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0523.ゆっくりと軽くなろう / 怖がりの女の子とやんちゃな男の子


意見やアドバイスとしてすきなのは、すかっとするものだったりズバっとするものだったりする。マスメディア受けするのもいわゆるそういう言動のひとたちだろう。プレバトの夏井いつきさんという先生が、誰かの俳句を評して「将来性のない、才能のない人です」と言ってたところをチラッと見たけど、こういうストレートな物言いができるというのは素直に尊敬に値する。

わたしは思ったことをひとに言えないタイプだし、言おうとしても「あ、なんていうか誤解してほしくないのはまず悪い意味じゃないってことなんだけど、あくまでわたしの主観なわけだから他のひとから見たらぜんぜん違うと思うし、参考って感じで聞いてほしいんだけどね?」みたいなところから入って、結局「で、何が言いたいの?」と思われるのが関の山だ。
つまりはチキンだ。

傷つけたくない、というのは言い訳で、なんか下手なこと言って嫌われたり悪く思われたりするのは避けたいだけで、正直さとはほど遠い。

誰にどう思われたっていいじゃん。傷ついたっていいじゃん。どうでもいいじゃんどうだっていいじゃん。と、何度も何度も繰り返すのは、他の誰かに伝えたいことではなくて、わたしがわたしにいつも言ってあげたい言葉だからだ。
だから繰り返している。何度も。わたしが正直に生きるためには、何度だって聴きたい言葉だから。


ベリーダンスのレッスンに通うようになって2ヶ月が経った。前にも書いたかもしれないけれど、ベリーダンスのベリーは「お腹」のことで、かっこいいダンサーは豊満な身体つきのきれいな曲線をふるふるとふるわせ、揺らしながら踊る。
当然、わたし以外のメンバーはハーフトップのブラの上にチョリというショート丈のボレロのようなものを羽織り、個性ゆたかなお腹をサラッとむき出しにして、楽しそうに踊っている。

わたしはというと、もちろんお腹なんて出せるはずもなく(笑)、さらにチョリでさえもまだ気恥ずかしく、やっとフレアのヨガパンツを履いてレッスンに参加できるくらいの有り様なのだった。

そう、ひとの目なんてどうでもいいじゃんどうだっていいじゃん!ベリーのへそだしの衣装めっちゃかわいいじゃん!多少お腹が出てたってそんなの愛嬌の範疇でしょイエーイ!!って、そんな風に自由奔放に自己開示できるひとに憧れる、けれどどうしたってそんなふうではいられない。それが自分なのである。

昔はそういう「ひと目を気にして自由に振る舞えない自分」というのがカッコわるくてつまらなくて、さも”気にしてませ〜ん。わたしどこでも自由なんで”みたいなフリをしていたけれど、そっちの方が残念な気がしてやめてしまった。

わたしは、未知の世界で自分を開いていくとき、いつもとっても時間がかかるんだ。それがわたしだから、それでいいんだ。
と、そう思うようになった。

なので、最初の1ヶ月はふつうにTシャツにジャージで練習しよう、と決めていた。だって踊れないし、衣装だけばっちりって恥ずかしい、と。
1ヶ月続いたら、Tシャツにジャージの自分の方に違和感と恥ずかしさが芽生えてきた。なので、フレアのヨガパンツとピッタリとしたキャミソールに、ベリーダンサーだった友達のにやちゃんから譲り受けた可愛いチョリとヒップスカーフをつけることにした。

そうなると不思議なもので、Tシャツとランニング用のジャージだった頃が遠くなる。なんとなく気分的に、ショート丈でちょっとお腹出てるダンス用のTシャツのほうが「自分にとって自然」みたいな気持ちになってくる。

恥ずかしい。なんて思われるかすごく気になる。だからとてもじゃないけど無理。

と、かたくなに信じ込んでいたことが、少しずつゆるんできているのがわかる。

9月のわたしはきっと、タンクトップ&チョリ&ヨガパンツ....というところだろうけれど、この分だと10月のわたしはチラッとお腹が見えるくらいのショート丈のダンスTシャツにスリットが入ったパンツ.....みたいなところまで、だましだましイケるんじゃないだろうか(笑)。


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こう、この上記の写真でいうところの、右の着こなしからだんだんと腹回りの露出を1ミリずつミリ単位で広げていくっていう....(笑)。


自分が勢いよく思うがままに振る舞えるわけではないし、勇気を出すことにとても時間がかかるということを知っている。でもだからといってオープンになることをあきらめているわけではないし、ベリーダンスのレッスンだって、ほんとうはみんなみたいに素敵な衣装で、素敵なお腹を存分に見せながら、踊りたい。

そんなの無理。ダメ。ぜったいできないってば。

と、いつも恥ずかしがって怖がって柱の影に隠れてしまう小さな女の子が自分の中に住んでいるから、未知に向かって冒険したくてたまらない小さな男の子である自分は、辛抱づよく彼女を勇気づけ、進ませて、引っ込んでいったら楽しく笑わせたり安心させてあげたりしてあげている感じ。

そうして小さな引っ込み思案でいつも不安そうな彼女が「じゃあやってみようかな」と、ゆっくりと自由へと踏み出していくそのペースを、彼女が「ダメ、無理、ぜったい」と頑なに着込んでいる重い鎧を脱いでいくそのペースを、尊重してあげる姿勢というものがあるのだと思う。

わたしの中にはいつも矛盾があって、それは「怖いし、不安だし、やりたくない」という女の子と「かっこいいし、ワクワクするから、見たいし知りたいしやりたいし行きたいし欲しい!!!」という男の子が住んでいるからなんだけど、それって誰の中にも住んでいる双子たちなんだよね。
怖がり度やチャレンジ精神の比率や配分はちがえども。

矛盾をなくそうというよりは、その矛盾とのつきあい方を知って、そのペースを理解して尊重しながら、ゆっくりと軽くなっていければいいよね。


あ、ちなみに10月にちょっとくらい腹出せてないとマジでやばいんですよ。

だって、11月に、発表会があるから(どーーーーーーーん 笑笑笑)!!!←(いや笑うしかないでしょ)


発表会ってね、みなさん。
こんなの着ますからね。


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いやこれ普通に事件じゃないですか(何のw)?
どうして俺ベリーダンスとか始めちゃった?笑

わたしの中の双子が今、女の子はそっこーで柱の影にまた隠れてしまいまして、冒険好きのやんちゃな男の子ですらダッシュで逃げていった模様なので(「これはさすがにおれもムリ!」という悲痛な叫び声と共に)、非常にまずい心的状態と言わざるを得ません。えーととりあえず追いかけて捕獲してきたいと思います〜。
あんにょーん。


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