「タイプ」に当てはめて紐解く自分の「人物像」
今回は、「自分の性格や行動パターン、価値観」について、言語化してみましょう。あまり深く考えすぎず、「自分はこのタイプに近いかも？」という感覚で、選んでみてくださいね。
≪質問1≫ あなたの性格は、内向的ですか？それとも外向的ですか？
内向タイプのキーワードには、「落ち着いている、じっくり考える、共感性が高い、受動的、直感的、安定志向」などがあります。
一方、外向タイプのキーワードには、「活発、コミュニケーションが好き、能動的、論理的、チャレンジ精神、変化を好む」などが挙げられます。
かつては、女性は内向的で、男性は外向的であるべきという固定観念がありました。しかし、現代の多様性を重んじる社会では、性別によって性格が決まるという考え方は、もはや通用しません。
これらの性格タイプは、「外部からの刺激を受け入れることに優位性があるのか」または「積極的に働きかけることに優位性があるのか」という違いにすぎません。
質問1の回答から、自分が他者との関わり方や働き方において、どのような特徴を持っているのか、より深く理解できるでしょう。
≪質問2≫ あなたの行動パターンは、次の3つのうちどのタイプに当てはまりますか？
①ひとつのことにじっくり取り組むのが得意な「継続タイプ」
②新しいことにチャレンジするのが得意な「活動タイプ」
③臨機応変に対応できる「柔軟タイプ」
例えば、「継続タイプ」の人は、ドミノ倒しにとことん集中できるかもしれませんし、「活動タイプ」の人は、ドミノ倒しを始めてしばらくすると、違う遊びを始めるかもしれません。「柔軟タイプ」の人は、ドミノ倒しの作業に創意工夫を盛り込むかもしれません。
質問２の回答から行動パターンを把握することで、自分に合った仕事や趣味、能力を最大限に発揮できる場を見つけやすくなるでしょう。
≪質問3≫ あなたの価値観は、次の4つのうちどのタイプに当てはまりますか？
A.直感で物事を捉え、情熱に従う「情熱タイプ」
B.情報を集め、論理的に物事を捉える「論理タイプ」
C.共感しやすく、感情で物事を捉える「感情タイプ」
D.現実的かつ慎重に物事を捉える「現実タイプ」
私たちは、物事を判断するときに、自分の価値観に基づいて行動しています。相手と意見が合わない場合、それはお互いの価値観が異なることが原因です。
問３の回答から自分の価値観を理解することで、相手の価値観との調整をどの程度できるかを考えながら、他者と良好な関係を築くことができるでしょう。
≪例題≫「性格・行動パターン・価値観」を総合的に言語化してみましょう
①「外向的な性格、活動的な行動パターン、現実的な価値観」を持つ人
特徴： 現実的な価値観に基づいて目標を設定し、活発に行動するタイプ。営業職など、人との関わりが多く、目標達成を重視する仕事に向いている可能性があります。
注意点：勢いで行動してしまうことがあるため、状況に応じて軌道修正する柔軟性も必要です。
②「内向的な性格、継続的な行動パターン、感情的な価値観」を持つ人
特徴：共感性が高く、感情的に物事を捉え、じっくりと目標に向かって努力するタイプ。芸術家のように、一人でじっくりと作品を作り上げたり、課題に取り組んだりするのが得意なタイプとも言えるでしょう。
注意点：人とのコミュニケーションが苦手だと感じることもあるため、積極的にコミュニケーションをとる機会を作ることも大切です。
このように、自分の内面を整理し、言語化することで自己理解が深まります。それを基に、ありのままの自分を活かす方法を考え、行動することが、充実した人生を送るための鍵となるでしょう。
【さらに深掘りするための質問】
a：あなたには、上記のタイプに当てはまる部分と、当てはまらない部分があるかもしれません。その違いはどこにあると思いますか？
b：あなたのタイプを踏まえて、今後どんなことに挑戦してみたいですか？
c：自分の強みと弱みを理解することで、どのようなメリットがあると思いますか？
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