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若橋家の、移住持ち家戦略(3)~15年後に手放せる家の性能&デザイン~

こんにちは! 若橋未央です。
私達は2022年12月、夫の故郷・宮崎に注文住宅を建てて、家族で移住を完了しております。

若橋家の持ち家戦略シリーズ、ここまでの記事はこちら。
(1)東京・築古借家 VS 宮崎・新築注文住宅 実録懐事情
(2)15年後売却想定の家づくり総予算、土地選びの話

(3)となる今回は、15年後に次の家族に譲る想定で決めた、私たちの注文住宅性能、およびデザイン(外観と、敷地内建物配置)をご紹介します。

住宅スペックは、「せやま基準」+α


(2)でも触れましたが、2020年、私たちが使える家づくり予算は、土地含め5,500万円でした。
「手放そうと思ったら売れる土地」優先だったので、数回に分けて移住候補エリアを不動産屋さんと見て回り、ざっくり、土地&外構で2,500万円かければ土地が選べそうだと判断。土地予算を引いて、家屋予算は税込2,500万円に設定しました。(残り500万円は諸費用と予備費)

この予算内で、「快適な温熱環境=一定以上の高断熱高気密」、「私たちの暮らしにフィットした機能的な間取り」をできるだけ実現すべく、ベースとなる仕様やビルダーさん候補を、書籍やインターネットで勉強して考えました。
ちょうど2020年春~夏は、コロナ禍の巣ごもり傾向もあいまってか、Youtubeで次々と家づくり関係のチャンネルが始まっていた頃。夫とあれこれ見ていました。

家づくりの基本知識を学んだ発信や書籍

私たちにとってもっとも頼りになったのは、家づくりディレクター瀬山彰さんの発信です。一定の高断熱(ZEH)、高気密(C値0.7)、メンテナンス性がよい建材で質を担保しつつ、効率よくコンパクトに間取りを作って延床30坪・税込約2,350万円程度2020年6月時点。太陽光別)におさめる、という価格帯は私たちにちょうど合い、基本的な方針にしました。

瀬山さんが提唱するせやま基準・仕様を一通り満たしていれば、2022年時点での新築住宅平均の1歩先の性能になり、まず私たちが快適。そして、15年後に売却するときも、「時代遅れ」感にはならないだろうとふんだのです。
(大手ハウスメーカーのブランドネームは、予算税込み2,500万円の時点で諦めてます…)

ここに、私たちのバイブル、飯塚豊先生著・『間取りの方程式』の「ウチでもない、ソトでもない中間領域=軒下」から、大きな軒下空間(テラス屋根、ストックヤード)を夢想。

さらに、飯塚先生を師匠と公言される、モリシタ・アット・ホーム 代表・森下さんのやさしいYouTube発信に心打たれ、北面窓を、樹脂ペア→樹脂トリプルにあげてグレードアップ希望。(結果、求める断熱性能はZEHからG1~G2へUP
窓は、リフォームで簡単に高性能品に変えられないので(内窓を追加することになる)、予算傾斜して課金することにしました。
窓って、あとから、キッチンみたいにまるっと交換できるのかと思ってましたが、違うんですね…。

上記の性能で家屋を建てられる宮崎の工務店を求め、せやま基準一覧表を持って工務店さんを2社訪問。結果、チトセホームさんを選びました。

チトセホームさんを選んだポイントはコチラの記事の後半でまとめています。↓

私たちの家の基本スペック最終結果

そして希望エリアで土地を購入したのち、注文住宅建設。宮崎7地域、私たちの家のスペックは最終的に以下のとおりとなりました。

【チトセホーム標準仕様】

  • 認定長期優良住宅 

  • 耐震等級3(許容応力度計算)

  • 省令準耐火仕様 

【オプション対応】

  • オール樹脂サッシ窓 APW330(ペアガラス)、北側430(トリプルガラス)

  • 断熱材(グラスウール)天井増量、基礎断熱材追加

  • UA値0.43(断熱等級6、G2) BELS評価ZEH認定

  • 換気システム 第一種換気 澄家

  • 気密測定と対応工事 結果、C値1.0

  • 太陽光4.5kw搭載 サンテック

  • 屋外に大型テラス屋根、ストックヤード

延床面積約35坪 2,700万円(税込)

2020年の計画~竣工2022年12月は、ウッドショックと物価高で資材価格がどんどんあがりはじめた時期で、家屋予算2,500万円からはオーバーしましたが…、土地が想定より少し安く買えた・地盤改良不要だったのが幸いし、総予算にちょうどおさまりました。

これで、
「2022年~私たちは、一般の新築住宅より2歩先の快適さで住み」
「15年後の2038年~次の家族も、まだまだ見劣りしない1歩先の快適さで住める」
家が実現したと、自分たちは思っています。

答え合わせのように?
国の住宅省エネ基準も2022年から改訂が発表され、
2030年には、断熱ZEH水準の省エネ住宅が新築の標準、最低ラインになるとのこと。

ZEH水準から2段階性能がよい、私たちの断熱等級6(G2)の家が、2038年の宮崎中古住宅市場で頭ひとつ抜けて、選ばれることを願っています。
築年数相場より価格が上乗せされることは無いかなと思いますが…値下げ交渉にならず、速やかに売れていくことを期待。

新築時だけ決められる外観デザイン・建物配置は万人に便利な設計に

15年後に手放す前提の若橋邸。新築時だけ決められる外観、建物配置「私たちも、ほかの人にも、みんなに便利な設計」にこだわりました。(これは、こだわっているんだか、こだわっていないんだか…)

外観 飽きが来ない普通、オーソドックス

切妻屋根(オプション課金してガルバリム鋼板)、高耐久サイディングのベージュ1色外壁。「ザふつうの家」です。

「オーソドックスにしてください」「飽きがこないかんじで」とばかり言う施主で、外壁材や屋根の色は、組み合わせを工務店さんにAB案2つ出してもらい、サクサク即決しました。

雨漏りリスクを減らし外壁の持ちを良くするべく、軒はしっかりめに出しています。

若橋邸外観 松山良太・画 (kindleではフルカラー予定!)

駐車場・庭・軒下中間領域・建物配置 万人に便利を目指して設計

下図は建物配置図。西入り・北西角地・約85坪の土地に、最大4台停められる駐車場スペースを確保。アプローチからまっすぐリビング前に伸びるコンクリートのドライエリア&大型テラス屋根、東側に9畳分の巨大なストックヤードを備えています。南面は天然芝中心の庭です。

若橋邸 敷地図&1階 松山良太・画(kindleではフルカラー予定!)

※ストックヤードとは、半透明のポリカ板で壁面と天井を覆った、物干し場・マルチな外収納空間が作れるエクステリア用品。勝手口から直接アクセスできます。

夫婦お互いの実家(戸建)の観察、および借家時代7年の経験から、戸建ではウチでもない、ソトでもない、軒下の中間領域は必ず欲しくなる、どんな家族も、あったらあっただけ助かると実感していたので、最初からテラス屋根・ストックヤード込みで、建物配置を決めました。

ストックヤードには物干しがあるので、最初から、家のファサード面(南西)から見えない位置に設計しています。

***

(次回予告)間取りも、次に住む人のことを考えて可変性高く設計


うーん、書いていると長くなる…今回はここまで。
次回がkindle先行・若橋家持ち家戦略シリーズ、いったん最終回です。

我が家の間取りは、15年後に、次の家族に譲る前提で検討・決定したので、
「こんな家族はココをちょっとリフォームすればこう使えるだろう」
「こんな家族だったら、この部屋をこう使ってほしい」
そんな、まだ見ぬ家族の住まい方を考えて仕込んだ間取りのポイントが複数あります。

(4)ではこの点を詳しくお話します。つづく!


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