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ここから先の人生はシンプルに、たのしいを重ねることだけをやっていこう


主にアメリカやイギリスの海外ドラマと韓国ドラマを定期的に観ている。

これはハマれそう、と思ってもいつの間にか回を追わなくなっているものや、まったく前評判とか知らずにふと1、2話観ていたら、思いのほかのめり込むものと出会ったりしておもしろい。

作り手も、このご時世「ハマらせること」「中毒症状にさせること」を意図している部分もあるから、スリルもサスペンスも愛も涙もバイオレンスもどこか過剰なものが多くて、ドラマのすばらしさに惹かれて、というよりは、どこか脳神経をハックされて、ついつい観させられているようなそんなとき、ちょっとその世界に辟易したりもする。
なんていうか、「売らんかな」の世界っていうか。「買え買えうるさいな」みたいな。

そんな中で最近出会ったドラマ、『ザ・ルーキー/ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』がすごく良作で、毎日ちょっとずつ大切に観ているところ。

タイトルのとおり、仕事で挫折し結婚生活も破綻して踏んだり蹴ったりだった40歳のジョン・ノーランが、一念発起して「警官になる!」という夢を叶えて、LAの街を舞台にパトロール警官として成長していくというストーリー。

40歳のおじさん主人公なので、画面にキャピキャピ感はないんだけれど、同期の他のルーキー仲間はまだまだ若くてやる気に満ちていたり、そのルーキーズを指導する先輩巡査たちもそれぞれ魅力的なキャラクターで、なにより主役たちが「刑事」や「FBI捜査官」とかのスペシャルエージェントじゃなくって、パトロールがメインのイチ警官というところに新しさと、人生のリアリティーのようなものを感じられるのが良いなと思って観ている。

うーん、なんかこれまでの「息吐くヒマもないくらいドキドキハラハラの大どんでん返しカタルシス!!」みたいな、ドラマの世界そのものがムリめな飽和状態に入っているようなときに、そこまで視聴者の感情をシステマチックに揺さぶるの、やめませんか?みたいな、もっと静かな良作って、ありますよね?みたいな、そんな問題提起をしているみたいに感じるんだよね。

とにかく、40歳の新米ポリスであるジョンが、今どきめずらしいくらいの人の良い、のんきなところのあるチャーミングなおじさんで、その年齢からかボスの巡査部長には嫌われてたり、先輩や同期からもオッサン扱いされててとほほなんだけど、「人生をやり直そうとしている自分って悪くないよな」って思っているところとか、事件に対しても、若手でやり手だったらきっと、もう少し力づくで解決してしまうところを、その人生経験の深さからどこか人情味あふれる風情によって解決してしまうところとか、観ているこちらまで肩の力が抜けてしまうところが魅力なんだと思う。

うん?寅さん?
海外ポリスドラマ版の、寅さんなのかな?
うん、なんだかそんな気もしてきました。

すきなドラマがある毎日はたのしい。もうここから先の人生は、シンプルにたのしいを重ねることだけをやっていこうと思っている。


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