区に住んで子育てをしようと決めているので、次のお手入れ時にはご近所も誘っておまとめ発注する提案をするとか…なにか地区全体の価値維持・向上に貢献できないかなと模索するこのごろです。

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以下は、ここまでの本文補足で、記録写真を追加で数枚載せているエリアです。とくに購入いただかなくても主旨は同じですー!!

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